

川栄李奈が新人マネジャー役で主演 安田顕演じるドS上司と芸能人たちの再生に奮闘<ダメマネ!>

川栄李奈が、4月スタートの日曜ドラマ「ダメマネ!-ダメなタレント、マネジメントします-」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)で主演を務めることが発表された。上司役で安田顕が出演する。
人生リベンジコメディーが開幕
川栄が演じるのは、ある事件をきっかけに突然引退した伝説の子役であることを隠しながら、落ちぶれてしまった芸能人たちの再生に奮闘する新人マネジャー・神田川美和。子役時代に培った芝居の技術や人の心を掴む力などを武器に、崖っぷちのタレントたちを鼓舞しながら再起させていくという難役に挑む。
さらに、美和は上司に対して物怖じせず、タメ口で食ってかかるほどの毒舌キャラ。安田演じるむちゃ振り上司と繰り広げるバトルさながらの掛け合いも見どころの一つ。川栄が持ち前の演技力とコメディーセンスを存分に発揮し、息もつかせぬテンポで繰り広げられる丁々発止のやり取りにも注目したい。
そして、美和の前には思いがけない出会いも。今後発表される登場人物との関係が、物語が進むにつれて思わぬ形で動き出し、美和の心を揺さぶっていく。ドラマの中で描かれる、美和の恋模様にも期待が高まる。
また、美和の上司・犀川真一郎で安田が出演。冷静沈着で合理的、常に敬語を使い、自らの信念を貫く姿勢が強く、時に他人から「つかみどころのない人物」と評されるミステリアスなドS上司。
感情を見せずに話すため、一見冷酷にも見えるが、内面奥深くには優しさと責任感がある犀川を演じる。
川栄李奈&安田顕インタビュー
――演じられる役柄について教えて下さい。
川栄:私の演じる新人マネジャー・神田川美和は、一見清楚で爽やかで前向きな新入社員ですが、割と感情が表に出てしまうことが多かったり、裏では結構毒舌。そういう裏表のギャップがとても魅力的なヒロインなので、そこも注目してもらえたらうれしいですね。癖が強い方たちをマネジメントする中で、奮闘する姿も見どころです。クセツヨの皆さんに埋もれないように、ちゃんと個性を出して頑張らなきゃなと思っています。
安田:犀川は非常に冷静沈着で合理的で、常に相手に対して敬語を使うタイプ。人を追い詰め、追い込むのが得意で、指示も的確なんです。美和にドSなミッションを与えて振り回すような役ですが、ただ単に冷たい上司というわけではなく実は理由があって、美和との過去に深い関わりがありまして、そのあたりが物語の中で徐々に明らかになっていくのも面白いポイントになってきます。
――ドラマの台本を読んだ感想は?
川栄:美和は元天才子役なので、犀川さんからの指示で喜怒哀楽いろいろな感情を出して役を演じながらタレントと向き合っていくんですが、たぶんどこか美和の本心も彼らと似た部分があると思うんです。そこを演じるのがすごく楽しみだなと思いました。何より芸能4部のタレントたちが本当に癖が強くて、4部のフロアに行った時にアドリブも起こると思いますし、皆さんとの掛け合いも楽しみですね。
安田:ニヤッと笑っちゃいながら、台本を読みました。全体的に僕が感じたのは、その人それぞれが抱えてる痛みとか、そういうものをユーモアに変えていくような世界観があると思います。ともすれば悲劇的なことを喜劇に変えてしまうような。今の社会で息苦しいなと思っていることや具体的なエピソードをプラスに変えていくような、悲劇を喜劇に変えるような、そういう空気をすごく本の中に感じました。
初共演の二人、印象は「想像の倍面白くて(笑)」
――お二人は初共演ですが、お互いの印象は?
川栄:実際にお会いすると想像の倍面白くて(笑)。もうちょっとオフの時は静かで、寡黙な方なのかなと思ったんですが、普段から明るくて楽しい方だなと思いました(笑)。一緒にお芝居できるのがありがたいですし、すごく楽しみになりました。
安田:マルチな方っていうイメージがありますね。役としての川栄さんと普段の川栄さんに、きっといい意味でのギャップがあるんだろうなと思います。役者さんとしていろんな幅のある役者さんですし、ハキハキとせりふを明確に伝えるので、せりふがすごく耳に入ってくるんですよね。心の使い分けができて、喜怒哀楽をちゃんと持っている心のある方だなと思います。懸念点としては、敵対する関係でもありますので、役に徹してすごく怖い人になったら嫌だな(笑)。
――瑠東監督からのオーダーなどはありましたか?
川栄:衣装合わせをした時に、一緒にやりながら作っていけたらいいですねというふうに言ってくださいました。今回の役が結構裏表が激しい役なので、そういうギャップもかわいらしくポップに見せていけたらというお話もありましたね。見てくださる方が1週間頑張ろうって思えるようなドラマを作りたいと監督がおっしゃっていたので、元気に楽しく、皆さんが前向きになれるようなものを作り上げられたらいいなと思っています。
安田:一緒に作っていけたらいいですねという言葉を頂きました。僕は0から1を作ってくださる脚本家さんの労力を考えて、その脚本に沿いたいという気持ちがすごく強いんです。今回の台本を読ませていただいて、僕がどう演じればいいのか少し悩んでいる点について監督と話した時に、監督から、無理に演じる必要はなくて、僕の方で自然とそこを切り取ることはできるので、一緒にやりながら作っていきましょうと言ってくださって、すごく心強かったです。
川栄「皆さんの一週間の楽しみになれたら」
――これから始まる撮影、意気込みは?
川栄:安田さんは本当にいろんな作品に出てらっしゃっていて、振り幅がすごく大きい方というイメージ。どんな役をやっても本当にすてきな役者さんだなと思っています。今回の作品はコメディーの部分が多いので、一緒に演じられるのがすごく楽しみです。
安田:一緒にお芝居して終わった時に、楽しかったなとか、川栄さんが他の作品に出られている時に「元気かな」「まだ頑張ってんな」とか、そういうふうに思えるような3カ月にしたいですね。とにかく役の上では嫌われるんですが、現場では嫌われたくないなって思いますね(笑)。
――視聴者へ一言お願いします。
川栄:このドラマは、夢を諦めてしまったり挫折したり、きっと皆さんも経験があるような出来事を自分自身でリベンジしていく“人生リベンジコメディー”です。コメディーで笑って、ちょっと感動したりして、皆さんの1週間の楽しみになったらいいなと思います。「ダメマネ!」ぜひご覧ください。
安田:もし今日がいい日じゃなかったとしても、必ず明日頑張れる。そんな思いにさせてくれるドラマを目指したいと思っております。ぜひ楽しんでご覧になってください。
瑠東東一郎監督コメント
マネジャーって全然キラキラしてなくて、いっぱい汗かいて、見えないところでフォローしまくって。何しか大変なんです。なのに、エンドロールに名前は載らない。不遇なんです。でも、めちゃめちゃ大切な仕事。常に愛情を注ぎ、光を与える。だからこそキラキラ輝けるんです、演者たちは。
そんな、一隅を照らし、人を照らし続けるマネジャーたちの悲劇を喜劇に変えて。愉快にお届けします! 今回、小さな巨人こと川栄さんとまたご一緒できるのは、何よりも励み。底知れない才能に伴走できる様、魅力を余すことなく詰め込める様、頭と体パンパンで挑みます。
怪人の様な安田さんの演技力との掛け算や、サプライズラビットなどなど。言いたいこといっぱいありますが、お楽しみに!
藤澤季世子プロデューサーコメント
今回、「元天才子役」というヒロイン像を考えたとき、演技力の確かな方でなければいけない…と、キャスティングが大変になることを覚悟していました。ところが奇跡的なご縁に恵まれ、川栄さんに主演を務めていただけることになったのは、プロデューサーとしてこの上ない喜びです。
特にドラマ業界では、その圧倒的な演技力で監督やプロデューサーから高い評価を受ける川栄さん。コメディエンヌとしての才能も兼ね備えた川栄さんが、一筋縄ではいかないこの主人公・美和をどう演じるのか、今から本当に楽しみです。
安田顕さんが演じる犀川は、主人公の美和に無謀とも思えるミッションを次々と投げかける一方で、実は最後には全て犀川の手のひらの上だったのでは…と思わせるような、奥深いキャラクター。この難しい役は、安田顕さんだからこそ演じられるものだと確信しています。
川栄さんも「想像の倍、面白い方」と語るように、安田顕さんはシリアスな演技だけでなく、卓越したコメディセンスも持ち合わせた方。今作では、そんな安田顕さんの新たな一面や、これまでとは一味違うコメディーの魅力をを存分にお届けできればと思っています。
そして、本作で日本テレビ初演出となる瑠東監督のコメディーにも、ぜひご期待ください。「瑠東監督の作品ならぜひ出たい!」という声が多くの役者さんから寄せられ、結果的に超豪華なキャスティングが実現しました。今後の出演者発表も、ぜひ楽しみにしていてください。
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