MEGUMI“チカ”から愛ではなく「執着」と言われた風間俊介“豪太”は悩む＜それでも俺は、妻としたい＞

風間俊介とMEGUMIがW主演する真夜中ドラマ「それでも俺は、妻としたい」(毎週土曜夜0:55-1:25ほか、テレビ大阪・BSテレ東／Leminoにて先行配信、TVerにて配信)の第7話が、2月22日に放送された。妻としたい夫と夫としたくない妻の攻防が描かれていく本作。第7話では、夫としたくない妻の胸の内が明かされた。(以下、ネタバレを含みます)

• 【写真】豪太(風間俊介)と赤裸々に悩みを打ち明け合うみどり(吉本実憂)
• 【写真】息子とソファに座りながらもんもんとする豪太(風間俊介)
• W主演の風間俊介＆MEGUMI、“夜の営みをめぐる夫婦の攻防戦”を描くドラマに「ここまでさらけ出すのか」＜それでも俺は、妻としたい＞

笑って泣ける…夫婦の痛快エンターテインメントドラマ

同ドラマは、連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK総合ほか)の脚本などを手掛けた足立紳の同名小説が原作。売れない脚本家の夫と、そんなダメ夫を罵倒する妻の夫婦“性”活を描くエンターテインメントドラマで、脚本・監督を足立自らが務める。

収入なしのダメ夫・柳田豪太を風間、ヒモ同然の夫と息子との生活を支えながら、夫からの誘いは拒絶する恐妻・柳田チカをMEGUMIが演じる。

なぜセックスしたくないかの本音を明かすチカ

豪太の「月1回でもセックスがしたい」という願いに、「セックスなしでも夫婦生活続けられないかな？」と答えたチカ。そこから本音を打ち明けていく。

まず、豪太が疑った浮気については否定。ただ、それは豪太のことを愛しているからではなく、むしろ「愛していない」が、仕事と家庭のことで精いっぱいだから気力も体力もないからだと言う。

「愛していない」の言葉にショックを受けた豪太が聞き返すと、「愛してないよ。愛すとこないじゃん、あんた」と告げた。ただ、今は考える余裕もなく、子供のこともあるから離婚はしないのだと語った。

「とにかくさ、セックスしたくないんだよ」「今あんた、全く魅力ないよ」「肝心なことは何もしないし、できないし、スマホばっかりいじってるし。そんなやつの性欲処理までやってられないんだよ」「はっきり言って、あんたとのセックスつらいんだよ」。次々とチカの“したくない”本音があふれ出した。

さらに、チカは「別にあんただってさ、私に愛があるって感じじゃないじゃん、執着でしょ、単なる。愛してるっていうことじゃなくって、自分の思いが伝わらないのが許せないっていうことなんだよ」と指摘する。

「愛ってなに？」と思う豪太

チカのいろいろな本音が出てきたが、究極は「大切にされている感じないもん」ということなのだ。

どうやったら大切にしているかが伝わるのか悩む豪太だが、「俺だって大切にされてない気するし」と相談相手のママ友・みどり(吉本実憂)に言う。すると、みどりは「自分のことばっかで、だから執着って言われるんだよ」とチクリ。

しかし、豪太は「そもそもさぁ、執着って悪いことなのかなぁ。そりゃさ、あんまりいいイメージで使われることは少ない気がするけどさ。でもさ、ある程度みんな家族とか夫婦とか執着あるんじゃないの？ 割り切れるもんでもないし」とぼやいた。

そして、“執着”と言われてしまうならば、「愛って何？」と豪太。豪太同様セックスレスだったみどりは、夫の浮気がきっかけで執着を捨てて離婚を決意したと話した。愛と執着、あいまいな境界を考えさせられる。

豪太は、チカから「風俗に行ってもいい」と言われてもいた中で、偶然仕事の打ち合わせ終わりにプロデューサーに誘われてメンズエステへ行くことに。しかし、終わってみるとむなしさが残るばかりだった。その思いが“愛”につながるのだろうか。

本音をさらけ出したチカがすっきりしたのか、夕食時にこれまでのギスギスした感じではなくて和やかに家族3人で会話できているのが、なんとも皮肉だ。

豪太のもんもんとした状況は続くが、次回3月1日(土)放送の第8話では、チカが苦手な豪太の家族と会う展開で新たな波乱が起きそうだ。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部