

俳優デビュー18年の松本若菜、“新人賞”に万感「これからあらためて新たな俳優人生を歩んで行けると思いました」

俳優の松本若菜が、過去1年の優秀な映画やテレビ作品、俳優、スタッフらを表彰する「2025年 エランドール賞」の新人賞を受賞。2月6日に都内で行われた授賞式に出席し、受賞の喜びを語った。
2クール連続でGP帯連ドラ主演
日本映画テレビプロデューサー協会が主催する「エランドール賞」の新人賞は、過去1年に出演した作品で新鮮かつ優秀な演技を披露し、俳優として優れた素質と魅力を持つ、将来性が期待される俳優に贈られる賞。2024年の松本は1月期ドラマ「君が心をくれたから」(フジテレビ系)で“あの世からやってきた案内人”役を務め、7月期にはゴールデン・プライム帯の連続ドラマ初主演となった「西園寺さんは家事をしない」(2024年、TBS系)、10月期には「わたしの宝物」(2024年、フジテレビ系)で2クール続けてGP帯連続ドラマ主演を果たすなど大躍進を遂げ、それらの演技が評価され、受賞した。
2007年に「仮面ライダー電王」(テレビ朝日系)で俳優デビューし、18年のキャリアを誇る松本。このタイミングで“新人賞”を受賞し、受賞スピーチでは「昨年は本当にたくさんの作品に出会わせていただきました。毎日毎日一生懸命役と向き合って、あっという間に過ぎた日々でもあったんですけど、1日1日がとても濃密な日々を過ごせました」とした上で、「今までの俳優人生を振り返ってみて、正直辞めようと思ったこともありました。(当時)次の作品が終わったら鳥取に帰ろうって思っていました」と述懐する。
そんな中で、2017年に映画「愚行録」の演技が評価されて「第39回ヨコハマ映画祭」助演女優賞を受賞したことが大きな転機になったという。「『ヨコハマ映画祭』で助演女優賞を頂いて、登壇させていただいた舞台上から見た景色が今でも忘れられないです。私は俳優としてまた絶対にこの道を生きていこうと思った瞬間でした」と明かす。
続けて「今こうやってまた(授賞式に)登壇させていただいて、この景色が見られる日がくるなんて思ってもみませんでした。今回、“新人賞”ということで、その響きを聞いたときに、きっとこれからあらためて新たな俳優人生を歩んで行けると思いました。これからが楽しみに感じます」と話し、「これからもたくさん迷ったり悩んだりすると思いますが、目の前にある一つ一つのことを積み重ねていき、丁寧に向き合っていきたいと思います」と、真っすぐな瞳で意気込んだ。
田中圭が松本の立ち居振る舞いを絶賛「若菜ちゃんの人柄だと思います」
そんな松本をお祝いするべく、「わたしの宝物」で夫婦役を務めた田中圭が花束を持って登場。松本に対し「若菜ちゃんおめでとうございます。…おきれいで(笑)」と祝福し、「若菜ちゃんとはつい先日まで『わたしの宝物』という作品でご一緒させていただいておりました。すごく笑顔あふれる内容ではなかったんですけれど、現場が笑顔あふれていて、作品の世界に引っ張られないでみんなで楽しく真剣に作品が作れたのは若菜ちゃんの人柄だと思います」と、“座長”松本が作り出す温かい雰囲気を絶賛。
そして、あらためて「ますます輝く、すてきな女優さんになっていただいて、またご一緒させていただけるときをとても心待ちに、楽しみにしております。本当におめでとうございます!」と笑顔で伝えた。
授賞式後の囲み取材で、田中の登壇について聞かれた松本は「うれしかったです。圭くんは『わたしの宝物』で夫婦役を演じまして、結構大変なシーンも多かったんですけど、圭くんがいると自然と現場も和みますし、私も圭くんがそばにいてくれると心強かったので、同じ壇上にいてくれてすごく助かりました」と、撮影現場でも今回のステージでも精神的に大きな支えだったことを打ち明けた。
“ふてほど”話題の河合優実「純子に捧げたいです!」
また、2024年上半期に放送されて大きな話題をさらった“ふてほど”ことドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)でブレイクを果たした河合優実も新人賞を受賞。同ドラマだけでなく、2024年は「あんのこと」「ナミビアの砂漠」、そして「ルックバック」(※W主演)と3作の主演映画が公開されたほか、「四月になれば彼女は」「八犬伝」、ドラマ「RoOT / ルート」(テレ東系)など活躍ぶりは枚挙に暇がなく、それらの演技が評価されてさまざまな賞を受賞している。
受賞スピーチで、河合は「本当に去年は自分が心から大切に思える作品との出会いが続いて、自分にとってご褒美だと思えるような作品が放送されたり、公開されたりした後に、多くの人に届いて。自分が想像もしていなかったような反応を頂いたり、そういうことがすごく大きな渦に飲み込まれるような1年だったなと思います」と振り返り、「『エランドール賞』の新人賞はテレビドラマも対象になっていますので、この賞は純子(“ふてほど”での役名)に捧げたいと思います(笑)。あらためて本当にありがとうございました」と、ブレイクのきっかけとなった“ふてほど”での役にも感謝を述べた。
そんな河合を祝うべく「不適切にもほどがある!」で父親役を務めた阿部サダヲも登壇。前日にも新しい作品の現場で一緒だったことを伝えた上で、「コメディーセンスもすごくあるし、何でもできる人だなって。すごい方っていうのがあなたの印象です」と河合を評し、「本当におめでとうございます。また大きくなることを期待しています。これからもよろしくお願いします」と今後の輝ける河合の俳優人生にエールを送った。
なお、新人賞には河合、松本の他、高橋文哉、趣里、水上恒司、若葉竜也が選ばれた。
「2025年 エランドール賞」(選考期間:2023年12月1日~2024年11月30日)受賞一覧
■プロデューサー賞
映画部門:「ラストマイル」新井順子
テレビ部門:「虎に翼」尾崎裕和
■プロデューサー奨励賞
映画部門:「正体」水木雄太
テレビ部門:「不適切にもほどがある!」磯山晶、天宮沙恵子
■特別賞
「侍タイムスリッパー」(安田淳一監督が登壇)
■「アクターズセミナー賞」
佐々木史帆、庄司浩平、竹田有美香、橘優輝
■新人賞
高橋文哉、河合優実、水上恒司、趣里、若葉竜也、松本若菜
◆取材・文=森井夏月(STABLENT)
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