

沢口愛華、“グラビア写真なし”フォトエッセイに綴った想い「誰が読むんだろうと思っていた」
“令和のグラビアクイーン”としてグラビア界で活躍している沢口愛華。そんな彼女が“グラビア写真なし”で2年間書き続けた連載が書籍『沢口愛華フォトエッセイ 沢口生活』(東京ニュース通信社)として発売された。「誰が読むんだろう」と不安を抱きながらも綴られた言葉からは、彼女の繊細で思慮深い内面が垣間見える。東京と名古屋で撮り下ろしたグラビアカットを含む本作に込めた思いや、7年のグラビア活動を経ての変化を語ってもらった。
──2年の連載が書籍化されました。もともと文章を書くことは好きだったのでしょうか?
沢口 SNSの投稿は好きでしたが、書くというよりも読む方が好きでした。今でも、本を読んでいる時間は自分にとっての現実逃避になっていますしね。好きなことをブログに書くことはありましたが、それを仕事にしようとは思ってはいなくて。長文を書くことはあまりやったこともなかったんですけど、お話をいただいて頑張りました。
──連載が始まった当初、文章を書くことの難しさは感じていましたか?
沢口 逆に、書くことへの期待にすごく満ち溢れていました。その分、真っ赤に校閲されたものが返ってきた時には「この仕事をなんで引き受けちゃったんだろう」とはなりましたね。それから2年経って、反対に書けなくなったんです。
「最初のほうは面白かったけど、後半はきれいな文章しか書けなくなっている」と言われたこともあって、自分でもハッとしました。ただ、だからこの作品が悪いということではなく、色んな刺激を受けての2年間だったなと改めて思います。
──グラビアアイドルとしての活動をしてきた沢口さんにとって、グラビアなしでのエッセイということに対してはどのような思いがありましたか。
沢口 グラビアを見る方にとっては別に内面なんて気にならないことが普通だと思うので、最初は「誰が読むんだろうな」と思っていました。それでも、毎月しっかり感想文をDMなどで送ってくれる人々がいて、途中からは感想を楽しみに書けていたところがあるので、モチベーションを保てて本当にありがたかったです。
──連載中、さまざまテーマで執筆を行ったと思いますが、特に印象的だったテーマはなんですか?
沢口 エッセイでは私の身近な人について書くことが多かったです。その中で、私が個人的にすごく大事にしたいと思っているのは、幼馴染や高校で一番仲が良かった友達のことを書いた「元気にしていますか?」という章。
高校時代に仲良くなって、ふと別れてしまった友達がいて、その子のことは上京してからあまり思い出すこともなかったんですが、連絡先をさかのぼっていた時に見つけたんです。名前を見ただけで思い出がバーっとよみがえってきた時に、「彼女との時間はこういうものだったんだな」と衝動的に書けた、お気に入りの章です。
──2年間連載を続けてみて、書くことへの思いに変化はありますか。沢口さんの文は、エッセイですが小説のような読み応えがあるようにも感じました。
沢口 2年の間、毎月書いていて、正直、「この原稿、締め切りに間に合わずに落ちちゃうかも」と思うこともしばしばありましたが(笑)、なんとか続けてきました。今はそれを一旦区切って3ヶ月くらい経ちましたが、その最初の1ヶ月は、自分の気持ちをアウトプットしなくていいことを「楽だな」くらいに思っていたんです。けれど、3ヶ月くらい経つとパソコンの前に向かって書いている。
『沢口生活』を読んでくれた本好きの知り合いの方に「次は小説を書いてみたらいいんじゃない?」と言われました。「小説は書けない」と難しく感じていたんですけど、ちょっと書き始めたら、なんとなく面白みが分かってきたような気もして、「私は書くことから逸れる人生ではないんだな」ということを思い始めました。
──小説を書き始めたんですか?
沢口 まだ冒頭くらいしか書いていませんが、「この子をどういう方向に向かわせよう」とか「どういう構想にしよう」とか、フィクションとはいえ、やっぱり自分の経験した中の価値観で書いているので、エッセイと似たものがあるのかなという感覚もあり、面白いです。発表するかどうかはわかりませんが(笑)。
──出版社からお話があって、とかではなく、自主的に書いてみている段階なんですね。
沢口 そうなんです。友達同士のみんなでそれぞれ小説を書いて、持ち寄って読み合おうという会話をしていて、それが2月の予定なんです。それまでにみんなで書き上げようと言っているんですが、私の進捗が一番遅いようなので、かなり不安です(笑)。
──ひとまず、何か1作は書き上がる予定ではあると。
沢口 一応、やってみようかなという思いではあります。人に見せるための文章じゃなくていいというのは、最初に『沢口生活』に取り掛かった時の気持ちと近いかもしれません。
(取材・文/山田健史)
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