＜おむすび＞コロナ禍の病院で働き続ける橋本環奈“結”の決心と、乗り越えた先で描かれた家族愛

2025.03.14 11:30

橋本環奈がヒロインを務める連続テレビ小説「おむすび」(毎週月～土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月～金曜の振り返り)。第23週「離れとってもつながっとうけん」では、コロナ感染の広がりで日常が変わってしまった結(橋本)たちにフォーカス。コロナ禍のつらい心境に触れる内容となっている。(以下、ネタバレがあります)

「コロナまみれ」娘・花への心無い一言を引きずる結

「正直不動産」シリーズ(NHK総合)や「監察医朝顔」シリーズ(フジテレビ系)の根本ノンジが脚本を担当する「おむすび」は、“ギャル魂”を持つ平成元年生まれのヒロイン・結が食で人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティー”。第23週は、急速に広がっていく新型コロナウイルスの影響で、日常が様変わりしてしまった結(橋本)たちの心境を描く内容になっている。

3月14日放送の第115回では、医療従事者の子どもたちが学校で除け者扱いされる現状を同僚たちに嘆く結(橋本)。いくら子供同士とはいえ、娘の花(宮崎莉里沙)が同級生から「コロナまみれ」と言われたことを結は引きずっていた。

科長の塚本は、転職を勧める

それを聞いた科長の塚本(濱田マリ)は、結にコンビニ会社の転職誘いに応じるのがいいと言う。「娘さんや、お父さんのことを考えたらそれが一番いい」と背中を押した。

家に帰ると歩(仲里依紗)から電話が。「あんた今、1人で暮らしているんだって？」と一言。そして自身の会社は大忙しであること、ネットショッピングが好調で「バンバン売れている」と話した。

また、結の服装を見て「てか、何その格好？なんか暗くない？」と歩。メークする気もおしゃれする気もないと言う結に「こういう時こそ、おしゃれしないと！」と元気づけた。

病院では続々と看護師が減っていき、患者は増えていくという事態に。しかし、コロナ感染者のいる病棟を担当している桑原(妃海風)は「転職、いいと思う。家族を優先してね」と結にアドバイス。

これに結が「でも、桑原さんもご家族いますよね？」と聞くと「誰かがやらないけないことだから。だったら、私がやったほうがええかなって続けているだけ」と話すのだった。

疲弊してでも自分の仕事をまっとうする結に感謝の声

一方の歩は先日の結とのやりとりを受けて、動画チャンネルを開設。すると、「コロナ禍で心が疲れていたけど、元気が出ました！」などとこちらも大バズり。歩のビジネスセンスが再び光った瞬間だった。

そして、結は花に電話。学校での出来事をねぎらうと「パパとじいじが言ってくれた！ママは一生懸命頑張ってる！いいことしてる。だから、もう平気やで」と話すのだった。そして結は「病院の管理栄養士もママにとっては大切な仕事なんよ。やけん、どうしても続けたい」と告白。「ママ、続けてもいいかな？」と発言。結はコロナ禍の病院で働き続けることを決意したのだった。

やがて緊急事態宣言が解除され、ウィズコロナの時代へ。花と結は念願のハグをするのだった。今週描かれていたことについて視聴者からは「愛を感じた」「誰かがやらないといけない仕事をやっている人たちがいるということにありがたみを感じる」などの声が寄せられていた。