「お父さんと息子の話」？…アニメ「エヴァンゲリオン」を3分で桃太郎風に語るオタクの神業コメディに「凄過ぎる」と大反響【漫画】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、牛丼屋で仕事の先輩に「エヴァンゲリオン」のあらすじを3分で言ってみろといわれた後輩の青年が全く固有名詞を使わずに説明する物語が面白いと話題の「牛丼屋」をピックアップ。

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作者の奥田亜紀子さんが2025年2月12日にX(旧Twitter)に投稿したところ、3 万件を超える「いいね」を獲得し、「エヴァの文字に釣られて読みました。味があって良い漫画。」「説明が上手すぎて素晴らしいです!!」「専門用語使わずに面白さ説明できるオタクってほんとすごいと思う。」「トーク術見習いたい」「固有名詞を一切使わず、要点を掻い摘んでわかりやすく説明してるの凄すぎる」という反響が寄せられた。本記事では、奥田さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。

先輩から俺でも知っているアニメのタイトルはないか？と尋ねられた主人公は「エヴァンゲリオン」と答えるのだが…。

仕事の先輩と主人公の後輩は牛丼屋にいた。先輩が「休日は何をして過ごしているのか」と尋ねると、主人公は「アニメを観ている」と答える。しかし、先輩はアニメに全く興味がなく、知っているタイトルがないかと聞かれた主人公は、「エヴァンゲリオン」が好きだと答える。先輩はタイトル自体は知っていたが、「あらすじを3分で言ってみろ」と無茶振りをする。

主人公は、エヴァンゲリオンではお父さんは家に帰ってこない、と話し始める。すると先輩は、「お父さんは何の仕事をしているのか？」と質問する。主人公が「武装グループの総司令」と答えると、先輩は、それを最初に言え！とツッコむ。慌てて謝る主人公だが…。

そもそもアニメを全く観ない人に「エヴァンゲリオン」のあらすじを3分で言うという無理難題と、それを「お父さん」と「息子」の関係に圧縮して固有名詞や専門用語を一切使わずに要約する主人公の童話のように語るコメディに「アニメ専門用語一切使わずに冒頭簡潔に伝えるスキル。国語力高い。」「エヴァの本質をついてる」「エヴァのあらすじ3分チャレンジて結構難易度高く無いか」と多数のコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。

「オタク男性の話しぶりが、単純な語彙を使用して桃太郎などの童話を語り聞かせるノリでして、複雑なストーリーのエヴァとの対比ができていたのが面白くて描きました」作者・奥田亜紀子さんが語る創作の裏側とこだわり

――「牛丼屋」のモチーフはどのようにして生まれたのでしょうか。

牛丼屋で人から聞いた会話が面白くて漫画にしました。

――本作では、一般のアニメを観ない人に「エヴァンゲリオン」のあらすじを3分で言うという難題があります。表現上、工夫された点はどこでしょうか。

聞いた話をそのまま描いてます。

――本作では、いわゆる「オタク」が話す専門用語や固有名詞を使わずに説明されています。シーン全体を描く上で奥田さんがこだわった点がございましたら、教えてください。

どちらかというと、そのオタク男性の話しぶりが、単純な語彙を使用して桃太郎などの童話を語り聞かせるノリでして、複雑なストーリーのエヴァとの対比ができていたのが面白くて描きました。なので、オタクの人が固有名詞を使わないで説明しているという気遣いについては、読んでくれた人の反応でそうなんだと気づきました。

――本エピソードで、奥田さんお気に入りのセリフやシーンなどがございましたら教えてください。

おまえいい加減にしろ、というセリフです。

――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。

読んで頂きありがとうございます！