新川優愛＆塩野瑛久が3度目の共演でワケあり夫婦に…久々の再会に新川「実はちょっと恥ずかしかった」＜五十嵐夫妻は偽装他人＞

2025.01.15 13:30

新川優愛と塩野瑛久がダブル主演を務めるドラマNEXT「五十嵐夫妻は偽装他人」(毎週水曜夜0:30-1:00、テレ東系)の第1話が1月8日に放送。民放公式テレビ配信サービス「TVer」では第1話の配信が開始された。このたび、1月15日(水)の第2話放送に先駆け、新川、塩野よりコメントが到着した。

素直になれない別居中夫婦が繰り広げるラブコメディー

同ドラマは、海石ともえの同名漫画が原作。転職先で再会した別居中の夫婦が、職場で他人を装って働くことで恋愛沙汰に巻き込まれていく姿を描き、素直になれない2人のじれったさに“もだもだ”するラブコメディーだ。

新川演じる会沢真尋は、職場では明るくしっかり者であるが、我慢強い性格ゆえにプライベートでは甘え下手。塩野演じる五十嵐直人は、若くして仕事を完璧にこなして職場で頼られる一方、理屈っぽく結婚や恋愛において気持ちを素直に表現することが苦手というキャラクター。

ほか、真尋と直人と同じ会社で働く瀬戸翠を兵頭功海、林美羽を田辺桃子、真尋と直人が夫婦だと知っていて社内でバレないようにカバーする部長の竹橋宗平を水橋研二、ドラマオリジナルキャラクターとなるスナックのマスター・三吉妙を浜中文一が演じている。

「喧嘩がかわいく見えればいいな」と思っています

ーーそれぞれが演じるキャラクターについて教えてください。

新川：真尋は何事にも一生懸命で、とてもまっすぐな人ですし、頑張り屋さんだなと思います。彼女は直人とは違った不器用さがあるので、(物語の中で)その不器用さをちりばめていけたらいいなと思っています。

塩野：直人は「完璧主義者」とまではいかないですが、仕事はできますし、家の中でも家事全般や身の回りのことなど整えておきたいタイプ。いかんせん夫婦のことになるとすごく不器用で……。取り繕う癖が悪い方向に行ってしまいます。

ーー第1話を拝見すると、真尋と直人は言い合いをしているものの、実は通じ合っている部分があるのではないかと解釈しました。お二人は、五十嵐夫妻の関係性について思うこと、演じる上で意識したことはありますか？

新川：前半は特に言い合って喧嘩をしているけど、傍から見ると「仲いいじゃん！」と感じられるシーンもいっぱいあるので、そういったところはぜひ楽しんでいただきたいです。後半になってくると、軽やかなシーンだけでなく、周りの人を絡めた物語、少し重たいシーンも出てくるので、キャラクターの心情だったり、生き様だったりも含めてご覧ください！

塩野：二人で言い合うところはテンポ感やテンションを意識していますし、「喧嘩がかわいく見えればいいな」と思っています。本人たちは本気で喧嘩をしていますが、相手の言ったことに対していちいち反応し、それを上回るようなことを言い返すばかりだと、見ている方も疲れるし、こちらも精神がすり減るし、ラブコメではなくなってしまいますよね。大事なことを話し合う描写もあるので、コメディ要素を入れるところと、そうでないところのメリハリをしっかりつけていけたらいいなと思います。

新川優愛、6年ぶりの共演に「ちょっと恥ずかしい」

ーーお互いの印象を聞かせてください。

塩野：共演するのが3回目で、10代の頃から知っていますけど、変わらないどころか、どんどんおきれいになっていく新川さんをずっと拝見しておりました。

新川：言わせてるみたいじゃん(笑)。ありがとうございます。

塩野：現場を明るくしたり、スタッフの方たちとコミュニケーションを取ったりするところは変わっていないし、とても人間味があって、皆さんを巻き込んでいくパワーがある人だなと思います。

新川：最初に共演させてもらったのがクラスメイト、前回が芸能事務所の社長(新川)と、その事務所に所属しているアイドル(塩野)という役柄だったので、それが6年ぶりに共演したら夫婦になっていて……。本読みで久しぶりにお会いしたんですけど、ちょっと恥ずかしいというか、「あ、どうも」みたいな変な緊張をしちゃいました。

塩野：そんな感じだった(笑)？

新川：(笑)。以前からお人柄も知っているので、撮影にはスッと入れました。今のところ言い合いのシーンが多いですけど(※取材時)、だからこそ(共演経験が多いからこそ)遠慮なく言い合えますし、本当に支えてもらっています。

ーー現在、TVerでは第1話が配信中です。繰り返し見てほしいシーンを教えてください。

新川：同じ会社の同じ部署で働くことになり、挨拶をしているときに目が合うシーンがあるんです。直人は直人で不器用だから「ギクッ」ってなっちゃって、どうしようって慌ててる。真尋は外に出て……というそんな二人の「ウッ！」というリアクションから始まる瞬間を見てほしいですね。

塩野：このドラマならではのピリッとするシチュエーションもあるので、そのあたりは何回もリピートしていただきたいです。物語の前半は、基本的に真尋目線で描かれているのですが、後半はもしかしたら直人目線も出てくるかも……なので、そうなったときに、第1話の見方がまた変わってくると思うんです。僕自身も監督と話をして、第1話用のお芝居をしているわけではなく、あくまで自然に、後に繋がるお芝居を心がけてやっていくつもりなので、そのあたりも注目していただけたらなと思いますね。

ーー最後に視聴者の方へメッセージをお願いします。

新川：夫婦の在り方や関係性が描かれていきますが、それだけではなく、私たちを取り巻く周りの環境やそれぞれのキャラクターが抱えているものも描かれていくので、そちらも見てほしいです。みんな大変なんです……(笑)。きっとご覧いただいている皆さんも、お仕事や人間関係で悩んでいることもあると思うんですよね。悩むことは悪いことだとは思わないですが、「自分が自分の味方になってあげてね」、「自分を大切にしてね」と肯定してくれるお話になっていると思う、というか……なれるように頑張るので、ぜひご覧いただけたらなと思います。

塩野：最初はテンポの良いラブコメディとして物語が進んでいくのですが、後半になるにつれて、また少し違った角度から見られるドラマとなっておりますので、引き続き、第2、3話……とご覧いただきたいです。最終話まで追っかけていただくと、この物語の隠れているテーマも見えてくるのですが、僕はそれが万人に受け止められるテーマだとは思っていません。でもそこも含めて「いろんな考え方があるんだな」と感じてくださったらうれしいです。ぜひ最後まで見届けてください。

【新川優愛】■ヘアメイク：伊藤遥香／■スタイリスト：有咲

【塩野瑛久】■ヘアメイク：時田ユースケ（ECLAT）／■スタイリスト：能城匠(ジャケット¥79,200、パンツ¥74,800 (NaNo Art) (問)JOYEUX 03・4361・4464　その他スタイリスト私物