『R-1グランプリ2025』優勝・友田オレ

『R-1グランプリ2025』決勝初進出・友田オレが優勝、大会史上最年少23歳の王者が誕生

2025.03.10 16:40
提供:ENTAME next

『R-1グランプリ2025』決勝戦が3月8日(土)に行われ、芸歴3年目、決勝初進出の友田オレが優勝。大会史上最年少23歳の王者となった。

今年で23回目を迎えた本大会。参加資格はプロアマ・芸歴問わず誰でも参加可能で、エントリー数は過去最多5,511人。その中から9人が決勝に進出した。決勝戦のネタ尺は4分。1stステージは、審査員による得点審査。上位3人がFinalステージで、もう1ネタを披露し、点数ではなく、審査員による決戦投票で優勝者が決定する。

今年の審査員は、4年連続となる陣内智則、バカリズム、小籔千豊、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、ハリウッドザコシショウに、友近と佐久間一行を加えた7人体制となっている。優勝賞金は500万円。さらに優勝者には特別番組の放送も用意されている。

4年ぶり4回目の審査員を務める友近は、「大会も大きくなってステージも厚みがあるので緊張感が増している」と言いつつ、手でメガネを作ってボケる余裕をみせる。2011年の王者で初の決勝審査員を務める佐久間一行は、14年ぶりとなる『R-1グランプリ』の会場に「うれしいのと初審査員の緊張があるんですが、ネタを作り続けているので、それを活かしたいと思います」と意気込む。

1stステージトップバッターは初の決勝進出となったヒロ・オクムラ。見た目通りの“理系キャラ”コントを小籔は「展開があっておもしろかった」と評価。しかし、事務所(Sony Music Artists)の先輩であるハリウッドザコシショウからは「しゃべりはうまいけど、ガツンとウケてほしかった」と厳しいコメントが寄せられた。

50歳で決勝初進出し大会史上最年長ファイナリストとなったチャンス大城は、人形を相手に奇抜なひとりコントを披露。これに広瀬は「ハマりすぎちゃって」と大爆笑。審査員も軒並み「ネタも構成も意味がわからない」(野田)などとイジりつつ高得点をつけ、19点差でヒロ・オクムラを抜き去った。

2023年に続き2度目の優勝を狙う田津原理音は、イラスト映像を使ったコントで王者の貫禄を見せつけ1位に。映像ネタを得意とする陣内の「ちょっと嫉妬しましたね」という言葉にはスタジオ中がどよめいた。

決勝初進出・ハギノリザードマンの自作小道具を使った細かすぎる“物モノマネ”には、友近が「物の表情が本当にうまい」と感嘆。1位に躍り出る。7度目の決勝進出で昨年3位に終わったルシファー吉岡は、俳優の菅田将暉をテーマにしたネタで勝負。

バカリズムから「説得力もあるし例えで大きい笑いも起こして完成度が高い」と絶賛され3位に滑りこんだ。昨年準優勝の吉住は演技力を活かしたコントを見せるも、「おもしろさより凄みが上回った」(佐久間)などの評価から得点は伸びず敗退。

決勝初進出のさや香 新山は、漫才師ならではのハイスピード漫談を熱演するも、3位に及ばず敗退。ハギノリザードマンがFinalステージ進出を決めた。

ファイナリスト最年少の23歳で決勝初進出となった友田オレは、演歌歌手になりきって“辛い食べ物”への思いを熱唱。審査員から「緻密に計算された歌詞」(バカリズム)などの絶賛が続きFinalステージ進出を決めた。

決勝進出7回目のマツモトクラブは、日本語学校を舞台にしたコントで巧みな音声との掛け合いを見せるも6位に終わり、田津原が最後にFinalステージ進出を決めた。

Finalステージの1番手・田津原はイラストにツッコむフリップ漫談をテンション高く披露。教師になりきったハギノリザードマンは細かすぎるモノマネを詰め込んだフリップコントで笑いを量産。友田もフリップを使い“ないないなないなない音頭”で会場中に美声を響かせた。

結果は、佐久間、野田、小籔、友近、陣内の5票を獲得した友田が優勝。2019年王者・霜降り明星 粗品の26歳という最年少記録を塗り替えた。

陣内は友田のネタに「クセになる中毒性」、バカリズムは「帰りのタクシーで“ないない音頭”を口ずさんじゃいそう」とコメント。「信じられない」と終始驚いた表情の友田だったが、最後は「みんなー!俺の船に乗ってけー!」と雄叫びをあげていた。

優勝会見では冒頭「本当に信じられないです。あっという間に1回戦から始まって決勝が終わって優勝していたみたいな感覚です」と素直な感想を語った友田。

“大会史上最年少”という記録については「決勝に挑むにあたってはそこまで意識していなかった」と語るも、番組オープニングで流れた粗品の最年少優勝VTRを見て「上書きしたいという気持ちになりました」と心境の変化があったことを明かした。

粗品からは何度も「おめでとう」と声をかけてもらったそうで、「うれしいですね」と感激。「中学、高校生のときから、いちファンとして見てきたので、この番組で優勝できたことが信じられないです」と、大好きな霜降り明星の目の前で優勝できたことに改めて感慨深い様子だった。

また、1本目のネタでは「お客さんが一体となって、応援ムードをちょっとだけ感じたので、ありがとうございますって感じでした」と感謝。優勝後には、ネタの曲を作ってくれている幼なじみに連絡をし、「これからビジネスパートナーになるのだけはやめよう」と変わらぬ友情を確認し合ったと語った。

歌ネタを始めたきっかけを聞かれると「最初はコントなどをしていたんですが、学生お笑いの中では目立つこと、派手なことを優先していて、歌が好きだったので歌ネタを。アマチュア時代はピンネタをやるにあたって替え歌のネタをたくさん作っていたんですが、それがオリジナルの歌ネタになりました」と説明。

第1回大会ではまだ1歳だったということで、大会の最初の記憶は「エハラマサヒロさんの赤ちゃんのネタで、小さいころに腹を抱えて笑ってました」(2010年大会)と回想。

「佐久間一行さんが優勝したときには家族でお茶の間で見ていた」「その後はお笑いファンとして見ていました」と、『R-1グランプリ』の思い出についても明かした。

優勝賞金については決勝進出者発表会見で宣言した通り、「ペットを飼いたい」「願わくば大型犬ですが、世話をする人がいないとまずいので、爬虫類。すごい光沢のサソリ」と回答。

「共演してみたい人は?」という質問には「ダントツで石井竜也さん。米米CLUBが青春です」と告白した。今後については、「お笑いの仕事はもちろん、歌や声の仕事もできたら」「情報番組のレポーターにも挑戦したい」と、即興で「桜が見頃を迎えました」とレポーターの演技を披露してみせた友田。

来年も大会に挑戦するかどうかについては「重みが違いすぎて簡単には言えない」と正直にコメントした。まだ芸歴3年目という期待の王者が今後どのような活躍をみせるのか注目だ。

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