ナース姿も美しい…内田有紀が癒やしの笑顔を見せた14年前の“月9”ドラマ＜大切なことはすべて君が教えてくれた＞

2025.03.24 11:30

“奇跡のアラフィフ”ともいわれる美貌で知られる内田有紀。4月14日(月)スタートの“月9”ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」ではシリーズ過去作に引き続き、奇抜なコーディネートと独特な口調の個性派キャラ・長倉万理子を演じる。そんな内田が30代半ばで癒やしのナースを演じたドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」が3月24日までFOD・TVerで順次無料配信中だ。(以下、ネタバレがあります)

教師と生徒が禁断の関係に…衝撃の“月9”

「大切なことはすべて君が教えてくれた」は、2011年1月期にフジテレビ系“月9”枠で放送されたドラマ。脚本を、「透明なゆりかご」(2018年、NHK総合)や「きのう何食べた？」(2019年ほか、テレビ東京系)で高い評価を受け、2027年の大河ドラマ「逆賊の幕臣」(NHK総合)を執筆する安達奈緒子が担当している。

高校の英語教師・夏実は、高校・大学の同級生で今は同僚の教師・修二との結婚を控え、充実した日々を送っていた。しかし新学期が始まる前日、修二が担任するクラスの生徒・佐伯ひかり(武井咲)と関係を持ったという話が持ち上がる――というストーリーが描かれる。

「ひかりちゃんを祝福してあげたい」

内田演じる水谷亜弥は、先天性の病気を持つひかりが通う病院の看護師。ひかりが姉とともに遭遇した4年前の事故に居合わせ、ひかりの姉を助けられなかったことに責任を感じていることもあって、ひかりに親身に接している。

3月24日まで無料視聴可能な第1話では、病院での初登場シーンから目を奪われる美しさ。診察室のドアを開け、診察室前のベンチに座って待つひかりに明るい笑顔で「ひかりちゃん、入って！」と呼び掛ける表情はハツラツとしていて、さっぱりとしたナチュラルなショートヘアがよく似合う。この翌年にスタートした「ドクターX～外科医・大門未知子～」(2012年ほか、テレビ朝日系)での敏腕麻酔科医・城之内博美とはまた印象の違う白衣姿だ。ひかりに「私、セックスしたの」と打ち明けられ、「こういう日が来たら私は…私たちは、ひかりちゃんを祝福してあげたいって思ってきたのよ」と優しくひかりの手を握った。

14歳の三吉彩花と演じた“対面シーン”

そんな亜弥が、同じく3月24日まで無料公開中の最終回では、“ひかりを支える看護師のお姉さん”とはまた違う表情を見せる。事情があって養子に出したわが娘・吉村美桜(三吉彩花)との初対面シーンだ。

その直前、美桜に衝動的に電話をかけて初めて言葉を交わし、「会うつもりはないし、電話も…」と言われた亜弥。だが、勇気を出して自分に会いに来た美桜の姿を一目見てそれが美桜だと悟り、感極まった表情に。美桜の行動への驚きから、戸惑い、さらに喜びへと変化していく感情を、表情の変化だけで表現した。当時14歳の三吉彩花の初々しい制服姿と合わせて、注目したいシーンだ。

「大切なことはすべて君が教えてくれた」は全話FODにて配信、「#ドラ活浸れ、超自分的ドラマ生活。」では人気ドラマを順次、FOD・TVerにて無料公開中だ。3月は本作のほか、内田も出演する「最後から二番目の恋」(2012年)、倉本聰脚本の骨太な脚本を実力派俳優と富良野の美しい大自然の映像とともに送る「風のガーデン」(2008年)、中井貴一と稲森いずみのラブストーリー「セミダブル」(1999年)などがラインナップされている。