

3年2組男子生徒7人による座談会を開催 奥平大兼「今の学生さんにとって何かを知るきっかけになるはず」<御上先生>

毎週日曜、TBS系にて放送中の日曜劇場「御上先生」(夜9:00-9:54)。本作においてある意味で“主役”となっているのが、松坂桃李演じる“官僚教師”御上孝に教えを請う隣徳学院3年2組の生徒たちだ。今回はその中から、神崎拓斗役の奥平大兼、次元賢太役の窪塚愛流、宮澤涼役の豊田裕大、徳守陣役の八村倫太郎、冬木竜一郎役の山下幸輝、和久井翔役の夏生大湖様、安西淳平役の森愁斗による座談会が実現。「自分以外の役を演じるとしたら?」「本作で手に入れたものは?」などの質問に答えてもらった。
日本教育にはびこる腐った権力に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”
本作は、とある高校を舞台に権力争いや国の思惑、大人社会の要素を入れ込んだ学園ドラマ。官僚派遣制度によって私立高校への出向が命じられた東大卒のエリート文科省官僚・御上孝(松坂)が、令和の時代を生きる18歳の高校生たちを導きながら、権力に立ち向かっていく姿を描く。
学園ドラマではありながらも、子供が生きる「学校」と大人がもがく「省庁」という、一見別次元にある二つの現場を中心に物語が展開。制度を作る側の官僚では変えられない現状に対し、御上は学校から声を上げ、制度の内部から日本の教育をぶっ壊そうとする。
未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実に、一人の“官僚教師”と令和の高校生たちが共に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”。教育のあるべき真の姿を描いた、これまでとは一線を画した新たな学園ドラマとなっている。
演じてみたいキャスト、人気は神崎&冬木?
――自分以外の役を演じるとするなら誰を演じたいですか?
夏生大湖:僕は神崎(拓斗)かな。それぞれのキャラクターがハマっているから、1人ひとり魅力的なのですが、その中でも神崎は異質。1人で抱え込んでいる感じがありつつも、最終的にはみんなのことを思って行動できるところがいいなと思います。
豊田裕大:僕も神崎ですね。
奥平大兼:おぉ〜!(と、自身の役が連続しうれしそうな声を上げる)
豊田:これまで演じたことがないキャラクターですし、挑戦っていう意味でも。難しい役だからこそやってみたいな。
八村倫太郎:俺は冬木(竜一郎)がやりたい!
山下幸輝:え、俺!?(笑)。
八村:(自身が演じる)徳守(陣)とは真反対のキャラクターですし、僕自身も冬木みたいな学生ではなかったので、その反動で(笑)。第4話の「その組み合わせ、めっちゃ悪意感じますけど」という皮肉っぽいヤジを飛ばしてみたいです。それに、第5話で冬木が父親のことを語っているシーンでは、彼の温かみを感じて魅力を再発見して…。
森愁斗:すっごいわかる!
八村:だよね! あのシーンは撮影でもグッときたんだけど、幸輝だからこそより一層そう感じたのかも。
森:僕も冬木かな〜。鋭い言葉を吐く冷静なキャラクターをやったことがないのと、あとはメガネかけてみたくて。ベタだけど、ズレたメガネを直す仕草とかやってみたいです(笑)。
一同:(笑)
八村:幸輝が待機中はメガネを外していて、本番になったらかけるのがいいよね。
森:そうそう! スイッチみたいな感じでガラッと雰囲気が変わるし、アイテムとして強い!
山下:まさにそうかも。度は入っていないんですけど、メガネかけると見えにくくなるんです。御上先生の顔が見えないので、鋭い目つきを作るのにも役に立ってますね。
八村:徳守はメモを持ち歩いているキャラだけど、僕もカメラが回るまではちゃんと机の上に置いてるよ(笑)。
一同:(爆笑)
山下:僕は(窪塚演じる)次元(賢太)をやってみたいです。あの飄々としている感じとか、第1話で「シーっ!」(と、真似しながら)って言いつつ、得体の知れない御上先生が突然やってきた状況を楽しんでいるようなところも好きです。
窪塚愛流:じゃあ僕は御上先生! …はダメですか?(笑)
奥平:そんなこと言ったら溝端(完)先生(迫田孝也)とかもありだよね(笑)。生徒だとしたら誰がいい?
窪塚:僕はやっぱり次元がいいな。次元だからできるお芝居があると思っていて…。一見自由で何も考えてなさそうに見えているけど、スマートで何でもできる。みんなが真剣に話を聞いているシーンでも、次元だったらこんな風に聞いているかな、とお芝居を考えるのが楽しいです。
奥平:本当に愛流にピッタリの役だよね。僕は富永蒼(蒔田彩珠)を演じてみたいです。クラスではみんなと仲良くて、ふざけている一面もありますが、一方で神崎のこともよく見ていたり、実はいろいろ考えている子だと思います。表面上、全然そんな素振りを見せないから、その塩梅が難しそうだなって。クランクイン当初は、蒔田さんも役柄を掴むのが大変そうだったので、僕も挑戦してみたいなって思いました。
「責任が大きくなればなるほど喜びを感じる人が集まっている」(夏生大湖)
――実は先日、飯田和孝プロデューサーの取材がありまして…。
一同:えっ! 飯田さんの!(と、一気に前のめりに)
――皆さんが撮影現場で仲を深め合いながらも、「馴れ合いにはならない様子がすごい。うれしい誤算だった」と話していました。
八村:たしかにすごく仲良くなっているけど、みんな馴れ合いにならないように意識しながら過ごしていると思います。
山下:僕がいつもすごいなと思っているのは、セッティング中には和気あいあいとしているのに、本番が近くなると表情が180度変わって空気が一変すること。あの切り替えには毎回しびれています。
森:同じ生徒キャストとして、尊敬できるところがたくさんあるよね。基本的な姿勢がみんな意欲的で、撮影がない日に見学しに来る生徒もいるほどで。
山下:そうそう! すごいよね。
森:先輩である大人キャストの皆さんに質問したりとか、お芝居のコツを聞いているのもよく見かけます。それぞれ学ぶ意識が高くて、本当のクラスメイトみたいになってきても、全体的な雰囲気はたるまずに撮影ができている実感があります。
――その雰囲気が作れている理由は何だと思いますか?
夏生:実は僕、その理由をずっと考えていました。それで撮影中にみんなのことを観察していたのですが、それぞれがより難しいことや、大変なほうを選ぶようにしていて。たぶん、みんな成長することが楽しくて仕方がなくて、できることが増えたり責任が大きくなればなるほど喜びを感じる人が集まっているんだと思います。出演だけで満足せずに1人ひとりがギラギラしていて、その中でお互いを尊敬しているからこそ、学園ドラマのクラスメイトとして、より深い関係になれている気がします。
八村:みんな成長に飢えているし、29人全員の良いところを言えるほど、ほかの生徒のお芝居を見てるよね。
夏生:わかる! みんなの一挙手一投足から少しでも盗んで成長しようと、考えながら撮影に臨んでるんだと思います。
――お互いに刺激し合える撮影現場なんですね。
豊田:そうですね。本作に入って、自分の未熟さとか至らなさの壁に毎日ぶつかるようになって、みんなのことがうらやましく見えるし、撮影現場に行くだけで収穫があるんです。これだけ責任やプレッシャーを背負える場所に立てることも当たり前じゃありません。貴重な環境でお芝居をさせていただていることをしみじみ感じています。
――本作で手に入れたものを一つ挙げるとしたら何ですか?
山下:集中力ですかね。大人数での撮影では、周りでもいろいろ起こっている中で自分のお芝居に集中しなくてはいけないので、いつも以上にパワーが必要な気がしています。
奥平:たしかにそうかも。逆に、フォーカスが当たっている人以外は全員が集中している必要はないのも学園ドラマならではで面白いよね。幸輝が父親のことを話すシーンは、大変そうだったし、幸輝もめっちゃ集中してたじゃん?
山下:うん、頑張ってた…!
奥平:普通の撮影現場だったら相手の邪魔しないようにすると思いますが、大人数の教室ではそれぞれのテンションに差がある中で、1人緊張している冬木が話しているのがリアルだなって。教室でのお芝居は1対1ではなく、1対何十人のお芝居だから、自分の空気に持っていけないことのほうが多いです。その中でみんながふざけ過ぎないようにバランスを取り、リアルなクラスの空気感を見せられているんじゃないかなと思います。生徒たちの温度差があることで、視聴者の皆さんに近い目線になるというか。説得力が増しているのではないでしょうか。
山下:たしかにそのほうが生っぽいよね。
夏生:僕らがこうやって集中力を手に入れたり、成長ができる環境にいられるのはスタッフさんたちのおかげ。各部署の方がすごく楽しそうなのが印象的で、この場を作ってくれるスタッフさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
「全員が自分のやるべきことを考え続けているのが伝わると思います」(窪塚愛流)
――最後に、物語終盤に向けての見どころをお聞かせください。
豊田:後半にかけてどんどんクラスが団結していく様子が見えてくると思います。最初は異質でインパクトの強かった御上先生ともだんだん馴染んできて、生徒たちが向き合う内容も一層濃くなっていくのが見どころになってくると思います。
山下:飯田さんから「冬木にとってのターニングポイントである第5話は終わったけど、これから冬木がどうするかが一番大事だから」と声を掛けてもらいました。冬木としても一歩成長してホッとしているところではありますが、ビジネスコンクールを経て一層強く結ばれたクラスの変化にも注目してほしいです。
森: SNSでも生徒たちのさまざまな表情や、面白い舞台裏が見られるので、作品以外のコンテンツもあわせて楽しんでいただきたいです! 素顔を知ってもらえるコンテンツだからこそ、劇中の真剣さも伝わるんじゃないかなって。だからこそ、僕らはちゃんとお笑いをしないといけないよね!(と、八村に)
八村:そこは僕らが頑張らないとだね!(笑) あとは、御上先生と出会って成長していく生徒1人ひとりにも改めて注目してほしい。作品としての一体感はもちろんあるけれど、1人ひとりをよく観察すると現実世界と同じようにバラバラな部分もあると気づいていただけると思います。
夏生:僕はやっぱりセリフ1つひとつの意味合いを考えながら見てもらいたいです。僕自身がそうだったように、同世代の皆さんは迷いが多いと思います。そんな僕を救ってくれた言葉がたくさんあるので、後半になるにつれてさらに熱くなるセリフをよく聞いてほしい。きっと何回も噛み締めたくなるはずです!
窪塚:台本を読んで想定していた以上のことが現場で起こります。みんなが考えてきたお芝居が現場で一気にぶつかり合うので、どんな仕上がりになるのか予想がつきません。みんな全力考えて臨んでいるので、その1つひとつが視聴者の皆さんに伝わったらいいな。
山下:視聴者の皆さんもそうだし、生徒キャストのみんなすらも驚かせたい気持ちがあるよね。
奥平:わかる、かましたいよね!
夏生:その化学反応がめっちゃ面白いしね!
窪塚:そうそう。それは1人ひとりがちゃんと自分の役を考えているからこそ起こること。全員が自分のやるべきことを考え続けていることが映像を通して伝わると思います。このメンバーでしかできないお芝居があると思っていますので、そんな僕たちを温かく見守ってもらえたらうれしいです。
奥平:劇中には少し難しい内容も登場するかもしれませんが、本作は今の学生さんにとって何かを知るきっかけになるはず。もちろんすぐに何かを変えようと行動するのは難しいと思いますが、まずは“知る”ということが大切です。小さいころに見たドラマって大人になってからも思い出しますし、「あれ面白かったな」って振り返る作品も多いと思います。本作が、いつか今の学生さんが「『御上先生』懐かしいね!良いドラマだったよね!」と言ってもらえる作品になるよう、僕たちも頑張ります!
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