安保瑠輝也選手＆鈴木千裕選手＜RIZIN DECADE＞1ヶ月前SP特番で意気込みを語る「勝って新しいトビラを」「世界を証明しようぜ」

2024.12.11 12:00

日本最高峰の格闘技イベント・RIZINより12月31日(火)にさいたまスーパーアリーナで開催され、ABEMA PPVにて全試合生中継されることが決定した「RIZIN DECADE」に先立ち、「RIZIN DECADE 1ヶ月前SP特番」が、ABEMA格闘チャンネルにて12月6日に放送された。

本番組は、榊原信行RIZIN CEOをはじめ、本大会で二度目の王座防衛戦に挑む鈴木千裕選手、第2代RISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノア選手、紺野ぶるま、日本格闘技界の盛りあげ隊長の元格闘家で解説者の大沢ケンジがスタジオ出演し、また本大会でボクシングの元WBCライト級暫定王者ライアン・ガルシア選手と2分8Rのスタンディングバウトルールでの対戦が決定している安保瑠輝也選手はリモート出演となる。

安保瑠輝也選手vsライアン・ガルシア選手

本大会で、ライアン選手とスタンディングバウトルールで対戦する安保選手のオープニングで、榊原CEOはガルシア選手について「今の世界のボクシングファンがもっとも注目するひとり。おさわがせという意味で注目度No1」と評した上で、「2分8RはつまりKO決着になる」と試合の盛りあがりに期待を寄せる。

安保選手は、アメリカ・ロサンゼルスでの記者会見で「ライアンの目の前にして気合いがバチっと入った。ライアンのスイッチを入れるためにあおったので作戦成功」とふり返る。

またガルシア選手については、「僕はボクシングが好きで試合もたくさん見るけど、対戦相手として見た時に正直、特に感じるものはなかった。俺のあおりにすかしてる感じが逆にムカついたので、めちゃくちゃ燃えてます」と語る。

また先日の会見で、ガルシア選手の「レジェンドであるパッキャオを本気でKOしようとしていることが気に入らない」という発言に対して、安保選手は「パッキャオ選手を倒しにいこうとしたことがリスペクトがないって言ってるけど、逆にライアンは自分がやってるボクシングに対してリスペクトがないやんって俺は思う。体重超過したり、ビール飲みながら試合見たり……。そんなやつにリスペクトどうこう言われる筋合いはない」とバッサリ斬り捨てる。

最後に試合の意気込みを聞かれると、安保選手は「ライアン・ガルシアはイージーマネーをかせぐ感覚で日本に来ると思うけど、会見でも彼に火をつけられた。俺は最後、必ず勝って、勝ったらその先に世界への新しいトビラが見えてくると思う。これを必ずぶちあげて、新しい安保瑠輝也の世界戦を見せようと思う。ぜひ、俺の試合に期待してください」とコメントした。

クレベル・コイケ選手vs鈴木千裕選手

本大会の第三部、「RIZIN.49」のメインイベントとしてクレベル・コイケ選手とフェザー級タイトルマッチに挑む鈴木選手は、クレベル選手の印象について聞かれると、「もう寝技ですよね」と即答する。その対策については「これはシンプルで、今さら僕が寝技の練習をしたところでクレベル選手には並べないんですよ。逆にクレベル選手も今さら打撃のボクシングの練習をしても、僕と競りあえないんですよ。だからおたがいの強みを活かして、それのぶつけあいだと思ってる」とシンプルな寝技対打撃の構図だと語る。

2023年6月にこのふたりは対戦し、公式結果としてはクレベル選手の体重超過でノーコンテストとなるも、試合では、クレベル選手に一本負けしている鈴木選手は、前回の対戦を踏まえて、「前回はやりたいことをやられちゃったんですよ。だから今回はやりたいことをやれば、ふつうに俺は勝てます」と意気込む。

「前回の敗戦を受けて恐怖心はないか？」という質問に対しては、「くやしい、それしかないので、俺の考えが間違ってなかったっていうのを証明するためにも勝たなきゃいけないんで、恐怖どころかワクワクしかない」とチャンピオンでありながらも、挑戦者のマインドを見せる。

次にベイノア選手からの「勝ち方はやっぱり稲妻を落とす？」という質問に対しては、「稲妻っすね。稲妻ストレートで。まあパンチか、かかと、このふたつですね」と勝利への決め手を明かす。

また、「もし勝ったら、次に戦いたい選手は？」と聞かれると、「勝てば自ずと見えてくると思うんですけど、ショーン・オマリーがいるんだったら、世界を証明しようぜって言えばいいんじゃないですかね」と世界を見すえた発言が飛び出していた。