渋谷凪咲“麗奈”の凶行が続く中、井上祐貴“誠”が衝撃の秘密を打ち明ける＜地獄の果てまで連れていく＞

2025.03.12 12:37

佐々木希が主演を務める「地獄の果てまで連れていく」(毎週火曜夜11:56-0:26、TBS系※一部地域を除く／TVerにて配信)の第9話が3月11日に放送された。紗智子(佐々木)たちに再び危機が訪れる中、ラストで誠(井上祐貴)が打ち明けた秘密が衝撃的だった。(以下、ネタバレを含みます)

主人公が挫折と葛藤を繰り返す、命がけの復讐ドラマ

本作は、主人公の橘紗智子(佐々木)が、整形して家族を殺した悪魔のように非情なモンスター・花井麗奈(渋谷凪咲)に近づき、破滅へと追い込む命がけの復讐を描く。

麗奈の夫・花井誠を井上祐貴、インフルエンサーでもある麗奈のマネージャー・飯田ゆうきを吉澤閑也(Travis Japan)、麗奈の父で犯罪社会学者の黒川稔を板尾創路が演じる。

共に麗奈に家族を殺された紗智子と樹利亜に危機が訪れる

紗智子の正体を知り、自分の殺人の証拠が入ったUSBを奪って姿を消した麗奈は、恐ろしい計画を実行しようとしていた。

麗奈から呼び出された紗智子の前に現れたのは、麗奈に命令された稔。「もうあいつは誰にも止められない」と手にはハンマーを持っていた。笑いながら紗智子に迫る稔もまた、悲しいモンスターになっていた。

ところが、殴りかかろうとしたところを誠が止めた。誠は、その前に稔に薬で眠らされたのだが、だまされたふりをしていたのだ。「もうこれ以上、罪を重ねるのはやめてください」と訴えると、稔は慌てて立ち去った。

そのころ、麗奈の自宅でも悲劇が起きていた。紗智子の協力者で、兄を麗奈に殺された樹利亜(向里祐香)の腹部に、麗奈がハサミを突き刺したのだ。そのとき、無表情だった麗奈の恐ろしさが際立った。

誠が麗奈との秘密を紗智子に明かす

紗智子が呼び出しに応じてしまったのは、父の死の真相を教えると言われたから。樹利亜が不用意に麗奈に近づいたのも、USBを奪い返そうとしたのもあるが、兄を殺した理由を問い掛けても「忘れちゃった」と罪の意識がない麗奈に怒りが募っていたからだ。

愛する家族がなぜ殺されなければならなかったのか、それを知りたいと思うのは残された者として当然だろう。そこには殺された者の無念もある。紗智子が誠に「麗奈の口からしっかり聞きたかったんです。お父さんのためにできることは、もうこのくらいしか残ってないので」と打ち明け、涙をこぼす姿に胸が痛む。

一命を取り留めた樹利亜は、紗智子に「私さ、お兄ちゃんのためにも幸せになろうって決めたんだよ。紗智子も、お父さんとお母さんのためにも幸せにならなきゃだめだと思う」と話した。

その間も麗奈の凶行は止まらない。なんと、稔を手にかけたのだ。

そんなラスト、麗奈を探さないと「もっと犠牲者が出てしまうかもしれない」と危惧する誠が紗智子に衝撃の話を打ち明けた。実は、誠が小学生だったころ、麗奈に自分の母親を殺してもらったというのだ。それが麗奈の初めての殺人だった。

第5話で誠は紗智子に「最後まで向き合う覚悟で結婚しました」と告げていたが、この秘密を共有していたからだったのだ。SNSには「麗奈と誠の関係性がわかってなるほど…となってる」「『えっ…？』っていう気持ちと、『やっぱりか』という気持ちだった」「やはり誠の過去が鍵になるのか」「これから怒涛の展開になりそう」「怖いけど早く観たくなる終わり方」などの投稿があった。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部