

イム・シワン、カン・テオら人気スターがブッ壊れまくる韓国の“オトナのコメディーショー”「SNL KOREA」を解説

韓国で大人気のコメディーショー「SNL KOREA」のシーズン5が、1月15日(水)より衛星劇場でスタート。全10回となる本シーズンのホスト(メインゲスト)は、ドラマ「ミセン-未生-」や「王は愛する」のイム・シワン(#1)を皮切りに、「イカゲーム」のイ・ユミ(#2)、「彼女はキレイだった」「7人の脱出」のファン・ジョンウム(#5)、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のカン・テオ(#7)、そして「ペントハウス」のイ・ジア(#10)まで話題の俳優陣がズラリ。“土曜日の夜、あなたが知っていたスターのことは忘れてください!”という番組キャッチフレーズ通り、今までのイメージをブチ壊すホストたちの振り切った姿に「こんな事までやっちゃうの!?」と思わず叫んでしまうはず。そんな「SNL KOREA」について、解説する。
社会・政治風刺やきわどい下ネタなど、攻めすぎコントにスターが挑戦
本番組は、今年で50周年を迎えるアメリカのコメディーショー「Saturday Night Live」の韓国ライセンス版。2011年から2017年までに9シーズンがケーブルTV局で放送された後、2021年からはOTT(デジタル配信サービス)に移り、2025年1月現在、6シーズンが製作されている。
毎回変わるホストを中心にコントが次から次に展開され、その内容はタイムリーな社会問題や政治風刺、ホストの出演作のパロディなど様々で、きわどい下ネタ描写も多い。かなり攻めた風刺や描写のせいで炎上する事もしばしばだが、それがこの番組の持ち味ともなっている。
そのコントを支える「クルー」と呼ばれる固定メンバーは、コメディアンだけでなく、俳優や歌手、モデル、作家、記者など様々。初期には「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」のコ・ギョンピョや「その男の記憶法」のキム・スルギ、名バイプレイヤーのキム・ウォネなどが参加しており、この番組をきっかけに知名度を上げた。また、最近ではRed Velvetのウェンディが参加していた。
自身の出演作を次々にパロディ
ホストもTWICEやNCT127などの超人気アイドルからイ・ビョンホンやチャン・グンソクなどのグローバルスターまで多岐に渡る。そんな中で「シーズン5」のトップバッターに選ばれたのが、イム・シワン。主演ドラマ「少年時代」がヒットしたのを受けての抜擢だった。
普段は、物静かでマジメなイメージの彼だが、歴代のホストに負けないブッ壊れっぷりを発揮。人気シチュエーションコント「MZオフィス」では、彼の主演作であり代表作のドラマ「ミセン-未生-」の“チャン・グレ”として登場。経験不足でうまくいかないながらも真摯に仕事に取り組むグレのキャラをデフォルメして、部下たちを盲目的に「やればできる」と励ます“ヤバい人”に変換。ドラマを観た人なら「あった、あった」となるエピソードやセリフが盛り込まれ、BGMもドラマのOST。“「ミセン」感”満載なだけに、ヤバいチャン・グレがおかしくてたまらない。それに加えて、こちらも彼の出演映画「非常宣言」や「スマホを落としただけなのに」もブレンド。映画で見せたゾッとする目つきで見つめて部下を震え上がらせるくだりもあり、爆笑を誘う。
さすが元アイドル! キレのいいダンスも披露したイム・シワン
その他にも、イム・シワンは自身の出演作を次々にパロディ。「他人は地獄だ」をベースにしたコントでは、オリジナルの考試院を舞台にしたホラーな展開を笑いに転換し、最新主演ドラマ「少年時代」ももちろんイジリ倒した。このドラマは、1980年代の田舎の高校生の物語で、イム・シワン演じるイジメられっ子のビョンテが転校先で“牙山の白虎”と呼ばれる最強の不良と間違われる事から始まるコメディなのだが、この設定を下ネタにアレンジ(笑)。かなりエグい演技も躊躇ナシで、大笑いで見ながらも「ここまでやって大丈夫!?」と、心配になるほど。また、このコントでは、アイドルグループZE:Aのメンバーだった過去を生かして、キレのいいダンスも披露している。
セルフパロディ以外にも昔のチャラいヤンキー学生役でウルフカット姿を披露するなど、笑いを取る為に見た目も演技も自分を捨てたここでしか見られないイム・シワンを是非堪能してほしい。
自身の離婚ネタをこれでもかと自虐!?
#5のホスト、ファン・ジョンウムは、自身の離婚問題で世間を賑わせていた中での出演だった。デリケートな時期だったが、彼女はそれを逆手に取って笑いの武器にした。オープニングから“舌好調”で「作品を見る目はあるのに、男を見る目がないようだ」と言ったり、「(コントの)準備はしてきましたか?」との質問に「離婚準備できました!」と叫んだりして、爆笑をとった。
コントも離婚の自虐ネタ満載で、SNSにアップした離婚に関する相手へのコメントをセリフにしたり、ラジオ番組の悩み相談コントでは「ゴルフ王」というラジオネームを聞いただけでブチギレたり(彼女の元夫はプロゴルファー)、「結婚を盛大にしたら、離婚発表も盛大にできる」と答えたり…と、つらさを笑いに完璧に昇華。このコントでは、最後にミュージシャンの元カレ(役)まで登場させる徹底した自虐ぶりだった。
#7のカン・テオは、除隊後の最初の出演として、この番組を選択。入隊中、いつも見ていて出たかった、と言うだけあって、オモシロダンスを披露して番組がスタート。コントでは本当に美しい女装を披露してセクシーなシーンを演じたり、男性に必要以上にスキンシップをするマッチョ男になったり…と、体を張りまくって、新たな面をいくつも見せてくれた。
そして、シーズン5を締めくくるイ・ジアは、オープニングで自作のラップをカッコよく披露。また、大ヒットで新たな代表作となった「ペントハウス」のパロディ「テントハウス」で笑わせた。どのコントも楽しんだようで、最後の挨拶では「一生忘れられない瞬間として記憶されると思います」と、ホストに指名された事に感謝していた。
気になるニュースはすぐコントに…
この最終回では、彼女が演じたのではないが、OA当時、芸能事務所・HYBEと揉めて“時の人”だったNew Jeansのプロデューサー、ミン・ヒジンの記者会見のパロディも披露された。ミン・ヒジンの会見時のファッションを完コピして、コメントも再現。会見から約9日でコントにしてしまうスピード感も、この番組の特徴だ。現在は配信という特性上、生放送ではなくなったが、それでも“撮って出し”の疑似生放送のスタイルで、本番も一発撮りで進められており、ライブ感を損なわないようにしている。
忖度ナシでイジり、エッチな展開になれば悪ノリした出演者たちがセクドリブ(セクシーなアドリブ)を連発する“オトナのコメディーショー”、「SNK KOREA」。まだ見た事がない人は、毎回何が起こるかわからないワクワク感を、この機会に是非体験してほしい。
◆文=鳥居美保
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