『ライドカメンズ The STAGE』開幕、木津つばさ「仮面ライダーとして、子どもたちに夢や希望を与えられるように」

2025.01.11 16:00

舞台「ライドカメンズ The Stage」が、1月11日(土)から26日(日)まで東京・サンシャイン劇場、1月30日(木)から2月2日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演される。それに先立ち、1月10日に公開ゲネプロと取材会が開催された。

舞台オリジナルストーリーと、ライブパートの二部構成

本作は同名アプリゲームの初の舞台化。不思議な力を持つ石『カオストーン』を巡って、悪の秘密結社『カオスイズム』と戦う魅上才悟(木津つばさ)ら仮面ライダーたち。彼らはかつてライダーを育成するための施設『ライダーアカデミー』で学んでいたが、その施設こそがカオスイズムの養成施設だと知り脱走を試みた過去があった。ある日戦いの中でカオストーンの光を浴びた彼らは…？

公演は舞台オリジナルストーリーと、「仮面カフェ」でのライブパートの2部構成。脚本はアプリゲームの世界観構築・メインシナリオも担当する高橋悠也、演出は過去の仮面ライダー舞台「仮面ライダー斬月」「風都探偵 The STAGE」と同様に毛利亘宏(少年社中)が手掛ける。

木津つばさ「子供たちに夢や希望を与えられるように」

ゲネプロの前に開催された取材会には全メインキャストと演出の毛利が登壇。まずは本作の見どころや意気込みからトークスタート。魅上才悟／仮面ライダー才悟役の木津つばさは「仮面ライダーということで、子供たちに夢や希望を与えられるように精進したいと思います」と熱意を見せた。才悟と同じクラス『ジャスティスライド』に所属する伊織陽真／仮面ライダー陽真役・山野光は、「第1部では演劇をしっかりやり、第2部のライブパフォーマンスではエンタメを十二分にやっておりますので、精一杯、この作品がより素敵なものになるように1つのピースとして精進します」と語った。深水紫苑／仮面ライダー紫苑役の新正俊は「こうやって舞台に立てることがすごく幸せだなと感じます」と感謝を述べ、蒲生慈玄／仮面ライダー慈玄役の中西智也は「素手で戦う役どころということでボクシングを始めてアクションを頑張りました」と明かした。

続いてジャスティスライドとは異なるポリシーを持つクラス『マッドガイ』メンバーの面々。荒鬼狂介／仮面ライダー荒鬼役の川上将大は、「ハードな稽古を皆で乗り越えたおかげで、カンパニーの絆が深くなった」と語り、「マッドガイとして、この作品のマッドなスパイスになっています」と自信を見せた。「仮面ライダー斬月」にも出演歴がある神威為士／仮面ライダー神威役の田淵累生は「あの時は変身できなかったですけど、今回は変身できるということで本当に気合が入っております」とアピールし、阿形松之助／仮面ライダー阿形役の伊万里有は「仮面ライダーという、こんなに愛されてる作品の舞台に立てるっていうのは本当に嬉しいです」と喜びを見せた。

高塔雨竜役の湊丈瑠は、「すごく緊張しちゃってる」と明かしつつ「それぞれ(のキャラクター)が何のために戦っているかの背景が見えるのが面白いところ」と語り、久遠瞬十役の古谷大和は「僕も(仮面ライダーに)心を救われた1人なので、舞台を通して仮面ライダーという存在がまた多くの人たちの心を救い、温かいものが届くように」と意気込みを見せた。観客＝エージェントをサポートする執事の藍上レオン役・廣瀬智紀は「お客様、いやご主人様が、この世界にしっかり溶け込んで没頭していけるようにサポートをしていけたらいいなと思っております」と述べた。

演出・毛利亘宏「ライダーキックをその目に焼き付けて」

演出の毛利は「どうやったら舞台を見に来るお客様にこのゲームのシナリオが届くのか、最後の最後まで粘って辿り着きました。過去2回(仮面ライダーの)舞台をやらせていただいてるんですが、初めてここまで演劇として仮面ライダーというものをお届けできる、そんな気分です」「生で、仮面ライダーというものを皆さんに目撃していただきたいと思います。魂のこもったライダーキックをその目に焼き付けてください」と自信のほどを見せた。

最後に木津が「本作はかなり体感型のステージとなっております。お客様自身が『ライドカメンズ』の世界に没入できるかのような体験が待っていますし、エージェントとしてキャラクターを見守っているかのような感覚になれると思います。僕たち自身も魂をこめて、『ライドカメンズ』という作品の可能性を広げられるように演劇を作ってきたので、どうか皆さんのもとに届けばと思います」と締め、会見は終了した。