FRUITS ZIPPERが初の全国ホールツアー「FRUITS ZIPPER JAPAN TOUR 2024 - AUTUMN - THE STORY OF SEVEN COLORS」のファイナル公演を東京ガーデンシアターで開催

FRUITS ZIPPERが初の全国ホールツアーを駆け抜ける「みんなのことを幸せに、笑顔にできるならステージに立ち続けたい」

2024.12.17 12:17

FRUITS ZIPPERが12月16日、初の全国ホールツアー「FRUITS ZIPPER JAPAN TOUR 2024 - AUTUMN - THE STORY OF SEVEN COLORS」のファイナル公演を東京ガーデンシアターで開催。初の全国ホールツアーを完走し、3rd ANNIVERSARYライブ追加公演も決定した。

グループの成長を裏付ける全国ホールツアー

FRUITS ZIPPERは、アソビシステムのアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」に所属する7人組アイドルグループ。

本ツアーは総動員数約4万人を記録するほどの反響で、2023年10月の東京体育館、2024年5月の東京・日本武道館2daysと着実にステップアップを遂げてきた彼女たちにとって、2024年のグループの成長を裏付けるツアーとなった。

メンバーは自信に満ちあふれた表情を見せる

「ある小さな王国に7人のプリンセスが生まれる話」を伝えるオープニング映像が流れ、ステージに設置されたおとぎ話のお城にあるようなアーチ型の階段にメンバーが登場。本ツアーの開催をサプライズ発表した、日本武道館公演で初披露された「虹」でライブは開幕。

約半年前の「アイドル以上のアイドルを目指す」という決意の答え合わせをするように、メンバーカラーのプリンセス風ドレスを身にまとった7人は自信に満ちあふれた表情で観客席を見渡し、再会の瞬間を噛み締める。

豪華なドレスからアイドル衣装へとチェンジした後は「君の明るい未来を追いかけて」を歌唱。1階席からスタンド席までぎっしり詰めかけたふるっぱー(ファンの呼称)を歓迎するMCを挟んで、「ぴゅあいんざわーるど」では“レペゼン原宿”なパーティータイムにガーデンシアターは早くもダンスフロア状態に。

ツアーを振り返るMCに続く「キミコイ」ではイントロから歓声が沸き起こり、今日まで共に歩んできた相思相愛なふるっぱーとの揺るぎない絆を重ね合わせ、しっとりと歌い上げていく。

本編中盤では、“あまれん姉妹”こと月足天音、松本かれんによる「ぴんきーれっど！」、仲川瑠夏、早瀬ノエルによる「Bye-Bye」、鎮西寿々歌、櫻井優衣、真中まなによる「天真爛漫」とユニット曲を立て続けに披露。

それぞれの持ち味がより際立つ楽曲が、1人1人のパフォーマンススキルの高さや個性を浮き彫りにし、松本のソロ曲「すーぱーかれんたいむ」ではステージを可憐に動き回る彼女に会場中が釘付けとなった。

「わたしの一番かわいいところ」などでファンは熱狂

虹色の生地が使われているという新衣装にチェンジした7人が再びステージに集結し、櫻井の「皆さん！　ツアーファイナル、1番かわいく踊ってください！」と力強く呼び掛けた「わたしの一番かわいいところ」から恒例の他己紹介ソング「うぇるかむとぅ～ざ・ふるっぱー！」でギアを上げる。

2ndシングル「NEW KAWAII/フルーツバスケット」のカップリング曲「スターライト・ヴァルキリー」では、マリオネットのような儚く憂いを帯びた表情、力強いダンス＆ボーカルで新境地を見せるメンバーたち。

本編終盤には、グループの代名詞「フルーツバスケット」でメンバーカラーのサイリウムが瑞々しく輝く。そして、“ちょめでたソング”こと「超めでたいソング～こんなに幸せでいいのかな？～」では、各メンバーのコールが盛大に飛び交い、「おめでとう！」の歓声とともにツアーファイナルの特別な高揚感を分かち合う。

そして、FRUITS ZIPPERの「原宿から世界へ」のコンセプトを体現するべく、2024年も数々のステージで歌い継がれてきた「NEW KAWAII」で7色のカラーテープが噴射される中、本編は終了した。

真中まながファンに感謝を伝えツアーは終幕

アンコールでは、この日2回目の「フルーツバスケット」でメンバーが客席側の至近距離まで近づいてパフォーマンス。そして、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催されることが発表済みの「FRUITS ZIPPER 3rd ANNIVERSARY 超めでたいライブ」に兵庫・神戸ワールド記念ホール2公演が追加されることがサプライズ発表され、会場は歓喜の渦に包まれる。

続けて、2024年の活動を振り返るように「NEW KAWAII」を再び歌い、7人それぞれのNEW KAWAIIエピソードを紹介。追加公演も含め、全国12都市15公演に及ぶ初の全国ホールツアーはフィナーレを迎えた。

最後のMCで真中は、3カ月にわたる最長ツアーを開催するにあたって不安な気持ちがあったことを吐露しつつ、「ステージに立つたびに、みんなが私たちを応援して、たくさんのパワーを与えてくれます。こうやってみんなのことを幸せに、笑顔にできるなら、たとえ挫折があったとしても、ステージに立ち続けたいと思いました」と涙ながらに感謝を伝えた。