

大学の後輩くんに取り憑いた俺様幽霊…彼の目的を聞いて戸惑う後輩との関係性に「うわぁ続き気になる…」の声【作者インタビュー】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は雑誌『from RED』で連載中の『榎本先輩は天使なんかじゃない』(シュークリーム刊)の第1話をピックアップ。作者である漫画家のせつこうじさんが、2024年12月22日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、1.7万件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事では、せつさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
大学の先輩“幽霊”と後輩くんの奇妙な関係
萩野颯真は、大学の教室で「萩野、お前どうした?」「目の下のクマひどくね?」と心配されている。だが荻野は「昨日バイトすげー忙しかったからさ」と誤魔化して、足早に教室を出ていく。急いで家に帰ると、部屋は好き放題に散らかっていた。誰もいないはずの部屋に向かって、萩野は「勝手に取り憑いてるユーレーのくせに…」と不満をこぼす。すると背後から、「俺は『幽霊』じゃなくて『天使』だ『天使』」と大学の先輩・榎本蓮…の姿をしたなにかが近寄ってきた。
榎本は「まさかもう俺が言ったこと忘れちゃったわけ?」と言い募る。「喧嘩売ってんのか」と萩野が反抗するが、「喧嘩売ってきたのはそっちの方だろ」と応えたようすはない。また榎本は萩野に向かって売ってきた喧嘩を忘れたとは言わせないと、強い口調で言い放った。
とんでもない話だが、たしかに榎本は萩野に取り憑いている存在。荻野は彼を「死神」と言うのだが“デスノート”をくれるわけでもなく、萩野の魂を奪おうとするわけではない。だがその代わりに、ある“恐ろしい目的”を持っており…。
この漫画を最後まで読んだ人たちからは、「うわぁ続き気になる…」「クマやばすぎて笑った」「2人の関係性どうなるんだろう」「“天使”なんだ…」など反響の声が多数寄せられている。
せつさんの漫画は心を動かされたものをアイデアに…
――『榎本先輩は天使なんかじゃない』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
連載のお話をいただいた頃、超常現象に関連するドラマや映画にハマっていて、その中でもいろんな形容のされ方をする「死の天使」に興味が出て、惹かれていました。天使って神聖なものなのに不穏な響きにも。
なので「自分でもそういう存在が登場する、オカルトっぽいお話が描きたい!」となって、一見すると三角関係に見える関係性も好きなのでそれも足して、打ち合わせの時に担当編集者さんに相談しました。自分で話しながらもふわっとしすぎていて、「なんだこれ?」ってなってたんですが、その時GOサイン出してくれた編集者さんに感謝しかないです。
――本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
主人公・颯真から見た榎本先輩の印象は最悪な状態からスタートして、何考えてるかよくわからない敵対相手から、だんだん真意がわかってくるにつれて関係性が変わっていく様子はぜひ注目してほしいです…!
その上での榎本先輩の拗らせ恋愛感情を…!途中の展開や登場人物の言動で「え!そうだったの?」ってなってもらえたらすごく嬉しいです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
気に入っているのは、1話で主人公・颯真が榎本に対して「大切な人には悲しんでほしくない ずっと笑って生きていてほしい」と主張するシーンがあるんですが、颯真の性格というか…他人のことを優先的に考えちゃう人間性の部分が垣間見える瞬間です。
そして、それに対して榎本も3話で同じようなセリフを返すんですが、榎本の行動原理も結局はそれで、2人とも考え方は限りなく似ています。榎本も春名を庇って事故に遭ってしまっているので。だけど異なる人間だからこそ行き着く思考や選択はまた違っていて。そんな2人が想いあってるからこそ衝突したり悩んだりする姿は描いていて楽しかったです。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
割といろんなジャンルの映画や漫画が好きなので、読んだり観たりしたもの中で、とりあえず心を動かされたものを書き留めて、それをアイデアにすることが多いです。
――本作では、目の表情が繊細で非常に印象的でした。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
憧れる漫画家さんが目を印象的に描かれる方が多くて、自分でも力を入れて描いています。漫画ならではの、目だけで喜怒哀楽が伝わるように色々試行錯誤できるのは楽しいです。でも作画自体はすぐに雑になりがちなので気をつけたいです。
――今後の展望や目標をお教えください。
画力の向上は第一で、描きたいものをストーリーに落とし込む技術、その土台ももっと作り込めるようにもなりたいです。あと歴史やスポーツ観戦も大好きなので、いつかそんなお話も描いてみたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも描きながら、「読んでくださってる方いるの?!」となってます。他のたくさんの素晴らしい作品が溢れる中で、『榎本先輩は天使なんかじゃない』を見つけてくださった方、本当にありがとうございます。日々の生活の中での癒しや喜びに少しでも貢献できたら嬉しいです。これからも頑張ります!
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