

コンビニの男性店員が店先で揉めていた男性客と仲良くなる話に「一気読みしてしまいました」の声【漫画】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、漫画アプリ「GANMA!」にて連載中の『センシティブ・ボーイ』(GANMA!刊)の「旭陽編」をピックアップ。作者である漫画家の46さんが、2月22日に本作を「仲良くなった人が同性愛者だった」というタイトルでX(旧Twitter)に投稿したところ、1.6万件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事では46さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
コンビニの男性店員と男性客の出会い
彼女と別れ話をしているのは、古賀旭陽。彼女に強い口調で詰め寄られている。彼女は、かっこよくて、優しい旭陽が好きだったという。しかし、1ヶ月付き合ってみて、旭陽からの愛を感じたことがなかったと語る。続けて、彼女は「本気で誰かを好きになったことないんじゃない?」と言い放った。
彼女と別れた帰り道。旭陽は、知っていきたいという気持ちで付き合うのは間違っているのか、それとも一気に心を刻まれる出会いが存在するのかと自問自答を繰り返す。
コンビニバイトをしている旭陽は、日頃から家族やカップル、楽しそうな人や病んでいる人、店の前で喧嘩をする人など様々な人を見ている。そのおかげで、観察力が上がってきていることを自覚していた。
そのせいで、“恋愛感情を向けられている顔”もなんとなく分かってしまう。好意を向けられて、連絡先を聞かれることにも慣れてきていた。
そんなことを考えながら、バイト先のコンビニから帰ろうとして外に出た旭陽。すると、ある一人の男性と目が合った。
旭陽の視線に気づいた男性は「…何か」と声を掛ける。旭陽は慌てて「いえ!なんでも…」と誤魔化して帰ろうとした。
しかし、男性の頬に叩かれたような跡があることに気付いた旭陽。思い切って、男性に声をかけると…。
この漫画を最後まで読んだ人たちからは、「一気読みしてしまいました」「一気一憂すごい」「感情がジェットコースター」「続き早く読みたい」など反響の声が多数寄せられている。
本作で意識しているのは“手や指先・視線などで何かを伝えるような、静かな演出”
――『センシティブ・ボーイ』「旭陽編」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
BLやGLといったジャンルは既に確立しているエンタメだと思いますが、(本作は長期のオムニバス形式で主人公が交代しているので)これまで異性愛を当然として描いてきた作品内で同性愛を扱うことの意味を形にしたいと思いました。
――本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
異性愛者である主人公が初めて同性に惹かれるというのは相当な出来事だと思います。同性を「人として好き」と感じる説得力の為にも、相手の青年(鐘文)を魅力的な人柄に描けるよう意識しています。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
文学愛を語るシーンがあるのですが、例として既存の作品名をいくつか挙げていたりするのでそこは個人的にも愛情と敬意をたっぷり込めて語らせました。どれも本当に名作です。
――前回、「楓編」のインタビューにて「共感できない他人が何を考えて何に傷付くのかを垣間見る」ことを大事にしたいと仰っていましたが、今回の旭陽編はいかがでしょうか?大切にされていることがあればお教えください。
漫画なのでもちろんエンタメではあるんですが、本作では題材そのものをエンタメ化はせずに「身近に起きたら・自分が実際にそうなったらどうするだろう?」という現実味を大事にしています。作品として楽しめるBLやGLとは違った現実が、いわゆるマイノリティーと属される人生には沢山あるわけで。そしてその苦楽も同性愛者みんなが同じなわけもなく、異性愛と変わらない悩みもあったり。結局人によって人生の楽しさやつらさは違うし正解や不正解も人それぞれなんだよという根底の軸も守っていきたいです。
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
今回は手や指先・視線などで何かを伝えるような、静かな演出を多めに取り入れています。特に手元は性別がより出やすいパーツなので、手が触れ合うだけのシーンだとしてもそういったところにも意味を込めていきたいと思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも読んでくださっている方は本当にありがとうございます、支えられています!新しく興味を持ってくださった方も、見つけてくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。多くの人が心や記憶の奥底に隠し持っている、繊細で苦しくてでも大切で…というような感情を丁寧に描いていけたらと思っています。これからも作品を見守っていただけたら嬉しいです!
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