NHK大河『べらぼう』土ドラ10『アンサンブル』出演で注目の俳優・東野絢香、ドラマ制作陣のオファーが途切れぬ個性派の魅力
NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第3話から登場している勝気な花魁・志津山を好演中の東野絢香。NHK作品では朝ドラ『おちょやん』岡田みつえ役でも鮮烈な印象を残した彼女だが、大河ドラマは本作が初出演となる。1月期はドラマ『アンサンブル』(日本テレビ)にもレギュラー出演中。さらに複数の作品が控えるなど、さらなる活躍が期待されている彼女に2025年最新インタビューを行った。(取材・文/児玉澄子 撮影/厚地健太郎)
──今年は1月からテレビドラマでの活躍が相次いで、活躍の年になりそうですね。
「実はお正月にいくつかおみくじを引きまして、それがすべて大吉だったんです。単純ですけど、それだけで今年はいいことがありそうな気がして。苦手だった運動もちょっと頑張って取り組んでみようと、1月から体を動かしたりしています」
──まずは大河ドラマのお話から聞かせてください。すらりと背の高い東野さんに、花魁の衣装がとても映えています。
「高下駄を履くとよけい威圧感が出てしまうかもしれないですね(笑)。志津山は"ヤンキーっぽい花魁"という設定で、カツラもリーゼントっぽく前が膨らんでいるんです。セリフも強めな感じなのでキャラクターは掴みやすかったです。だけど彼女もやはり花魁ですので、どこかに必ず苦しみや傷を負っているはず。ただ面白おかしく勝気に振る舞うのではなく、花魁として共通して抱える悲しみは大切に演じようと監督さんとも話しています」
──"大河初出演"はどのようにして決まったのですか?
「オーディションです。2023年の仕事納めくらいの頃のことで気合いも入っていたのですが、オーディションの時に『おちょやん』でお世話になった監督さんがいらっしゃって、すごくホッとしたのを覚えています。昨年出演したNHK夜ドラ『未来の私にブッかまされる!?』も、『おちょやん』のプロデューサーの方の推薦もあったそうなんです」
──芝居が評価されて次の現場に繋がるのは、俳優冥利に尽きることなのでは?
「再会はやっぱり嬉しいですね。この仕事って1つの作品が終わるとチームが解散になるので、どうしても孤独になりがちなんです。特に私はキャリアが浅いですから、“この人たちともう会えないかな”と思うことも多くて。だからこそまた一緒にお仕事ができると、“こんなに救われた気持ちになれるんだ”と実感することが、特に昨年は多かったです」
──昨年はテレビドラマと並行として、複数の映画も撮影されていたそうですね。
「まだ詳しいことは言えないのですが、素晴らしいスタッフさんたちとたくさんお仕事させていただきました。“えっ、あの監督さんとお会いできるの!?”と一瞬ミーハーになってしまうくらい、人生を変えたり救ってくれたりした映画を撮られた監督さんともご縁があり、10代の頃の自分に自慢したいと思いました」
──東野さんと言えば、一昨年公開の映画『正欲』での芝居が高く評価されたのも記憶に新しいところです。
「私にとって初めての映画出演で、必死に向き合った役でした。それだけに同業者をはじめ多くの方に会うたびに“よかったよ”と言っていただけたのが本当に嬉しくて、お芝居がもっと好きになったきっかけの作品でもありました。ただ俳優という仕事の難しいところは、どんなにお芝居を頑張りたくても作品との出会いがなかったら頑張りようがないんです」
──もどかしさを感じるタイミングもあるかもしれないですね。そういう時はどうやって過ごされるのですか?
「普段から映画や舞台をよく観に行くんですが、自分より若い俳優さんが素晴らしいお芝居をされているのを観ると、とても心がときめくんです。“私も誰かにときめきを与えられる芝居ができるかもしれない”と希望がもらえますね」
──そうやって次の作品に向かうエネルギーをチャージする感じ?
「そうですね。それこそ『べらぼう』のオーディションを受けていたのも、『正欲』が公開されて、もっとお芝居をしたいという欲が高まっていたタイミングでした。しかも『おちょやん』の監督さんも見てくださっている。もっと成長した姿を見せたいという思いが全部乗っかって、いい結果をいただけたのかなと思っています」
──現在は連続ドラマ『アンサンブル』にもレギュラー出演中です。演じている星野藍はどんな役どころですか?
「法律事務所の事務員で、私の実年齢よりも少し下の23歳。韓国カルチャーにハマっている等身大のZ世代です。衣装合わせの時に私がカラフルな私服を着て行ったら、衣装スタッフさんが“こんな髪型も似合いそう”“メガネをかけてみたら?”といろいろアレンジしてくださって。そこからどんどんキャラクターが膨らんで、化学反応が起きていったのが面白かったです」
──お芝居も自由度が高いのでは?
「そうですね。法律事務所のチームで和気あいあいとしているシーンが多いので、アドリブもいけるかも? などと考えたりしています。現代劇ということもあって、『べらぼう』とはまた違ったお芝居の重力のかけかたができているのが楽しいですね」
──お話ぶりからもとてもお仕事が充実しているのを感じます。冒頭で“苦手な運動に取り組んでいる”とおっしゃっていましたが、今年の目標はありますか?
「新しい"好き"を探す行動をしたいですね。写真を撮ったり、蚤の市に行ったり、単館系の映画館に行ったり、好きなことはたくさんあるんですが、放っておくと2時間も3時間も喫茶店にいちゃうので、多少無理やりにでも”動こう!“と自分を鼓舞しています。あとは今年の年末にも”まだちゃんと体を動かしてますよ”と言えていたいです(笑)」
【プロフィール】
東野絢香(ひがしの・あやか)●1997年11月9日生まれ、大阪府出身。特技:大阪弁。趣味:カメラ フィルム 、料理、衣食住を整える事。2024年は『おじさんだけど、キレイになってもいいですか?』(中京テレビ)、『春になったら』(KTV)、金曜ナイト『JKと六法全書』(テレビ朝日)レギュラー、『GO HOME~~警視庁身元不明人相談室~』(日本テレビ系)、NHK 夜ドラ『未来の私にブッかまされる!?』レギュラー、『民王R』(テレビ朝日)など多数の作品に出演。2025年1月スタートのNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』にて花魁・志津山役、土ドラ10『アンサンブル』(日本テレビ系)では「たかなし法律事務所」の事務員・星野藍役を演じる。
最新情報は、事務所の公式HP( https://www.tristone.co.jp/)、X(旧Twitter) @ayaka_higashino、Instagram @aya_kirin にて公開。
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