STU48新センター曽川咲葵の魅力を石田千穂&中村舞が語る「頼もしい存在」
STU48が、11thシングル「地平線を見ているか?」を1月15日に発売した。本作のセンターを務めるのは、2023年に加入した3期生メンバーの19歳・曽川咲葵。初選抜にして初センターの大役に「不安はあるけど、ない」と語る彼女の心境を探ると共に、新曲の魅力やグループの今後の展望を、石田千穂、中村舞、曽川の3人に語ってもらった。
STU48新曲は「昭和歌謡曲チックな曲調」
――今回の楽曲を聞いた時の印象はいかがでしたか?
石田:今までのSTU48にはない、昭和歌謡曲チックな曲調ですごくワクワクします。さっちー(曽川)がセンターでパフォーマンスしている様子を思い浮かべると、新しいSTU48の一面を皆さんに見てもらえそうだなと楽しみになりました。
中村:昭和歌謡曲なテイストは、いろんな世代の方に刺さるんじゃないかなと思います。メロディーも覚えやすいので、いろいろな方に歌っていただけたらうれしいです。
――曽川さんは初選抜にして初のセンターとなりました。
曽川:選抜と聞いた時には、ずっと夢だったので「やったー!」と、ただひたすらにうれしかったです。早くみんなに言いたいなと思いました。
初選抜&初センターに「感情の整理がつかない」
――初選抜と聞いた直後に、初のセンターでもあることを聞かされたんですよね。
曽川:そうなんです。その日は「“感情の整理がつかない”ってこういうことか」と思いました。数秒間で「うれしい」だけじゃないモヤモヤした感情も出てきて、変化が激しかったです。
センターが発表された後、ブログやメールで「不安はないです」と言ってはいるんですけど、やっぱり不安はあります。でも、“言霊”ってあるじゃないですか。だから、表では「ないです」と言うと決めているんです。「不安はないです」と言い張れるくらい、強気で頑張りたいです。
――自分がセンターだと伝えられる時と、ファンへ発表する時は違いましたか?
曽川:それは、どっちも同じくらい緊張でした。
――その後、MV撮影などで実際にセンターとして活動してみていかがですか?
曽川:もちろん「私はセンター」とちゃんと責任を持ってやってはいますが、普通に楽しむように心掛けています。
――選抜メンバーとして活動することで先輩との交流が深まったのでは?
曽川:加入してからの1年半はあまり先輩と話す機会がなかったので、話せるようになったことが第一歩という感じです。いっぱい話せてうれしいです。前よりももっと心を開けました。
先輩二人は「これから楽しみ」と新センターに期待
――石田さん、中村さんから曽川さんはどう見えていますか?
石田:しっかりしているイメージがあって、泣かない子なのかなと思っていたんです。だけど、YouTubeでセンター発表の配信をした時、画面に映っていない時にポロポロ泣いていて、ギャップを感じました。
初めての選抜というだけでも緊張したり不安になったりすることもすごくあると思うんですけど、さらにセンターなんですよね。だけど、そんな中でも不安な表情を全然見せず、スッとなじんでいる感じ。これから、もっともっと楽しみだなと思っています。
中村:さっちーが話す言葉の一言一言が本当にSTU48を背負ってセンターに立つ人にふさわしい印象があって、頼もしい存在です。「不安はない」と自己暗示のように声に出しているけれど、本当は不安も絶対にあると思うので、一緒に乗り越えていきたいなと思っています。
――曽川さんから、センター経験のある2人に対して聞いてみたいことはありますか?
曽川:初めてセンターに立った当初、どんな気持ちでしたか?
石田:私は「独り言で語るくらいなら」でのセンターと、「花は誰のもの?」でのトリプルセンターの後、「息をする心」でもう一度センターに立たせてもらいました。
最初にセンターをさせてもらった時は不安も緊張もすごくあったんですが、2回目のセンターの時は一度3人でやった経験から“背負い込みすぎずに伸び伸びやった方がみんなにとってもいいんだ”と気付いて、伸び伸びとすることを心掛けていました。心強いメンバーがいっぱいいるから頼っていいんです。
中村:私は「花は誰のもの?」でトライアングルセンターをさせてもらったのが初めてのセンターでした。その時は一緒にセンターに立ったゆみりんさん(瀧野由美子)と千穂ちゃんがいたから、そこまで気負わず、不安というよりも伸び伸びできていました。
アルバムリード曲の「愛の重さ」でセンターをさせてもらった時は、グループが変わるタイミングだったので「やってやる!」という思いが大きくて、「自分が引っ張っていかないと!」という気持ちでした。
先輩おすすめの気分転換に曽川咲葵「苦手で…」
――石田さん、中村さんから曽川さんに対してアイドルの先輩としてアドバイスがあればお願いします。
石田:今がめっちゃいいと思うけん、そのままでおってほしい! 絶対ファンの人もそのままを求めていると思うので、ありのままでいきましょう。
中村:さっちーの中で、きっとセンターの理想像みたいなものがあるんだと思うんです。それはもちろんいいんですけど、私はそのままのスタイルがすてきだと思うので、自分を作ろうとすることはせず、そのままでいてくれたらいいと思います。
曽川:ありのままということを受け止め、そのままで頑張ります!
――そして、センターは重圧を感じることも多いポジションだと思います。おすすめの気分転換があれば教えてください。
中村:刺激物を見る。ゾンビ映画とか見たらストレス解消します!
曽川:えー、私はホラーが本当に苦手で、今後一切関わるつもりがないんです…(笑)。
曽川咲葵「2025年は気合を入れて頑張っていきたい」
――最後に、皆さんは2025年をどういう年にしていきたいですか?
石田:私は個人的にソロでやりたいと思っていた、写真集やソロライブなどのお仕事を2024年にいろいろと達成することができたんです。ファンの方ともたくさんの思い出を作れました。
2025年は8周年コンサートもあるし、グループ全体で一つの目標に向かって進むことを意識する1年になるんじゃないかなと思っています。8周年コンサートに一人でも多くの方に来てもらえるように頑張って、飛躍の年にしたいです。
中村:2024年はアルバムのリード曲で初めて一人でセンターをさせてもらったり、ファースト写真集を出せたり、バレエミュージカルにも出演させていただいたりと、個人的には初めてづくしの1年でした。グループとしては卒業も多かったんですが、岡田あずみ新キャプテンの7周年ツアーでまた一から頑張ろうという感覚になれました。
2025年は、今回のシングルで初選抜の3期生が初センターに抜てきという、今までのSTU48にはない挑戦になると思うので、フレッシュな1年を歩めたらいいなと思っています。
曽川:私にとっての2024年は自分が「センターです」と言われたあの日が全部を越してしまいました(笑)。最近、クリスマスコンサートのセットリストを受け取ったんですが(取材時)、以前のように「先輩方」「3期生」ではなく、先輩方と一緒に3期生も歌う曲がたくさんあって、STU48としてクリスマスコンサートに出られている感じがしてうれしかったです。
2025年は、自分がセンターを務める11thシングルの発売から始まるので、本当に気合を入れて頑張っていきたいです!
◆取材・文=山田健史
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