渋谷凪咲“麗奈”の新たな凶行に「エグい」と視聴者打ち震える＜地獄の果てまで連れていく＞

2025.02.05 12:13

佐々木希が主演を務める「地獄の果てまで連れていく」(毎週火曜夜11:56-0:26、TBS系※一部地域を除く／TVerにて配信)の第4話が2月4日に放送された。復讐の作戦を練り直した紗智子(佐々木)。その矢先に麗奈(渋谷凪咲)が見せた行動に再び震え上がった。(以下、ネタバレを含みます)

主人公が挫折と葛藤を繰り返す、命懸けの復讐ドラマ

本作は、整形した主人公の橘紗智子(佐々木)が、家族を殺した悪魔のように非情なモンスター・花井麗奈(渋谷凪咲)を破滅へと追い込む、命懸けの復讐ドラマ。

麗奈の夫・花井誠を井上祐貴、インフルエンサーでもある麗奈のマネジャー・飯田ゆうきを吉澤閑也(Travis Japan)、麗奈の父で犯罪社会学者の黒川稔を板尾創路が演じる。

過去の地獄の日々を思い出し、改めて復讐計画を練り直す紗智子

麗奈の大切なものを奪って生き地獄を味わわせてやると、娘のこころ(芝田凰乃)を殺す計画を立てた紗智子だったが、自らの優しさから実行に移すことはできなかった。だが、その前回ラスト、SNSが炎上してストレスを抱えた麗奈が包丁を持ったまま自分の娘に近づいていく衝撃に、紗智子と共に見ているこちらも震えた。そして第4話もまた震えることになった。

麗奈の娘の元に慌てて駆け付けた紗智子だが、麗奈は電話に対応していて子どもは無事だった。紗智子は協力者の“コミ”にそのことを話し、作戦を練り直すことに。

そのときコミは、罪のない子どもを殺さずにすんだことで紗智子がホッとしているのではないかと指摘。紗智子は否定したが、その声は動揺しているようでもあった。コミは、紗智子が高校生のときに、麗奈が父を殺人犯に仕立てた挙げ句に殺し、自分にも教師殺害の罪を押し付け、さらに全身やけどを負わされるという地獄の日々を過ごしたことを思い出させる。

自殺を考えるまでに追い詰められた当時を思い出し、息が荒くなる紗智子。コミが「私たちの最終目標は、あいつの罪を全て世の中に知らしめて償わすこと。そしてもう一つ…」と言ったところで、紗智子は「分かってる！私たちが味わった以上の地獄を見せつけること」と続け、改めて麗奈の弱点を見つけ出すことに。

麗奈がミキサーに入れたもの…

そして、場面は麗奈の家へ。ピアノの練習中、泣き叫ぶ我が子に「もう限界」と言う麗奈。こころを抱きかかえ、ベビーベッドの柵が外れて落ちたことにして落とそうとしているところに、ベビーシッターの仕事で紗智子がやって来た。すると、「そっか！」とにっこり。

アイロンがけをしていた紗智子が、席を外したすきに、熱々のアイロンのコードを持ち、娘の上にぶら下げる麗奈。その表情は、母親とは思えないほどに冷たい。慌てて戻ってきた紗智子が謝ると、麗奈は「何かあると大変ですから」と取り繕った。先の「そっか」というのは、紗智子に罪を着せて娘を死なせることができると思ってのことで、コミが予想したことでもあった。

娘に愛情などない麗奈。コミの「なんで今まで、こころを殺さなかったのか」という疑問がよみがえる。そして、麗奈の言動から、紗智子がたどり着いた麗奈の大切なものは誠。子どもは誠の愛情をもらうためだけの“道具”ではないかというのだ。

殺すのはいつでもできるとし、麗奈を苦しめるために別れるように仕向ける計画で動き始める紗智子。まずは麗奈のインフルエンサー仲間の女性を誠に近づけさせた。

すると、その様子を見た麗奈は、夜に彼女がプレゼントで持ってきた金魚をミキサーに入れ、スイッチを押した…。

麗奈の新たな凶行にSNSには「エグすぎる」「強烈すぎる」「容赦なし」と恐怖の声が広がった。アイロンの件も含めてゾッとした。

ラスト、紗智子は、麗奈の様子をひそかに撮影した動画を誠に見せることにしたが、誠の反応は意外なものだった。誠は驚く風でもない冷たい表情になり、それから紗智子に「うちで働くの、辞めていただけないでしょうか」と告げたのだ。誠の存在により、また先が読めない展開に向かった。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部