高石あかりにインタビュー

高石あかり「私は一歩一歩の人間」朝ドラヒロインなどの躍進に「その一歩が大きく進んでいて自分でも信じられない」

2025.01.21 12:10
高石あかりにインタビュー

俳優の高石あかりが、東京・赤城神社で行われた「エイベックス・マネジメント・エージェンシー 2025新春参拝&晴れ着お披露目会」に参加した。2024年は出演映画が5本公開され、現在はドラマ「御上先生」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)に出演中。さらに、2月18日(火)から放送のドラマ「アポロの歌」(毎週火曜深夜1:28-1:58ほか、TBSほか)では佐藤勝利とW主演、そして秋から放送される連続テレビ小説「ばけばけ」(NHK総合ほか)ではヒロインを務める。映画「遺書、公開。」の公開(1月31日[金])も控えているなど、2025年も多くの作品に参加しており、今最も注目されている若手俳優だ。お披露目を終えた高石を直撃し、2025年について話を聞いた。

晴れ着お披露目会に2年連続出演「出会いの場にも」

――2年連続での出演となったお披露目会はいかがでしたか?

いつか出たいと思っていた、この晴れ着お披露目会に去年出させていただいてうれしかったので、今年も出させてもらえたらうれしいなと思っていたら、こういう機会を頂いて。すごくうれしいですし、事務所の仲がいい方だったり、初めてお会いする方もいて、そういう出会いの場になっているのもすてきなことだなと思います。

――去年より堂々としていたように見えました。

自分では全く意識してなかったです。でも、去年は緊張していました(笑)。

梅の花言葉は「2025年にすごく大切になってくるキーワード」

――今回の晴れ着について教えてください。

梅が描かれているのがすてきで。花言葉が「忠実」とか「上品」「高潔」「忍耐」なんですけど、2025年にすごく大切になってくる言葉、キーワードだなと思うので、今回はこの着物を着られてうれしいです。

前回は赤だったんですが、今回は白で。やっぱり凛としますし、心も背筋もそうですし、こういうお着物を着て1年を始められるというのはうれしいことだなと思います。

――絵馬には、2025年の抱負として「華」という字を書いていました。

ちょうど1年前、今まで撒いた種が芽吹く一年になればいいなと思って、「芽」という字を書かせていただいたんです。なので、「芽が2025年は咲きますように」という気持ちを込めて書かせていただきました。

父親の言葉「やっと少し恩返しができるね」に喜び

――今年のお正月はどんなふうに過ごしましたか?

ゆっくりしました。一日中寝て、ゆっくりして(笑)。実家も日帰りで一日だけだったんですけど、ゆっくりしました。父とお墓参りであったりとか、感謝を伝えに行ったりとかもしたので、その一日は宮崎に帰ることができて。

あとは、(東京の)おうちで母や兄と一緒に過ごしていて、一年の振り返りとか2025年は楽しみだねっていう話をしていました。

――ご両親からかけてもらった、印象的だった言葉はありますか?

「やっと少し恩返しができるね」っていう父からの言葉が、最近は一番うれしかったなと思います。うれしいことが決まり、それが発表になった時に、身の回りの方もそうですし、「朝ドラのヒロインになりたい」というのは小さいころから言っていたので、その夢を一緒に追ってくださる方もたくさんいて、その方への恩返しになれればいいなと思っています。

「ベイビーわるきゅーれ」との出合いは大きな転機

――映画「ある用務員」(2021年)で殺し屋の女子高校生を伊澤彩織さんと二人で演じ、魅力を感じた阪元裕吾監督がほぼ同じキャラクターで映画「ベイビーわるきゅーれ」(2021年)を製作しました。朝ドラのオーディションもそうですが、高石さんは演技が評価されてチャンスをつかんできたという印象があります。

私は一歩一歩の人間なので、目の前にある役と作品に向き合う、しっかり向き合うんだということで、いろいろなご縁につながってきたと思っています。なので、「ベイビーわるきゅーれ」も映画3本、連続ドラマと続いたり、朝ドラヒロインもそうですし、その一歩がすごく大きく進んでいて、自分でも信じられないです。

やっぱり「ベイビーわるきゅーれ」に出合うというのは、とても大きな転機だったなと思います。本当に多くの方に知っていただける機会にもなりましたし、一つの役をこうして長く演じさせていただくということもありがたかったなと思います。

――現在撮影中の「御上先生」は同世代の俳優も多いと思いますが、現場はいかがですか?

刺激をたくさん頂いていて、やっぱり一人一人全く違うお芝居の捉え方というか、表現の仕方なので、自分にはないものをたくさん持たれてる方のお芝居は素晴らしくて。皆さんのお芝居をどう吸収して、どう自分の中で落とし込んで自分のお芝居につなげていくかみたいな、日々考える時間は楽しいです。

朝ドラ撮影は「絶対に大変…苦しいこと、悩むことって贅沢だなと思う」

――そして、「ばけばけ」の撮影が始まると、大阪での生活になりますね。

楽しみです。大阪はおいしいご飯がいっぱいありますし、粉物もありますし。何より人が、大阪の皆さんは温かくて明るくて、パワーもありますし、そういう方々に囲まれながら生活できるというのはきっと楽しいんだろうなと思います。

――ただ、朝ドラの撮影はハードと聞きますが、不安はありませんか?

皆さんやっぱり「大変だよ」って言ってくださるんですが、大変なのはきっと絶対に大変だとは思うんです。その大変なこととか苦しいこと、悩むことって贅沢だなと思うので、それも自分の中では楽しみの一つです。

プライベートで挑戦したいこと「一人で旅行に行きたい」

――先ほど朝ドラヒロインが昔からの夢だとおっしゃっていましたが、次の夢はありますか?

まだまだ全然、自分の中で次には行けてないのですが、とにかく今は「御上先生」のお芝居に集中して、その後は(「ばけばけで演じる」)松野トキというキャラクターに集中して。その次の夢はまた…その後に出てくるんですかね(笑)。

――2025年は忙しくなると思いますが、プライベートで挑戦したいことを教えてください。

一人で旅行に行きたいです。大阪に撮影で行ったときに大阪巡りを一人でしたことなどはあったんですが、ちょっと遠出したいなって。あとは、関西の方が近くなるので、京都とか兵庫とか一人で行ったり。一人旅をして、ちゃんとリフレッシュすることを、自分一人でできるようになりたいなって思います。

やっぱり自分の機嫌は、自分で取るしかないなので(笑)。山とか自然がすごく好きなので、そういう所に行って、1年ちゃんと完走するために、体と心を大切にしてあげることができたらいいなと思います。

※高石あかりの高は正しくは「はしご高」

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