「日本一ふつうで美味しい植野食堂」に「町中華で飲ろうぜ」の玉袋筋太郎がやってきた

植野広生、玉袋筋太郎が明かす「名店ポイント」に納得 局の垣根を超えたコラボ番組で語られる「人生後半戦の生き方」<植野食堂>

2025.01.13 12:00
「日本一ふつうで美味しい植野食堂」に「町中華で飲ろうぜ」の玉袋筋太郎がやってきた

元「dancyu」編集長の植野広生が「この料理ならこのお店が日本一!」と信じる店を訪ね、店主からレシピを聞いて一緒に作ってみる「日本一ふつうで美味しい植野食堂」(毎週月~木曜夜6:00‐6:30、BSフジ)。1月13日(月)で放送400回という大きな節目を迎える同番組が、局の垣根を超えて「町中華で飲ろうぜ」(毎週月曜夜10時~、BS-TBS)とコラボを果たす。BSフジでは1月13日(月)夜6:00~6:30に前編、翌14日(火)夜6:00~6:30に後編が放送され、BS-TBSでは1月27日(月)夜10:00~11:00に1時間番組を放送。「町中華」MCの玉袋筋太郎を呼んで「おすすめ絶品町中華」を楽しみ、逆に植野がおすすめする総菜店でのドラフト会議が大盛り上がりを見せた。

渋すぎる名店ポイントに圧倒される植野

番組冒頭、「どうも!『町中華で飲ろうぜ』玉袋筋太郎です」と軽快なトークでスタート。「いやあね、また亀戸にお邪魔するということでございまして…」と続けようとする玉袋を、植野が「ちょちょちょっとすいません」「これね、『町中華で飲ろうぜ』じゃないんですよ」と入り込んでくる。

コラボの頭から番組を乗っ取ろうとする玉袋の破天荒ぶりに笑いながら、まずは玉袋おすすめの町中華へ。駅から離れた住宅街のなかにたたずむ店の外観は、さまざまなところに過ぎ去った年月を感じさせる。たとえば玉袋は表のガラスケースにおさまった食品サンプルを指して、「もうこのサンプルの焼け具合で名店か名店じゃないかわかるんスね。やっぱり焼けてないとダメなんですよ」とエンジン全開。さらに店舗の前に置かれた植木やエアコンの室外機、さらには室外機から伸びるダクトまで「名店ポイント」として挙げていく。

嘘か本当かわからない玉袋の軽口だが、食品サンプルの話などは植野も同調。やはり長く営業している名店は「サンプル焼け」があるあるらしい。しかしもちろん、「エアコンダクトの角度がいい」という言葉にはさすがに笑いが漏れていた。

店に入った植野は、さっそくすっかり焼けて濃い茶色になったお品書きに見惚れる。見るからに期待できるたたずまいの同店で、玉袋は慣れたようすで「ママ、瓶ビールちょうだい」とオーダー。そして「儀式としてやりますか…」と喉をさすって「気道確保」、コップ一杯を一息に飲み干して「洗浄」する。

さっそく出てきた「むし鶏のねぎ和え」一品に舌鼓を打ちつつ、ときにはテレビ慣れしていない女将さんからの「流れ弾」も飛び交う。植野や玉袋が話しているのを気にせず、「これも食べてみてください」と割り入ってしまうのだ。そうしたやり取りもまた、玉袋が好きな“名店の条件”だという。

それでも玉袋が惚れただけあり、味は本物。植野も玉袋も口に含んだ料理をじっくり味わってしまい、放送事故レベルの沈黙が続くことも。もっとも植野に言わせれば、口に入った瞬間の旨みだけで語れることは少ないはず。たとえばトンポーローであれば、口に入れた瞬間の甘みを過ぎたら肉の旨みがジワジワくる、噛みしめているうちにタレと肉の味が相まって、最後に「ふわっと抜ける」まで来てからようやく「あ~旨い!」となるというのだ。

玉袋も「な~がい!」と驚く植野の味わい方だが、言っていることは至極もっともで「まさにそのとおり」と納得。口が裂けても“たかが町中華”とは言えない深い味わいを、じっくり味わうのだった。

人生後半戦の生き方は「身の丈」がかっこいい

食に関する造詣が深い2人だが、酒が入ったあとには深い話も飛び出すことに。3軒目のお店では玉袋がお笑いを目指した理由や、師匠・ビートたけしとのエピソードが赤裸々に明かされる。

高校1年生で顔を覚えてもらうほど打ち上げの現場に出入りして、卒業後は決まっていた就職先を「3カ月で辞めて俺んトコ来いよ」と言われて弟子入り。当時37歳だったたけしの言葉には、いまになって感じ入ることもあるという。

また玉袋が「全日本スナック連盟」の会長に就任した経緯を聞いた植野は、「恩返し」の精神にいたく感銘を受けたようす。そして玉袋から「植野さんの活動も、やっぱり…絶対恩返ししてんだな」と言葉をかけられ、「言われてみれば」と自身の内面を振り返る。

昭和の食堂の雰囲気が好きで、町場の食堂にもう少し元気が出ると良い。そうした気持ちが「日本一ふつうで美味しい植野食堂」の根底にはあったようだ。改めて「恩返しですね、恩返しです。すべて恩返し」と繰り返す玉袋の表情が印象的だった。

さらに62歳の植野、57歳の玉袋が集まったこともあって、話題は「人生後半戦の生き方」に。アンチエイジングなど年齢に負けない生き方ももてはやされる昨今だが、玉袋は「そこね…抗いたくないんですね」とこぼす。

自然体で身の丈にあった生き方の“かっこよさ”を力説する2人。そしてそれを踏まえて両番組の“夢”についても語りつくす「日本一ふつうで美味しい植野食堂」は1月13日(月)に前編、翌14日(火)に後編が、また逆に植野がゲストとして参戦する「町中華で飲ろうぜ」は1月27日(月)に1時間番組が放送となる。

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