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海まで600キロの旅路だが「僕には時間がない」…真珠を埋め込まれた少年と青年の儚く美しい絆が交差する物語に大反響【作者インタビュー】
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コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、子ども達に玉を埋め込んで真珠ができたら取出して命を終わらせることが職務の青年と、青年と共に命がけで海を目指す少年の2人の繊細だが儚く美しい物語が話題の「真珠の少年」をピックアップ。
作者のかもみらさんが2025年1月26日にX(旧Twitter)に投稿したところ、2600件を超える「いいね」を獲得した。本記事では、かもみらさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
子どもの体内で育った真珠は高値で取引される残酷な世界
青年は孤児たちの世話をする工場に配属されるが、その本質は彼らの体内に埋め込まれた真珠を摘出するための場所だった。開腹手術を受けた子どもは命を落とし、真珠は高値で取引される。良心的な青年は子どもを商品と見なせず、特に海の絵を眺める少年と心を通わせる。少年は「本物の海を見たい」と願い、翌日の手術を前に青年は彼を連れて工場を脱走する。
600キロの旅の途中で資金が尽き、少年は自身の真珠を売るよう提案。青年は葛藤するも少年の願いを叶えるため、彼の体から真珠を取り出し旅を続ける。しかし少年は衰弱し、海にたどり着いた時には、息を引き取っていた。青年は少年を火葬し、売った真珠を買い戻した後、骨壺を抱いて海へ入水。翌朝、青年の遺体は岸に打ち上げられ、周囲には真珠が輝いていた。こうして、二人の約束は死によって果たされたのだが…。
孤児の子ども達を商品とみなし生命を終わらせることを厭わない大人のエゴイズムと、約束を命を懸けて実現しようとする少年と青年の物語に、多くの「いいね!」が付けられて反響を呼んでいる。
「小さな仕草や何気ない会話の中に、互いへの深い想いが伝わるよう、細部にこだわって描いています」作者・かもみらさんが語る創作の裏側とこだわり
――「真珠の少年」のモチーフはどのようにして生まれたのでしょうか。
もともと、真珠が貝の中でじわじわと形作られていく過程に、儚さと美しさの両面があって魅かれたのがきっかけです。あの不思議なプロセスに、少年たちの運命や心の内面が重なって見えたので、物語に取り入れることにしました。
――本作では、孤児たちが開腹され生を終えてしまう運命にあります。表現上、工夫された点はどこでしょうか。
直接的なグロさを避け、シンプルで静かな表現にすることで、じわじわと心にしみるような演出を意識しました。言葉を最小限に抑え、読者自身が想像して感じ取れる余白を残すように工夫しています。
――海を見たい少年と見せたい青年の命をかけた友情が感動的です。本作を描く上でかもみらさんがこだわった点がございましたら、教えてください。
二人の関係は、単なる友情や恋愛と断定せず、どこか曖昧で繊細なものにしたかったんです。小さな仕草や何気ない会話の中に、互いへの深い想いが伝わるよう、細部にこだわって描いています。
――本エピソードで、かもみらさんお気に入りのセリフやシーンなどがございましたら教えてください。
「俺と君で海にきたんだよ」というセリフが特にお気に入りです。海辺の静かなシーンと相まって、物語全体の雰囲気を一変させる大事な瞬間になっています。
――本作で読者に注目してほしい点などがありましたら、お聞かせください。
キャラクターの微妙な表情や手の動き、そして背景に散りばめた小さなディテールに注目してほしいです。そういった細部が、物語全体の奥行きやキャラの心情を感じ取る鍵になっていると思います。ゆっくりと作品全体を味わってもらえれば嬉しいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
いつも応援してくださって本当にありがとうございます!
最後まで読んだときに、あなたの心に何かしらの響きがあれば、作者としてこれ以上の喜びはありません。これからも新しい挑戦を続けていきますので、引き続きよろしくお願いします!
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