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フジコーズが1周年記念ライブでメンバーの成長ぶりを披露!来年3月の卒業式開催も発表

2024.12.30 08:00
提供:asagei MUSE

 バラエティ番組「オールナイトフジコ」(フジテレビ系)から生まれた女子大生アイドルグループの「フジコーズ」が、万感の思いを胸に、今後への期待を抱かせてくれた。

 昨年12月に『ウェーイTOKYO』でメジャーデビューしてから1周年になることを記念し、12月26日に『フジコーズ1st Anniversary Live「1周年から始めましょう』を東京・新宿のZepp Shinjuku (TOKYO)で開催。直前までメンバーたちが繁華街でのフライヤー配布や動画コメントに精を出した甲斐あって、会場は満員のファンで熱気にあふれていた。

 この日は笠野咲藍を除く現役メンバー15名と、安藤令奈を除く卒業生8名の、総勢23名が出演。まずはデビューシングル曲の『ウェーイTOKYO』を現役フジコーズで披露だ。

 冒頭から盛り上げ隊長の坂本結菜が「皆さん盛り上がれますか?」と煽りを入れると、観客も公式グッズのホイッスルやペンライトでアピールするなど開始から勢いを感じさせる展開に。欠席した笠野のポジションは3期生の三好菜乃が代理で務め、パフォーマンス後には労をねぎらう周りの声掛けに涙ぐむ場面もあった。

ライブはデビュー曲『ウェーイTOKYO』でスタート。

センターを飾る小杉怜子。

 トークバラエティ番組の「オールナイトフジコ」を母体にするとあって、この日は歌とトークに加えて数々の映像でも楽しませるというバラエティ感あふれる構成に。「ウェーイTOKYO」歌唱後のトークコーナーでは、同番組でも司会を務めるフジテレビの佐野瑞樹アナが登場し、フジコーズが一人ずつ自己紹介を行った。

 そのなかで異彩を放っていたのは、リーダーの藤本理子。普段の黒髪ショートボブから一変して、ウェーブのかかった金髪ヘアを初披露し、ファンからはやんやの喝さいだ。

 沖玲萌は盛り上げグッズとして公式販売されたホイッスルを手に登場。「本日はなんとホイッスル係を任されたので皆さん一緒に吹いてください!」と誘えば、会場のファンも応えるように高らかに吹き上げる。女性コーナーには沖の応援手作りグッズを手にするファンの姿も多く、人望の厚さを感じさせていた。

黒髪から金髪へと大胆イメチェンを初披露した現リーダーの藤本理子。

沖玲萌は自己紹介でホイッスル担当をアピール。

 2曲目に披露したのは、1stシングルのアンダーメンバーが歌う『思い出泥棒』。もはや鈴木心緒以外のオリジナルメンバーは卒業済みで、今回は鈴木に加えて3期生の上西萌々、多田七帆、三好菜乃、山下未愛という顔ぶれで歌唱した。

 以前にもこの組み合わせで歌ったことはあるものの、今回は初のフルサイズバージョンで披露。そのため卒業生でオリジナルメンバーでもある松尾実李果が振り付けを、和智日菜子が歌唱指導を担当したという。

 その練習を通して関わりの少なかった卒業生と3期生の交流が深まったらしく、同じく卒業生の松尾実李果と佐藤佳奈子の二人は「3期生メンバー4人全員が個人練習をしている姿を見た」とのエピソードも披露。間奏では山下が堂々としたダンスパフォーマンスを見せる場面もあった。純白の衣装に華やかなダンスが似合っていたが、なんでも今回の衣装は自前らしく、女子大生らしいファッションセンスも覗かせていたようだ。

思い出泥棒を歌唱する多田、山下、鈴木、三好、上西(左から)

印象的な表情を見せていた鈴木心緒。女優としても活躍している。

 ここからは3曲続けての披露となり、まずはこの夏に発売された2ndシングル『キスから始めましょう』をドロップ。どこか昭和の懐かしみを感じさせる同曲は、曲調・衣装共にWinkの『淋しい熱帯魚』(1989年)がモチーフになっている。

 今年は令和のアイドルが昭和・平成の名曲をカバーする例が多く、アイドルファンにとっても「令和のアイドル×昭和・平成の名曲路線」に親和性を感じる機会が多かったはず。そんなトレンドを押さえつつ、独自の路線を突き進むフジコーズの今後には期待が高まるところだ。

 歌唱後のトークタイムでは、ダブルセンターを務める沖と小杉怜子がキスを交わすような振り付けが話題に。ここで沖が「今日はフレンチキスくらいだったね」とセクシー担当らしいトークで場を沸かせると、対する小杉も「いつもディープ(キス)みたいのやめて!」との返しでバラエティ力の高さを見せつけ、会場を沸かせていた。

『キスから始めましょう』でキス振り付けを披露するWセンターの沖と小杉。

Winkをモチーフにした衣装でパフォーマンス。

 4曲目は『キスから始めましょう』のカップリング曲で、この日が初披露となった『僕たちのforgive』を雨宮凜々子、藤本、三好の3人でパフォーマンス。フジコーズの楽曲で最も激しく難易度の高い振り付けが見どころだ。

 韓国でのアイドル練習生経験を持つ雨宮や、加入当初からダンスを特技とする藤本が安定したパフォーマンスを見せるなか、三好はダンス未経験ながら持ち前のスタイルの良さを活かした表現力で喰らいつく。その姿は、期や選抜を超えてこんな表現もやれるという層の厚さを見せつけていたのではないだろうか。

 歌唱後のトークでは藤本が「みなさん、待ちに待った楽曲の披露とあって、めっちゃ盛り上がってくださってありがとうございました」と感謝の言葉を口にすれば、雨宮は「初めてくらい、こんなに汗かくくらいって頑張って。三好ちゃんも頑張って練習して初披露して、みなさんいかがでしたか?」と三好の健闘を称える。それを受けて三好は「最初に曲を渡されたときからなんでこんなに難しいの?」との思い出を語りつつ、「自主練と二人に支えられて、満足できる披露ができたかなと思います」とやり切った表情を見せていたのが印象的だった。

 このパフォーマンスには、振り付けを担当したSAHOSHIHO氏も「魅力あふれるパフォーマンスをしてくださり嬉しい限りです!」と絶賛のコメント。「それSnow Manにやらせて下さい」(TBS系)で即興ダンスのお手本を務め、欅坂46の解散ライブではバックダンサーを務めたこともある実力派が太鼓判を押すほどの出来栄えだったようだ。

高難易度なダンスを披露する三好、藤本、雨宮(左から)

藤本と雨宮は三好の頑張りを讃えていた。

 3曲連続披露のラストは、卒業生による『渋谷センター街』。全員23歳超えの彼女たちがセーラー服などの制服に身を包んで歌い踊る姉セーラーぶりに、ファンも沸いていた。

 歌唱後には初代リーダーの友恵温香が「久々のステージでZepp Shinjukuで立たせてもらえるなんて信じられない。卒業生の気合いで頑張りました」との手ごたえを口にすれば、出町杏奈はトレードマークの津軽弁で「渋谷センター街って、田舎から出てきて初めて渋谷を見た私にピッタリだなって」と会場を笑わせる。

 すると和智は、ライブ中のVTRを振り返って「さっきのVTRでまだ、私の怒っているシーン使われてる。あれ何なんですか?ホンマ」とクレーム。「もう怒ってへんのに、そういうイメージ付けるの辞めてほしい」とぷんぷんだ。

 すると司会の佐野アナがすかさず「いやいや、あれはかなり短くなってる。CM中だって怒ってたんだから」とお返しし、会場もメンバーたちも大爆笑。ひとり和智のみが納得のいかない表情を見せていたのもまた、笑いを誘っていたようだ。

思い思いの制服姿でパフォーマンスする卒業生。

久しぶりに登場した卒業生にファンのボルテージも高まっていた。

 ここまでの前半で、持ち曲のほとんどを披露したフジコーズ。続く6曲目には、今夏のアイドル夏フェス「TIF2024」でも披露するなど、いまやライブでの定番になっているAKB48の『Everydayカチューシャ』をカバーだ。曲名が伝えられると会場から「やったー!」の声もあがり、身体に沁みついたコールでメンバーを後押し。フジコーズを初見の観客も声を合わせてサビを口ずさんでいた。

 センターを飾った上杉真央は同曲を歌うことになった経緯について、「TIF2024に出場させていただけるとなった時に、20分の尺が持ち歌で埋まらないことが判明して、急遽AKB48の振付師さんに協力してもらったのがきっかけです!」と告白。ファンとしても知られざる裏話を聞くことができてニンマリだったことだろう。

上杉真央をセンターに『Everydayカチューシャ』をパフォーマンス。

上杉は初披露時のエピソードを語ってファンを驚かせていた。

 ここのMCでは卒業生の佐藤佳奈子が、持ちネタである「柴田理恵さんに時々見えるメスゴリラ」を披露。この日は小道具のメガネを用意していなかったため、松尾が着けていたサングラスを即席で借りての「ギャルゴリラ」で会場を沸かせた。

ギャルゴリラで客席を沸かせた佐藤佳奈子。M-1グランプリにエントリーするなど芸人活動もしている。

 続いて、フジコーズとして活動するなかでの変化について聞かれた髙村栞里は、緊張からか早口に。それでも「暗い性格をDJ KOOさんに陽キャにしてもらったり、この番組に出ていなかったら会えていなかった人、できていなかった経験を積めてありがたいです」と感謝の思いを語った。

 すると坂本結菜から「せっかくなら配信の皆さんに“あれ”やりませんか?」とのキラーパスが。それを受けて髙村はDJ KOOから習得した「ポンポンポーン!」を全力でやり遂げてみせた。そんな彼女の変化を目の当たりにしたファンは胸を熱くしたに違いない。

配信のカメラに向かって「ポンポンポーン!」を披露した髙村栞里。

 その流れで今井陽菜は「唯一の関西人として、これからも大阪人キャラでやっていこうかなあと思います」と宣言。やはり坂本が客席に向かって「観たい人います?」と促すと、お得意の「男やないか~~~~い!!」を全力で披露し、会場を沸かせた。

清楚なイメージが強い今井陽菜は番組で話題になった名ゼリフ「男やないか〜い!」を全力で披露。

 歌とトーク、VTRと盛りだくさんのライブは気がつけば90分近くが経過し、本編のラストには番組テーマ曲の『Friday overnight』を現役生と卒業生の全員で披露。メンバーがそれぞれサイン入りのカラーボールを客席に投げ入れ、楽曲もフルサイズで披露し、ファンも大満足の本編が終了した。

サイン入りカラーボールを客席に投げ入れるメンバーたち。

現役メンバーと卒業生が楽しげに交わる姿も。

本編の最後に勢ぞろいしてみせた出演全メンバーたち。

 本編終了後にはすかさずアンコールの大合唱が沸き起こるも、持ち歌の少ないフジコーズからどんな曲が飛び出すのかを予想するファンも。幕が開いて飛び出したのは、懐かしのバブリー衣装に身を包んだ卒業生たちだ。

 約8カ月ぶりとなる、オリジナルメンバーによる『ウェーイTOKYO』とあって会場のボルテージもさらに上昇。センターに友恵が立ち、曲中のダンスパートでは雨宮がキレのあるソロダンスを披露。デビュー時の興奮が戻ってきたかのようだ。

友恵温香(白のマラボー)が8カ月ぶりのセンターを務めた。

1曲目の時とは異なるダンスを披露した雨宮 凜々子。

 続けての『思い出泥棒』もオリジナルメンバーによるフルサイズのパフォーマンス。3期生との歌唱時にはたくましく見えた鈴木も、久々の先輩とのパフォーマンスとあってか終盤には涙を滲ませながら上を向き、落涙をこらえている様子だ。そんな鈴木の肩を、すれ違う瞬間に佐藤がそっと触った瞬間は、ファンにとってもグッとくるものがあっただろう。

出町、和智、鈴木、佐藤、松尾のオリジナルメンバーで『思い出泥棒』を披露。

 歌唱後のMCでは重大発表として、4年生の髙村、入山七菜、藤本、上西、笠野の卒業式が2025年3月30日に開催されることが伝えられた。残り3か月という現実に寂しさを感じてか涙する髙村の姿に、機転を利かせた卒業生からは「卒業してもこうやって来れるしいいもんよ!」と励ましの言葉がかけられ、場を和ませていた。

 最後は『キスから始めましょう』のカップリング曲である『We'reフジコーズ』を披露。唯一の全員楽曲となっており、メンバー全員が目立てるよう個人にスポットライトが当たる演出や、センターを務めるパートが用意されているのが特徴となっている。ファンにとっても推しフジコの活躍を間近で見られるとあって、ライブ映えする曲として今後愛されていきそうだ。

堂々としたパフォーマンスを見せた3期生メンバー。

前列左から沖、小杉、上杉、髙村。後列左から坂本、久木田帆乃夏、藤本、入山七菜。沖は最後もホイッスルを担当。

 イベント後はVIP席を対象にしたお見送りハイタッチ会を開催。会場には女性ファンも多く詰めかけ、一年間を通した労いの思いを伝え、本ライブは幕を閉じた。初のワンマンライブを終え、CDデビュー2年目の躍進も期待されるフジコーズの進化に期待したい。

【セットリスト】
M01. ウェーイTOKYO
M02. 思い出泥棒
M03. キスから始めましょう
M04. 僕たちのForgive
M05. 渋谷センター街
M06. Everyday, カチューシャ
M07. Friday Overnight
M08. ウェーイTOKYO(オリジナルメンバー)
M09. 思い出泥棒(オリジナルメンバー)
M10. We're フジコーズ

【FODで見逃し配信】
フジコーズ1st Anniversary Live「1周年から始めましょう」は、FODにて2025年1月5日23:59まで見逃し配信を配信中。
fod.fujitv.co.jp/title/2065/

(取材:遠藤葵/取材協力:漆間虹美/撮影:Issey Nakanishi)

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