

舘ひろし「U・ボートは人間の限界」アカデミー賞6部門ノミネートの名作が魅せる本物の緊迫感<舘ひろし シネマラウンジ>

舘ひろしの冠番組「舘ひろし シネマラウンジ」(毎週土曜よる6:00〜9:00)。3月1日の放送ではウォルフガング・ペーターゼン監督の「U・ボート」を紹介していた。映画を愛する俳優と映画評論家ならではの視点で、製作秘話や見どころを解説。同作の緊迫する艦内のシーンや撮影方法まで、舘ならではの視点で魅力を語りつくす。
舘ひろしが注目する「U・ボート」の名シーン
舘は自身の父親が海軍の軍医であったことを話し、子どもの頃から戦争映画に親しみが深いと振り返る。「U・ボート」は実話をベースに作られた原作を映画化した作品。舞台は第二次世界大戦下、ドイツの潜水艦であるU・ボートの激しい戦いと過酷な現実を描いている。監督は「ネバーエンディング・ストーリー」「ザ・シークレットサービス」「アウトブレイク」などの大作を手がけた名監督ウォルフガング・ペーターゼンだ。
本作のなかで注目ポイントとして挙げられたのは、潜水艦が爆雷を受けている場面であると解説する舘。ほかのメンバーがさまざまな動きを取っているなかで、報道部の少尉が取った行動に深く共感していると明かす。攻撃がまともに命中すれば、当然潜水艦は漏水で沈没してしまう。そんな緊迫する状況のなか、少尉は自分のベッドに寝ころんで写真を見ていた。唇を震わせて横たわる少尉に、舘は「この演出すごいなと思いましたよ」「爆雷でいつ“もう自分が死ぬかもしれない”って思ったときの行動って…あれかなっていう感じがした」と頷いた。
ほかにも「U・ボート」のとっておきの話について気になるキーワードの一つに「スピルバーグ作品と同じセット」を挙げている。たしかに映画のなかでU・ボートが出航、帰還する場所のセットは「レイダース/失われたアーク〈聖櫃〉」(1981年)で使用されたものと同じ。両作を見たことある人は、見比べてみるとわかるかもしれない。
ただ舘は「カメラの位置を変えると、やっぱり全然違った画になる」と実体験を交えて解説。さらに撮影が許可される場所が限られていたため、行ったことあるな…という話はよくあることだったと語っている。
「U・ボート」は潜水艦のなかという過酷な状況が舞台となっており、俳優たちは激しい揺れや水浸しの長時間撮影を余儀なくされた。そのため、船酔いやノイローゼになる人も居たという。爆破の衝撃に耐えるシーンの「死ぬかと思った」という表情は、演技ではなく本心からくるものだったとか。
第55回アカデミー賞で「監督賞」「脚本賞」「撮影賞」「編集賞」「音響賞」「音響効果編集賞」の6部門にノミネートされた「U・ボート」。あえてひと言でまとめるとしたら、「U・ボートは人間の限界」と舘は語る。「狭い空間のなかでいろんな人間模様がいっぱいあって、そのなかで生に向かって生きていくというか…進んでいるというか。この作品は本当に意味のある作品かなと思います」と締め括った。
3月1日放送「U・ボート」、3月8日放送「ラブ・アクチュアリー」のあらすじ
第二次世界大戦下が舞台となっている「U・ボート」。失敗が許されない作戦行動中に起きる予期せぬトラブルや、過酷な戦闘場面をスリリングに描く。艦内の閉塞感と緊迫感を、実物大のレプリカを用いて撮影。さまざまな撮影技術を駆使した意欲作となっている。身も心も追い詰められた若者たちの様子に注目だ。
なお3月8日(土)よる6時からは「ラブ・アクチュアリー」を放送。舞台はクリスマスを控えた12月のロンドンで、イギリス首相をはじめとした年齢も立場もバラバラな人物たちの恋模様が描かれた作品となっている。
ヒュー・グラントやキーラ・ナイトレイ、コリン・ファースらが紡ぐ温かいラブ・ロマンス。19人の男女を「どこにでもある、だからこそ大切なたくさんの愛の物語」というテーマで映し出す。
<「U・ボート」あらすじ>
舞台は第二次世界大戦下の1941年、ドイツ占領下の北フランスから1隻の潜水艦が出航するところから物語は始まる。大西洋を航行する連合軍輸送船の撃沈を任務とした、U・ボートは実戦経験の乏しい若者を乗せ出撃した。閉塞感のある艦内や、激しい嵐による大きな揺れは心も体も疲弊させていくのだった。
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