好きな物が選べない…姫の心の闇を救う騎士との恋物語に「キュンキュンした」「好き」の声【作者インタビュー】

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「ガンガンONLINE」にて連載されている『ひねくれ騎士とふわふわ姫様』(スクウェア・エニックス刊)の第3話をピックアップ。作者の葵梅太郎さんが、2024年12月8日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、4.4万件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事では葵梅太郎さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

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姫と騎士の心温まる物語

「死産」だったが埋葬される直前に蘇ったクローニア姫。幼少期に妖精がみえるようになって、王族から不気味な存在として気持ち悪がられている。そんなことを鮮明に思い出してしまうような夢から覚めると、朝になっていた。

北領の古城に住んでいるクローニアは、騎士として仕えているルークスと一緒に朝食を食べていると、「すみませーん」という声が聞こえてくる。

声の主は、「ランプトン商会」の商人・モフタン。古城から一番近い街・ヨークベリーから来たモフタンは、古城に姫が住み始めたことを聞きつけて、フライング気味に商売をしに来たらしい。

早く物が手に入ることに越したことはないということで、2人はモフタンが持ってきた商品を見るために、城の外にいるモフタンの元へ向かう。そして、防寒用品と食料、日用品や薪を買うことにした。

買い物をしていると、ルークスから好きな絨毯の柄を選ぶように言われて、考え込むクローニア。また、モフタンからは「お姫様は何か『好きな物』はありますか？」「サービスしますよ！」「えらんで下さい」と言われてしまう。

しかし、好きなものを否定されて育ってきたクローニアは好きな物が選べない。自分が選ぶものは、周りの人たちを困らせてしまうため、ルークスに選んでもらおうとするクローニア。

すると、ルークスは「姫」と言ってクローニアを抱き寄せると…。

この漫画を最後まで呼んだ人たちからは、「大変美味しゅうございました…」「姫の成長物語最高」「ルークスかっけえ…」「惚れた…」「キュンキュンした…」「好き…」など反響の声が多数寄せられている。

3話に相応しくするために…しっかり考えて作り始めた第3話

――『ひねくれ騎士とふわふわ姫様 古城暮らしと小さなおうち』第3話を創作したきっかけや理由があればお教えください。

3話はまだ連載の原稿を描き始める前の“お話のストックを作る”状態だったので、3話に相応しいお話は…としっかり考えて作り始めたと思います。結構複雑な物語の構成で、時間が掛かったし苦労した回だったと記憶しています。担当さんの力を借りてなんとか出来上がったお話です。

――ハグの「A」と手にキスをする「B」のどちらが良いかと問うルークスに心を奪われてしまいました。他の選択肢でも例え話はできたかと思いますが、なぜこの2択で例え話をしようと思ったのでしょうか？

「登場人物のクローニアを『ドキッ』とさせると同時に読者も『ドキッ』とさせよう！」ということで、その2択にしようと決めた気がします。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

商人のモフタンが商品を並べている所ですかね！ワクワクするので。イチャイチャを見せつけられてビックリしているモフタンも気に入っています。

――妖精達の中では、宝石の原石がお金の代わりになっているようですが、妖精達はこの原石をどこから仕入れてくるのでしょうか？

妖精には通貨という概念は無いのでは？と思います。なので手に入れる方法？もケースバイケースなのかなと。ただお気に入りの宝物を差し出している感じはしますね！

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします！

いつもいつも応援本当にありがとうございます!!!引き続き楽しんでいただける漫画を作れるよう精進してまいります。よろしくお願いします!!