

『もしもし、あなたの娘が万引きをしました』…娘が犯した犯罪にしっかりと向き合うお母さんの物語に「考えさせられた」の声【作者インタビュー】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、子育て中の読者を中心に「めちゃくちゃ考えされる」と話題を集めた人気作品「わたしの愛情が足りなかったせい?」をピックアップ。
作者のミントさんが1月19日にX(旧Twitter)で同作を投稿。そのツイートには合わせて3500以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事ではミントさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについてを語ってもらった。
自分の娘が万引きをするなんて…
西野栞は仕事と家事に追われながら、小学4年生の娘・唯を育てるお母さん。ある日、唯が門限を破り中々帰ってこないので心配していると、知らない番号から電話がかかってきた。
「もしもし、あなたの娘さんが万引きをしました。」
栞はすぐお店へ向かい、必死に謝罪。娘を強く叱りつけるも、唯は「ごめんなさい」と泣くばかりだった。
家に帰ると、栞は忙しさにかまけて唯の様子をしっかり見れていなかった自分を責めてしまう。さらにネットで「子どもの万引き」について調べると出てくる、「愛着障害」「発達障害」というワードが栞を苦しめた…。
小学生の娘が犯した犯罪にしっかりと向き合うお母さんの姿を描いた本作。読者からは「めちゃくちゃ考えされられた」「うちの子もした」「親なら誰しも不安になるところ」「小学生は事の重大さが分からない」など多くのコメントが寄せられている。
「全て一人で抱え込まないで…」作者・ミントさんが語る創作秘話
――「わたしの愛情が足りなかったせい?」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
このお話は、実は一部が実際にあったことから生まれたセミフィクションです。私は作中に出てくる3人の小学生のクラスメイトでした。この続きが、クラスを巻き込んだ話になってくるのですが、その時起こったことが私の中では衝撃的で、今も記憶に残っています。
自分が子どもを産んだ今、正しく育てることの難しさ、仕事と家庭の両立の大変さ等を考えるようになり、「あの3人のクラスメイトの親だったらどうしただろう?」と思ったことがきっかけで作品にしようと思いました。
――本作の中で特に思い入れのあるシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
特に思い入れのあるシーンは、主人公の母親が自分の娘が万引きをしたと電話で知り、お店に迎えに行く場面です。実際に自分がその電話を受けたら、どんな感情、どんな言葉がでてくるだろうと何日もかけて考え、夫や私の親にも話を聞き、とことん考えて描いたシーンなので、特に思い入れがあります。
――子育て中の方に向けて、ミントさんが本作を通して伝えたいメッセージがあればお教えください。
作中では、基本ワンオペのお母さんが思い悩むシーンがあり、夫に相談することで、少しだけ前を向くシーンがあります。
実際に、人に相談しにくい内容だと一人で悩む方も多いと思います。「私の愛情が足りなかったせいでこんなことをしたの?」「私の育て方が悪かった?」「全部私のせいだ!」と抱え込んでしまった際、この漫画を思い出して周りに相談することで、そういった方々の背負う荷物が少しでも軽くなれば幸いです。
全て一人で抱え込まないで、ということを伝えたいです。
――ミントさんは、体験談を元に作品を創作されているそうですが、普段作品を創作するうえで意識していることがあればお教えください。
普段は、誰にでも身近にいたことがあるような、ちょっとクセの強い方との出会いを漫画にしています。現実でもネットでもストレスが溜まりやすくなっている今、読んでくださる方のストレスを少しでも和らげられるよう意識して描いています。
――今後の展望や目標をお教えください。
まだまだ作品に稚拙な部分が多いので、KADOKAWAさんの「シリーズ 立ち行かないわたしたち」の漫画を読んだ時のような、読んだ方の心に響く、気づきも得られるような漫画を日々描いていきたいです。さらに努力して、いつかは本屋さんに並ぶ書籍の出版を目指したいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いいたします。
漫画を読んでくださり、本当にありがとうございます!約2年間、出産当日にも漫画を描き更新し続けられているのは、読んでくださる方がいるおかげです。喜怒哀楽の感情が動かされるような漫画を目指し努力していきますので、これからも応援していただけると本当に嬉しいです!
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