武藤潤“一顕”と伊藤あさひ“整”が、メール相手と判明しそうでしないもどかしさにキュンキュン＜ふったらどしゃぶり＞

2025.01.22 14:34

伊藤あさひと武藤潤(原因は自分にある。)がＷ主演を務めるドラマ特区「ふったらどしゃぶり」(毎週木曜深夜0:59-1:29ほか、MBSほか)の第2話が1月16日に放送された。一顕(武藤)と整(伊藤)がお互いにメール相手であることが判明してしまいそうになる様子が描かれて、ドキドキしつつキュンキュンとさせられた。(以下、作品のネタバレを含みます)

伊藤あさひ&武藤潤が初主演にして初共演

同作は、WEB小説マガジン「fleur(フルール)」(KADOKAWA)で連載され、2013年にフルール文庫版が発刊、2018年に新書館ディアプラス文庫として新装版が発売された、一穂ミチのBL代表作「ふったらどしゃぶり When it rains, it pours」が原作。“セックスレス”に悩む不器用な大人のラブストーリーを描く。

タワーマンションで同居する幼なじみへの恋心に思い悩む、家電メーカー「伊坂堂」総務部の半井整(なからい・せい)役には、伊藤が配役。彼女とのセックスレスに悩む、整と同じ会社の営業部に勤務する萩原一顕(はぎわら・かずあき)を、武藤が演じる。

その他、一顕の同棲中の彼女でネイリストの水谷かおり(みずたに・かおり)役の秋田汐梨、整の幼なじみであり同居相手の藤澤和章(ふじさわ・かずあき)役の松本大輝らがドラマを盛り上げる。

また、オープニング主題歌は、本作のために書き下ろされたONE LOVE ONE HEARTの「ビターネクター」に決定。エンディング主題歌は、わんちゃんわんわんねこにゃんにゃんによる書き下ろし楽曲「明けない夜」。切ない思いを歌う両曲が本編に彩りを加える。

彼女とのセックスレスに悩む一顕と同居中の幼なじみとのかなわぬ恋に悩む整

家電メーカーの営業部で働く一顕は、同棲中の彼女・かおりとのセックスレスに悩んでいた。ある日、会社で同期会の幹事を任され、店の候補を自分宛にメールしたつもりが、誤って“誰か”に送ってしまう。届いた先は、実は一顕と同じ会社の総務部で働く同期の整で、彼もまた、同居中の幼なじみ・和章とのかなわぬ恋に悩んでいた。

まさか連絡を取っている相手が同僚だと思いもしない2人は、メールを送り合い、何げない会話をする不思議な関係になっていく。

かおりや友人らとバーベキューに行った一顕は、友人の結婚報告を聞くが、セックスレスである現実を突きつけられたように感じる。そして、整にメールでその悩みを打ち明ける。一方、整は和章への思いが募り過ぎて息が詰まるように感じていた。

一顕と整は同期会に参加して会話を交わす

同期会に参加した一顕と整。自社の商品である美容家電の話から女性のメークに話が及ぶ2人。「うちの彼女も顔作るとき、目にゴリゴリ何か塗って、もうハラハラするんすよ」と一顕が言うと、整ははたと食事の手を止めて「顔作るって言い方はやってんの？」と聞く。一顕はなんということなしに「え？そうなんすか？」と返し、整は「いや、わかんない」と言って食べ始める。

同期会が終わって店の外に出ると、ゲリラ豪雨のような激しい雨が降っていた。一顕は整が傘を差さずにたたずんでいるのを発見して「何やってんすか」と傘を差しかざす。整は自分の傘を差して、駅直結のマンションに住んでいるから雨が珍しいと言う。

「雨の音が好きならそれを流しているサイトがあるから、教えようか」と一顕が言う。「メールで送ります。アドレスって…」と言いかけて、荷物を店に置いたままにしていることに気づいた一顕。「ちょっと取ってきます」というと、整は「そこまでしてくれなくていい」という。一顕が「二次会行きます？」と聞くと整は「帰んなきゃ」と答えて、2人は別れるのだった。

メールの中で使っていた一顕の「顔を作る」という言葉に整が反応し、整にメールアドレスを一顕が尋ね、2人がメールの相手であることが判明してしまうのではないかと見ている方はドキドキ。バレてほしいような、まだバレてほしくないような、もどかしい気持ちになって胸がキュンキュンとした。

◆構成・文＝牧島史佳