ファン・イニョプ主演ドラマ「組み立て式家族」が首位獲得 U-NEXT2024年11月「韓流・アジアドラマ」再生数ランキング発表

2024.12.19 11:29

民放公式テレビ配信サービス「U-NEXT」より、2024年11月の「韓流・アジアドラマ」ジャンルを対象とした番組再生ランキングが発表。中国の名作ドラマをリメークした、ファン・イニョプ主演ドラマ「組み立て式家族～僕らの恋の在処～」が1位を獲得した。(以下ドラマのネタバレを含みます)

2024年11月「韓流・アジアドラマ」再生数ランキングトップ20

1位：組み立て式家族～僕らの恋の在処～

2位：酔いしれるロマンス　

3位：ソンジェ背負って走れ

4位：女神降臨

5位：私のヘリへ～惹かれゆく愛の扉～

6位：如意芳霏(にょいほうひ)～夢紡ぐ恋の道～

7位：愛は一本橋で

8位：婚礼大捷＜こんれいたいしょう＞ -愛結ぶ二人-

9位：オオカミ君王とひつじ女王

10位：結婚してYOU

11位：太陽の末裔 Love Under The Sun

12位：流れ星

13位：消せない初恋

14位：そして救いの星が輝いた

15位：与君歌～乱世に舞う運命の姉妹～

16位：Be My Princess ～太傅のプリンセス～

17位：千年の花嫁～また君に恋をして～

18位：良いが悪い、ドンジェ

19位：永遠の冷妃～燕王を見守る王妃の愛～

20位：仮釈放審査官イ・ハンシン

※集計期間：2024年11月1日～30日／視聴者数順

※作品は予告なく配信終了となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

血のつながりが全てじゃない家族の物語

第1位に輝いたのは、中国ドラマ「家族の名においては」をリメークした韓流ドラマ「組み立て式家族～僕らの恋の在処～」。リメーク元であるドラマは、全40話にわたり、丁寧に家族の物語を描いているが、「組み立て式家族～僕らの恋の在処～」は全16話でテンポよく、ポップにかつ切なく家族の物語を描いている。

そんな「組み立て式家族～僕らの恋の在処～」で主演を務めるのは、10月のランキングで1位を、今回のランキングで4位を獲得しているドラマ「女神降臨」でチャ・ウヌのライバル役として登場したファン・イニョプ。

「女神降臨」では、切ないことに恋破れてしまったイニョプの姿に、「いつか幸せな姿を見せてね」と願った視聴者は数知れず。そんな視聴者の思いを知ってか知らずか、今回のドラマでは、好きな人を目いっぱい愛し、幸せそうなイニョプが見られるのだから、鬼リピート確定作品だといえるだろう。

また、「組み立て式家族～僕らの恋の在処～」が1位に輝いた理由は、それだけでは終わらない。誰一人として、血のつながっていない、イニョプ演じるキム・サナらきょうだい3人のわちゃわちゃ感がかわいいのは言うまでもないが、そんなきょうだいを時に優しく見守り、時に厳しくしかる父親2人が最高すぎるのだ。

自分の子を育てるだけでも、かなり大変なはずなのに、この物語の父親2人は、サナらきょうだいを立派に育て上げるのだ。子どもが迷えば、助け船を出し、子どもが泣けば、優しくも強く抱き締める。人間だからこそ、時に失敗をしてしまう瞬間もあったが、子どものために腐ることなく、再び立ち上がる。

イニョプやペ・ヒョンソン、チョン・チェヨンを目当てにドラマを見始めたのに、気付いたら、父親らの姿に「どんだけいい人なんだよ！」と何度も心を打たれた。血のつながりが全てではないことを証明した愛らしいキャラクターらが織り成す物語が、堂々の1位を獲得した。

ラブコメディーとファンタジーロマンスが上位に

第2位に輝いたのは、「酔いしれるロマンス」。情熱的だが感情を隠すのが当然と考える酒類会社の営業王チェ・ヨンジュ(キム・セジョン)と、繊細で感情をキャッチするのが日常のブルワリー代表ユン・ミンジュ(イ・ジョンウォン)が繰り広げるラブコメディー。

キラキラとした笑顔が魅力的なヨンジュは、誰かに守ってもらうヒロインではなかった。特殊部隊出身で強靭な体力と精神力を持つというヨンジュが、海でおぼれている人を助けるシーンがあまりに格好良すぎた。

どこまでも格好いいヒロイン・ヨンジュの姿に、思わず、「ミンジュがヒロインになっちゃう…！」と心配したが、ミンジュも負けてはいなかった。どこまでも優しく、時に感情をむき出しにしながら、ヨンジュに思いを伝えるのだ。対照的な2人が、どんどん互いを認め、その魅力に引かれ合い、会えない時間を埋めるようにいちゃいちゃする姿に「運命的すぎるんだよね」「いとおしいバカップル」とときめく人が続出し、第2位という結果になった。

第3位は、推し活をする全ての人に響くストーリー「ソンジェ背負って走れ」。同ドラマは、ある日突然生涯を終えてしまった男性アーティストと、彼を愛してやまない大ファンの女性が彼を生かすために過去にタイムスリップするファンタジーロマンス。

人気作家キム・パンのウェブ小説を原作に、ドラマ「女神降臨」を執筆したイ・シウンが脚本を担当する話題作ともあり、視聴者の期待は高まっていたように思う。

現代社会に生きる上で、「推し」の存在はものすごく尊い。自分にとって、命よりも大事な「推し」がある日突然いなくなってしまったらと思うとぞっとする。そんなリアルな部分を同ドラマでは、残酷に描いている。

推しを生かすために奮闘する女性、イム・ソル(キム・へユン)に共感する声が多く上がった一方で、ソルの「推し」である男性アーティスト、リュ・ソンジェを繊細にかつ丁寧に表現したビョン・ウソクの演技が評価されたことで、見事、第3位に輝いた。