竹野内豊、「大人の休日倶楽部」新メインキャストに就任吉永小百合から引き継ぎ「身に余る光栄」

2025.03.12 12:53

俳優の竹野内豊が3月12日、都内で行われた「大人の休日倶楽部」プレス発表会に出席。吉永小百合からメインキャストを引き継ぎ「身に余る光栄」だと語った。

竹野内豊、吉永小百合からメインキャスト引き継ぐ

「大人の休日倶楽部」は、50歳からの旅と暮らしを応援する、会員向けサービス。2005年にサービスを開始し、以降、20年にわたって吉永が計71本のCMに出演した。この春より、竹野内をメインキャストに、「大人はみんな、旅の途中。」をキャッチコピーとする広告を展開する。

発表会では、これまでCM出演をしていた吉永からのメッセージVTRが公開された。吉永は「こんにちは。吉永小百合です。私は2005年から20年間、この3月まで大人の休日倶楽部のキャストをやらせていただきました。東北から北海道、そして最近では北陸まで、さまざまな地方で皆様と交流しながらコマーシャルを作ることができたので、楽しい思い出がいっぱいあります。そして、震災の後には復興を願って地元の方たちと交流したこと、今でもしっかりと心の中に残っております」としみじみ。「今回、竹野内さんが後を継いでくださるということで、私も何かまたできることがありましたらサポートしていきたいと思っております」と言葉を送った。

竹野内は吉永のメッセージを受けて「吉永さんのこのコマーシャル、すごく好きだったんですよ」とほほ笑み「今、改めて吉永さんから『竹野内さん』とおっしゃっていただいたときに、背筋がぐっと伸びるような気持ちになりました。特別な使命を帯びるような感覚で、本当に身に余る光栄です」とコメント。続けて「吉永さんが20年間丁寧に、スタッフの方々とさまざまな思い出を作りながら大切に作り上げてきたコマーシャルを、しっかりと私もバトンを受け継いで、私自身も大人の休日倶楽部のスタッフのみなさんと旅を楽しみながら作っていけたらと思っています」と意気込んだ。

竹野内豊、俳優人生を振り返る

キャッチコピーが「大人はみんな、旅の途中。」ということで、これまでの“人生の旅”を振り返る場面も。竹野内は「割と長く俳優生活をさせていただく中で、本当に数えきれないほどのスタッフの方々や、人とのご縁や出会いがありました」と口にし「もちろん楽しいこと、うれしいこともたくさんあったんですけど、苦しみを乗り越える瞬間、そういった時間の方が、自分の中ではなんとなくインパクトが強く残っています」と明かした。

思い通りにはなかなか進めない、厳しい旅が自分には必要だったのかもしれないと思っているとも話し「今となっては本当にそういう時間を経験できたことがよかったなと思っています」と語っていた。

◆取材・文＝山田果奈映