「海のはじまり」「コード・ブルー」「ブザー・ビート」…FOD視聴ランキングTOP3に輝いた、傑作フジドラマの見どころをピックアップ
2024年から2025年にかけての年末年始は9連休という超大型連休だった。2024年の終わりをゆっくり堪能でき、2025年をリラックスした状態で迎えることができたのではないだろうか。だが、そんなおめでたい年末年始もあっという間に過ぎ去り、ついに日常生活がスタート。まだ年末年始のゆったりした感覚が抜けず、出勤や通勤が面倒だなと感じている人も少なくないはず。憂鬱な通勤時間やリフレッシュしたい帰宅後等に、一度現実から目を背けてドラマを見てみるのはいかがだろうか?
先日発表された、フジテレビが運営する動画・電子書籍配信サービス・FODによる2024年のジャンル別視聴・購読ランキング「FODプレミアム2024年人気作品ランキング」のトップ10から、「国内ドラマ」部門をピックアップ。フジテレビの往年の話題作が多数ランクインした上位3作品の見どころを紹介したい。
1位「海のはじまり」(2024年)
目黒蓮&有村架純らが出演した月9ドラマで、様々な“親と子”の繋がりを通して描いた愛の物語。脚本・生方美久×監督・風間太樹×プロデューサー・村瀬健のドラマ「silent」チームが再集結した完全オリジナルストーリーで、放送当時から根強い人気を集めていた。
今更、説明する必要もないほど注目を集めた同ドラマだが、少しだけ語らせてほしい。まずは何と言っても、映画のような映像の美しさが魅力の一つだろう。そして、登場人物の心の機微が丁寧に描かれたストーリー展開と、それを言葉だけでなく全身で繊細に表現する役者たちの芝居に鳥肌が立つ。終始、儚い雰囲気が漂っている本作のストーリーと映像美が絡み合い、物語にどっぷりと浸かることができる。全話見終わったあとには、「海のはじまり」というタイトルに、さまざまな意味が込められていることにも気付くはずだ。
2位「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON」(2017年)
山下智久&新垣結衣& 戸田恵梨香らが出演した「コード・ブルー」シリーズは、このランキングで6位(「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」2008年)と7位(「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-2nd season」2010年)にもランクインしてるほどの圧倒的人気作。
翼を持ったER“ドクターヘリ”を題材に、そこで奮闘する若きフライトドクター候補生や指導医たちが、自分の人生と医師としての職務との狭間で揺れ動く姿を描く医療ドラマシリーズで、1st seasonから約10年の時を経て3rd SEASONが放送されたことも話題になった。王道医療ドラマではあるものの、厳しい現実も描かれており、やはり何度観ても感情が揺さぶられる。登場人物ひとり一人のキャラクターも立っており、シリアスな医療現場と日常の緩急の塩梅が絶妙だ。老若男女、誰が観ても絶対に楽しめるドラマと言っても過言ではないだろう。
3位「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」(2009年)
山下智久&北川景子らが出演した「ブザー・ビート」は、プロバスケットチームに所属する、気弱だけど真っ直ぐな直輝(山下)と、気が強く前向きだけど素直になれない莉子(北川)が恋と友情に悩みながらも成長していく姿を描いた青春ラブストーリー。B'zの主題歌「イチブトゼンブ」もあわせて、放送当時10〜20代を中心に大きな話題を集めていた印象だ。
“ブザー・ビート”とは、バスケの用語で、試合終了直前に放ったシュートが、終了のブザーが鳴ってからバスケットに入り、得点としてカウントされるものを言う。バスケは時にブザー・ビートで逆転勝ちというドラマティックな試合展開になることも少なくない。そんなタイトルを冠しているだけあり、バスケの試合のようにワクワクするドラマとなっている。
スポーツ×恋愛という王道の爽やかな青春に、プロ(社会人)という要素も混ざることで、さまざまな人生の岐路に立つ登場人物たちの苦悩と選択が描かれる。ストーリーの面白さはもちろん、迫力のバスケシーンも見どころの一つ。さらに元日本代表のバスケットボール選手・五十嵐圭も出演しているという豪華さだ。
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