

「小さくても大切な存在」母猫と子猫の絆を描いた感動作「愛情たっぷりに育てていきたい」の声【作者インタビュー】

コミックの映像化やドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。
今回は「月刊少年ガンガン」にて連載中で、同作品は2021年にドラマ化。売れ残りの成猫と優しい中年男性が出会い、互いに癒し合いながら幸せを築いていく心温まる物語『おじさまと猫』をピックアップ。
作者の桜井海さんが2024年12月17日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、6,500以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、桜井海さんにインタビューを行い、『おじさまと猫』の創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
一番小さな猫「ふくまる」の心温まる成長物語
母猫と兄弟猫たちと一緒に育っていた子猫のふくまるは、一番体が小さく、いつもどんくさくて、どこか頼りない存在だった。母猫の胸元は他の兄弟たちでいっぱいで、ふくまるは少し寒い背中側で母猫に寄り添いながら眠る日々を送っていた。
母猫は、そんなふくまるをいつも心配していた。「一番小さいから、一番温かくして寝なくては」と思いながら、優しく見守っていたのだ。兄弟たちと時々喧嘩をすることもあったけれど、すぐに仲直りするほど絆は強く、ふくまるにとって兄弟も母猫も大好きな存在だった。
しかし、ある日突然、兄弟たちが全員いなくなってしまう。どんなに探しても姿はなく、母猫も「きっとみんな幸せに暮らしている」と信じるしかなかった。残されたふくまるも戸惑うのだった――。
物語を読んだ人たちからは「お母さん、ふくまるは幸せになってますよ。」「ふくまるのおかあさんにふくまるが幸せだと伝えたい」「ペットを飼うという責任感を痛感しました」「『もらわれて行く』って、実質『母親と子供を引き離す行為』なんだよなぁ」「改めて考えると本当につらいし可哀想だけど、このママ猫さんの子供達はふくまるちゃん含め全員!!幸せになってる!!!!と断言したくなります」など、反響の声が寄せられている。
形のない感情「愛」を描くうえでの工夫と挑戦
――『おじさまと猫』を創作したきっかけや理由があれば教えてください。
Xに漫画を投稿することが流行っていたので、私も何か載せたいなと思い、描いたのが「おじさまと猫」でした。
商業を意識せず描いたので、以前からずっと心に引っ掛かっていたペットショップの売れ残り動物を題材にしました。主人公も不細工な猫と中年男性なので、当時出版社に企画を出しても通らなかったと思います。今も続いているのは読者の皆様の応援のおかげです。
――子猫や母猫をどのようにデザインし、性格付けを行ったのか教えてください。
キャラをひとつ作ると、そのキャラの人生がぶわっと思い浮かんでくるのです。なのでふくまるの人生が生まれていくうちに、母猫や兄弟猫のイメージが確立されていきました。特に母猫は短い間でも精一杯愛そうとする姿を描きたいと思い、今の形になりました。
――本作の中で特に印象深いシーンとして、「母猫が子猫に愛情を伝える場面」があります。このシーンの作画やセリフについて、こだわった点や特に伝えたかったことを教えてください。
語りたいことはあるのですが、漫画は読者が受け取ってくれたものが全てだと思っているので、作者があまり語ってはいけないかなと思っております汗
ただ愛のような形のない感情を表現したいと思っているので、伝わっていたら嬉しいです。
――本作を制作するうえで、特に苦労した点や「ここを見てほしい」というポイントがありましたらお聞かせください。
この別れの話はふくまるの誕生と共に生まれた話です。
1話と同じくらいふくまるにとって大切な時間なので、読んでいただけたら嬉しいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
『おじさまと猫』を読んでくださってありがとうございます。
最近『おじさまと猫』14巻も発売しました。こんなに続けられているのも、皆様の応援に支えられているからです。本当にありがとうございます!!
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