猫たちが働く元ブラック企業、キュートな猫から提出されたポスター案に「ここは天国か?」「かわいすぎる…」の声続出【作者インタビュー】
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「pixivコミック」にて連載されている『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』(KADOKAWA刊)第5話の中から1エピソードをピックアップ。作者である清水めりぃさんが、2024年12月9日に本作を含む数話をX(旧Twitter)に投稿したところ、2万件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事では清水めりぃさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
みんなで協力しながら仕事をする猫と人間の物語
激務、長時間拘束、薄給の三拍子揃ったブラック企業の1つで働いていた主人公のモフ田くん。朝目覚めると突然、片耳と片目がグレーの毛並みの猫になっていた。しかしブラックな会社だけに、上司は休むことを許してくれない。だが猫の姿になっても出社し続けていると、徐々に労働環境が改善されていく。そして今では、福利厚生も充実されるなど見事ホワイト化していた。
そんな会社で働くモフ田くんの本日の仕事は、キャットフードについての会議。モフ田くんの先輩であるシバ山先輩を中心に、「美味しさだけじゃなく、健康もしっかり考えた最上級フード」について話し合う。
「大自然の中で食べてナチュラルさを表現」「フードを食べて肉体改造!」などとキャッチコピー案が出るなか、モフ田くんの案は「残業して疲れててもこれを食べたら元気みなぎる!とかどうっすか」とそこはかとない闇が…。ブラック企業時代の名残を感じさせる。
それぞれが意見を出し合っているところで、モフ田くんは「ポスター案考えてきたんすけど…」と言ってシバ山先輩に紙を差し出す。「ちょうど今日の議題にしようと思ってたんだわ!」「助かる〜〜…」と紙を見たシバ山先輩の表情が見る見る変わっていき…。
この漫画を読んだ人たちからは、「この会社入りたい」「モフモフに囲まれて仕事したい」「猫と人間が共存している…」「ここは天国か?」「かわいすぎる…」など反響の声が寄せられている。またコミック『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話(※なお今はホワイト)』では本エピソード以外にも、日々仕事に奮闘する猫たちの様子が描かれている。
“連想ゲーム”のようにストーリーをつくる清水さん
――『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話(※なお今はホワイト)』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』は元々たった4ページの突発的に描いた創作4コマで、それが膨らみ単行本化して当時の主人公のモフ田くんはブラック企業をホワイトに変えるに至りました。
自分が以前いた職場が結構ブラックな職場だったということもあり、自分の経験なども加えてコミカルな作品にしています。
そして今回掲載頂いた『(※なお今はホワイト)』に関しては『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』の5巻の内容であり、1~4巻に登場したキャラたちがホワイト企業で集結し奮闘する話となっています。
――本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
モフ田くんは実は絵が下手という話の部分は絵に着目されてしまうかと思うのですが、ホワイト企業になったことによってライフワークバランスが整い睡眠もしっかりとれるようになったことで、1巻ごろでは少しトゲトゲしていたシバ山先輩が丸く優しくなった、という点が注目してもらいたいポイントだったりします。
『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』の5巻に関しては猫たち4人が主人公であると同時にシバ山先輩が裏主人公(?)でもあるので、ブラック時代と比べてだいぶ丸くなったなと思って見てあげて欲しいですね。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
今回Xにポストした画像の中でシバ山先輩が「光り輝く星は俺なんかを相手にするか⁉光ってなくていいんだよ!!俺と両想いになってくれる相手が欲しいんだよ!!」と叫んでいるのですが、ここのセリフ考えるの難しかったな…って思い出しました。(笑)担当編集者の方ともこのセリフに星を入れたらどうか、と相談しあったりしましたね。
あとポストした画像外になりますが、5巻で『ビッグキャッツと修羅場』という回があるのですが残業代やタクシーチケットが貰える会社になったんだねえ良かったねえ…と思える回で気に入っています。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
自分の経験を探ったり、色んな単語や目に見えた物の名前を発してそこから連想ゲームのようにストーリーを作ったりしています。
例えば「友人」というワードが浮かんだらまず作中のハチくんと鴨くんというキャラがポンと浮かび、そこに「鳥」というワードを加えることで2人が1匹の鳥に対してどう動くのかを膨らませて考える…なんてことをしたりしています。最近は単語ではなく舞台から考える、なんてこともしています。
――以前のインタビューにて、飼い猫に作画協力をしてもらったとのことでしたが、今回も協力してもらったのでしょうか?
6~7巻の主人公であるくろべぇくんは作中唯一の長毛種の猫ということもあり、肉球周りや胸毛や頬の毛などを飼い猫のめめちゃんに作画協力してもらっていました。今回ご紹介いただいた5巻の猫たちに関してはみんな短毛種なので同じく飼い猫のりんちゃんに作画協力をお願いしています。
『ここのポーズどうしようかな~』という時はりんちゃんの写真を漁ったり、その時しているポーズを参考にしたりしています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつもブラ猫や実録マンガなど作品を見て下さってありがとうございます!ブラ猫も今年で7年になりますが今後も応援してくださると嬉しいです![/B]
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