

『スター・ウォーズ』最新作が完結 ジュード・ロウ、最後まで善悪の見極めが難しい“ジョッド”を好演「最後の表情に切なさを覚えた」

子どもたちが宇宙を舞台に大冒険を繰り広げる「スター・ウォーズ」最新ドラマ「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」の最終回となる第8話が、1月15日に配信された。第7話で、ジュード・ロウ演じる怪しげなフォースを操る男ジョッド・ナ・ナウッドと共に、ようやく平和な母星アト・アティンに戻った子どもたちだったが、第8話ではジョッドが牙を剥き出しに。米国のXトレンドランキングで上位にランクインし、多くのファンが「ワクワクした」といった声を寄せるなど、大きな反響が上がった。(以下、ネタバレを含みます)
ライトセーバーをちらつかせて共和国の密使だと偽るジョッド
平和な惑星アト・アティンでの暮らしに物足りなさを感じ、冒険に出たいと思っていたトラブルメーカーのウィム(ラビ・カボット=コニャーズ)は、森の中に眠っていた宇宙船で思わぬ大冒険に繰り出すことに。おっとりさんのニール(ロバート・ティモシー・スミス)、しっかり者のファーン(ライアン・キーラ・アームストロング)、メカに強いKB(キリアナ・クラッター)と共にアト・アティンを守るバリアから飛び出したウィムらは、海賊だらけの惑星で出会ったジョッドとドロイドのSM-33の手を借りて、母星への帰還を目指した。
その後、第6話で実は母星が旧共和国時代の造幣局だったことが明らかになったり、ジョッドに裏切られたりしながらもどうにか第7話で無事帰還。ただし、海賊のキャプテンに返り咲いたジョッドと共に――。
ライトセーバーをちらつかせて共和国の密使と偽り、大人たちをだましたジョッドは、アト・アティンの地下深くで製造されているクレジット(お金)の略奪をもくろんでいた。そのため、自分の正体を知る子どもたちの動きを封じるべく、惑星を統制するドロイドたちに子どもたちの監視を命令。ジョッドと共に惑星の監理官の元に連れて行かれたファーンとその母親である次官を助けたくとも、動きを封じられてしまい、第8話序盤はヤキモキさせられた。
自宅に戻ったウィムと父親の会話は、伏線だらけ?
規律を破って、惑星を飛び出したことを理由に“密使”のジョッドから自宅謹慎を言い付けられたウィムとニールとKBの3人。それぞれにアト・アティンとファーン親子のピンチをひしひしと感じているが、命令に忠実なドロイドに張り付かれてしまい動けない。そんな中で交わすウィムと父親の会話は、その後の展開を予感させて面白い。例えば、将来についての会話で父親が「宇宙を旅して何も学ばずか? 危機感を持て」とウィムにハッパをかけるが、まるでわが子の活躍を暗示しているよう。
また、ウィムはドロイドに気付かれないように、「いるんだよ。宇宙にはそれ(良き故郷)を壊そうとする奴らが」と海賊の襲来を匂わせるも、父親は「監理官が対処するよ」と脳天気。その後、アト・アティンでの生活しか知らない親世代よりも外の世界を知った子どもたちが活躍したことは言うまでもない。
宇宙での過酷な経験は子どもたちを何倍も大人にしたようで、ファーンはジョッドにライトセーバーを向けられても怯まずに彼をにらみ続け、ジョッドによって街全体が停電させられるとウィムとニールとKBは速攻でホバーバイクに乗って、ファーンの救助へ。海賊からの攻撃を交わしながら、ウィムの父親をお供に監理官の塔へと向かう姿は頼もしい。武器を持たぬ子どもたちがフォースを操りライトセーバーを持つジョッドや、ためらいなく撃ってくる海賊と“戦う”姿は胸アツだ。
ロウ演じるジョッドは本当に悪人だったのか?
ジョッドはウィムが罵ったように「偽のジェダイ」だったが、子どもたちに悲劇が忍び寄るとやりきれない表情を見せる一幕も。大人には容赦ないが、子ども相手となると優しさが垣間見え、SNSでは「悪になりきれてない感じが好きだった」「ジョッドの最後の表情に切なさを覚えた」という声も。「おまえらは今日から俺の奴隷だ」と不気味に笑ったかと思えば、「住人や惑星を傷つけたくない。仕事がしたいだけ」と言うなど、善悪の見極めが難しいキャラクターだ。
今作はドラマシリーズの「マンダロリアン」や「アソーカ」と同時代の物語だが、両作とも新作が発表されている。映画「マンダロリアン&グローグー」は2026年5月22日(金)公開予定で、ドラマ「アソーカ」シーズン2も制作中だそう。「スケルトン・クルー」最終回でジョッドの安否は不明の状態だったので、もしかするとこの先の作品に出てくる可能性も。子どもたちの成長も気になるが、ジョッドの今後にも注目し続けたい。
「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」は、ディズニープラスにて独占配信中。
◆文=及川静
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