37歳・菅野結以が語る年齢を重ねる面白み「レベルアップしていく感覚、好きにやったもん勝ち」
モデル・菅野結以が自身8冊目の書籍『オルタナ美容 非常識美人の哲学』(扶桑社)を発売した。かつて「白ギャル」文化を生み出し、現在は37歳を迎えた彼女。「『もうおばさんだから』と言った瞬間、女は老ける」と語る菅野の哲学を詰め込んだ本作に対する思いを聞くと共に、彼女が持ち続ける“ギャルスピリット”の真髄を語ってもらった。(前後編の前編)
──本作は菅野さんにとって8冊目の書籍ということですが、まずは今回の本を書こうと思った経緯を聞かせてください。
菅野 今回は久しぶりの書籍なんです。20代の頃にたくさん本を出す機会があったんですが、30代になって、美容や生き方に対して、新しく生まれた考えや変化した部分もありました。
それから、日々、ファンの方とやり取りをしたり、色んな声をいただいていると、“普通”とか“常識”の枠にとらわれたり、世の中の“謎のルール”みたいなものに苦しめられている人が多いのかもしれないということを感じていたので、その“ルール”に全然はまらなくても大丈夫なんだ、ということを伝えられたら、そういう方々を楽にできるんじゃないかなという感覚があって。それで「オルタナ美容」というテーマに行き着いたんです。
──菅野さんご自身、世の中の“謎ルール”を感じることはこれまでにあったのでしょうか。
菅野 私は小学生の時に、その小学校のルールに乗れなかった人間なんです。「“選んでいないのに”、なんで毎日同じ時間に同じ場所に行って、同じ授業を受けているんだろう」って。「自分はこれが得意で、これが不得意だ」ということが明確にあったので、「得意なことだけを伸ばして、苦手なことはそれが得意な人に任せて生きていった方が絶対楽しくなる」と思っていたんです。本の中にも書きましたが、小学生の時に「義務教育が終わったら自分で選んだ道で生きていこう」と決めていました。
それで中学生になったら、例えば「眉毛を剃ってはいけない」とか「スカートの丈の長さ」とか、校則って不思議だなあと。そういう理由のわからないルールが、大人になるにつれてどんどん増えていった感じがしていたので、それに抗って、もっと心地良く、自分らしく生きられる方法を要約すると「オルタナティブ」という言葉が自分の中でしっくりきたんです。
──「オルタナ美容」と謳ってはいますが、美容だけでなく、生き方そのものについても刺激をもらえそうな内容ですね。
菅野 そうですね。子どもの頃、生き方の面で「変だな」と感じることがありましたが、モデルの仕事を始めてからは、美容でも同じことが起こった感じがしたんです。だからこの考え方は何にでも応用できるんだと思いました。美容ってマインドに直結するものなので、美容の話だけを書いていたらしっくりこないというか、このマインドの話をしないと説明がつかない気がしたんです。
──「『もうおばさんだから』と言った瞬間、女は老ける」「つけま、カラコン卒業しなくていい」といった見出しも目を引きます。「Popteen」で活躍されていた時代から菅野さんを応援し、菅野さん同様年齢を重ねてきた世代の女性に対して伝えたいことはありますか。
菅野 私、年齢を言うとびっくりされることが多いんですが、10代20代は大変なことの方が多かったので、軽やかになれた今「大人最高!」という気持ちです。「年齢を重ねる」ことを「悪くなっていく」と考えていたら、生きていて楽しくない。私はむしろレベルアップしていく感覚があって、その時々にしかない面白みがあるものだと思っているので、それを味わいながら生きています。
だから、ヘアメイクもファッションも本当に好きなものをずっとやるし、ミニスカートもたぶん一生履き続ける。「可愛いけど着れない」と耳にすることがあるけど、「可愛いなら着ようよ!」と思うんです。知らず知らずに“謎のルール”にとらわれてしまいがちですが、自分のための人生なので好きにやったもん勝ち。「なんでそんなに老けないんですか?」と言われたりするんですが、一番の思い当たる節はこのメンタルです。だからみんな、細胞を騙していった方がいい。美容の土台はマインドだと思う。
──好きなものを続けるということは前提として、時代ごとの流行りや重ねた年齢ごとの変化についてはどのように考えていますか。
菅野 感性って筋トレと同じだと思っているんです。毎日色んなものを見たり、好奇心旺盛に色んなものに触れていると、感性がずっと活発になるというか。だから「こうしよう」というより、毎日色んなものを好奇心旺盛に見て体感して取り入れています。トレンドを意識してるわけでもないんですが、自然と時代の中で自分らしい形になっていってるのかなって。特にヘアメイクやファッションは時代性が出やすく、同じメイクをし続けていると古い顔になっていってしまうので、感度高く、自分の足を使って色んなものを見に行くようにしています。
──それは美容に関連するものだけじゃなく?
菅野 はい。美容ももちろんですけど、見たいものは即現場に見に行くということを日常的にしています。本にも「一生、現場主義」と書いていますが、自分の感覚を刺激して育てていれば、退屈しないしずっと生き生きしていられるんじゃないかなと思います。
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