

朝ドラ『おむすび』のギャル役で注目、浅川梨奈の役作り「全然ギャルじゃないので焦った」
連続テレビ小説『おむすび』(NHK)でギャルのムータンを演じ、注目を集めた浅川梨奈。だが、その素顔はギャルとは正反対で、「ディズニーとマンガを愛する筋金入りのオタク」と自称する。2025年春には主演映画の公開や舞台出演も控えている彼女が、オタク気質を活かした役作りやこれからの夢をたっぷり語った。(前後編の前編)
──撮影時にカメラの機種を言い当てていましたが、カメラもお好きなんですか?
浅川 実はめちゃくちゃ詳しいです(笑)。というのも、ディズニーが大好きなので、パークにいくときに必ずカメラを持って行くんですよ。景色を撮るとき、キャラクターを撮るとき、パレードを撮るとき、と一眼レフのレンズを使い分けるようになってしまって。今ではパークに行くときは常にレンズを3本くらい持ち歩いています。
──ディズニーがきっかけだったんですね。
浅川 詳しくなかったころは、人からもらったカメラを使っていたんです。でもオートで撮っていたら、動くパレードは上手く撮れなくて。マニュアルで綺麗に撮るにはどうすれば……と、シャッタースピードやF値を研究していくうちにどんどん詳しくなりました。
写真も楽しいですけど、でもやっぱり一番はディズニーそのものが好き。パークでは10歩歩いたら1人は友達に出会うくらいですし、顔見知りのキャストさんも多くなりました(笑)。
──通うようになったのはいつ頃からでしょうか?
浅川 中学生の頃からもう1人で通っていましたね。……友達があまりいないので(笑)。20歳になったらリミッターを解除すると決めていて、今ではお仕事の合間にタクシーに飛び乗って、パレードだけ見に行くこともあります。それくらいモチベーションの源で、明日も頑張ろうって思える場所。みなさんに元気を届けるお仕事をしている分、私が元気を供給する場なんです。
──筋金入りのディズニー愛ですね。
浅川 私は基本的に1人で黙々と活動するタイプのオタクで、ディズニーだけでなくアニメもゲームも1人で楽しんでいます(笑)。お仕事の現場ではよく好きなことを熱弁してしまうけど、人といるときは結構頑張ってテンションを上げています。
──連続テレビ小説『おむすび』では主人公・米田結(橋本環奈)の姉である歩(仲里依紗)のギャル仲間・ムータンを演じていたことを思うと、意外な素顔です。浅川さんにとってギャルのイメージは?
浅川 普段の私とは正反対ですよね(笑)。誰とでも仲良くなれて、分け隔てなく付き合えるのがギャルなのかなと思うんですけど、オーディションで「自分はギャルだと思いますか?」って聞かれたときは焦りましたね。「どちらかといえば、そうです」って答えたものの、本当は全然ギャルじゃないので(笑)。
決まったらどうしようと思ったりもしましたが、実際に役を掴んだときはうれしかったですね。朝ドラも自分には縁がないだろうなと思っていたので、大切なチャンスだと捉えていきました。撮影では今までの人生で出会った、ギャルらしく明るい人たちのことを想像して演じました。
──ムータンを演じるにあたって、意識したことは?
浅川 とにかく活発な子でいようとしました。何でも笑って肯定してくれて、分からない話題を振られてもとりあえずニタニタしていたり(笑)。静かにしている瞬間がないのがムータンかなと思います。髪も金髪で高いヒールを履いて、自由にできました。それに、90年代のお話だったので昔の世相を調べるのが好きな私にとっては、生まれる前の時代の流行を吸収しながら演じられたのが楽しかったです。
──かなりオタクで、突き詰めるのがお好きな浅川さんですが、これまでに一番精魂を込めてできたという役はありますか?
浅川 『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』(2019年)の藤原千花ですね。もともと大好きな作品でしたし、中でも一番好きなキャラクターだったので。研究のために人生で一番本を読み漁って、映像も繰り返し観ましたね。
──具体的には、どんな役作りを?
浅川 マンガではコマが独立しているから連続した動きがわかりませんし、声で感情を伝えることができません。かといってアニメだけを参考にしても、千花の細かな表情の変化を捉えてきれないなと思いました。そこでマンガとアニメの両方から千花らしい動きを吸収した上で、どうやって三次元に落とし込むか、をイメージしていきました。
初めてマンガの実写化に出演した『咲-Saki- 』(2017年)という作品があったのですが、このとき演じた原村和は、原作ファンのみなさんに「すごい再現度!」って喜んでもらえたんです。私もオタクとして、ファンのみなさんに認めてもらえたことがうれしかったですね。
それ以降、ビジュアルを完璧に再現することは不可能でも、誰よりも愛情を持って作り込んでいったら、しっかり評価していただけるんだと自信を持つようにしています。実写化作品に出させていただくときは、私なりのリスペクトの気持ちを役にぶつけています。
(取材・文/大宮高史)
▽浅川梨奈(あさかわ・なな)1999年4月3日生まれ、埼玉県出身。代表作に映画『人狼ゲーム マッドランド』(長編映画初主演)、映画『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』、フジテレビ系『親愛なる僕へ殺意をこめて』、日本テレビ系『大病院占拠』、映画『おとななじみ』、読売テレビ『帰ってきたらいっぱいして。』(W主演)など。2024年7月期の日本テレビ系ドラマ『どうか私より不幸でいて下さい』ではW主演を務め、現在放送中の朝ドラ『おむすび』にギャル役「ムータン」として出演中。2025年春には主演映画『49日の真実』が公開予定となる。X:@ASAKAWA_NANA__7Instagram:asakawa_nana
関連記事
-
SKE48 古畑奈和、「自分は誰かの役に立てている」10年突き進んだ"アイドル"という職業ENTAME next
-
美女コスプレイヤー・蒼猫いな、フェチ感じる衣装で美スタイル完全解禁【写真10点】ENTAME next
-
10年ぶりの写真集、中川翔子「過去最大の露出に挑戦したきっかけは江頭2:50さんの一言」ENTAME next
-
中川翔子、すべてを出した10年ぶり写真集を語る「血管を褒められる体験は初」ENTAME next
-
桃月なしこ、話題のフォトスタイルブックからナチュラルな白ランジェリーショット公開ENTAME next
-
似鳥沙也加、まん丸バストを置きパイした泡風呂グラビアに「キュンが止まらない」ENTAME next
「ニュース」カテゴリーの最新記事
-
IMP.初の7人主演舞台決定に意気込み「最高にインパクトを残せるすてきな公演に」滝沢秀明氏からの言葉も明かすWEBザテレビジョン
-
Aぇ! groupが「ぷっちょ」の新テレビCMに出演 新たなフレーズ“えぇグレープ”が誕生WEBザテレビジョン
-
IMP.、メンバーそれぞれが滝沢秀明氏から学んだこと「めちゃくちゃ怒られました」【舞台「IMPACT」製作発表記者会見】モデルプレス
-
IMP.、初の主演舞台決定 構成・演出は滝沢秀明氏【舞台「IMPACT」製作発表記者会見】モデルプレス
-
相葉雅紀、稽古期間中の印象的なエピソード明かす オフの姿に共演者驚き【グッバイ、レーニン!】モデルプレス
-
Aぇ! group、新CMで抜群のチームワーク発揮 “末澤誠也が神妙な面持ち浮かべる”「お気づきだろうか?」篇公開モデルプレス
-
中田花奈、5年ぶり写真集決定 ロケ地は韓国・激しく情熱的な姿も表現【コメント】モデルプレス
-
菊地姫奈、美バスト輝く石垣島グラビア「ヤンマガ」表紙飾るモデルプレス
-
SixTONESジェシー&京本大我、“ゼロ距離寸前”密着ショットで甘美な色気放つ「anan」バディ表紙登場モデルプレス