総監督・倉野尾成美が“AKB48のここから”を力強く宣言「42人で目指すステージは東京ドーム」

2024.12.09 12:31

AKB48が結成19周年を迎えた12月8日、20周年のメモリアルイヤーに突入する記念すべき日に、グループの活動拠点である東京・AKB48劇場をリニューアルオープン。初代AKB48グループ総監督の高橋みなみをゲストに迎えて新劇場オープニングセレモニーが行われた他、秋元康氏が書き下ろした劇場オリジナル新公演・AKB48 18th Stage「ここからだ」でこけら落としが行われた。

初めてovertureをリニューアル

初日公演には、小栗有以、倉野尾成美、佐藤綺星、下尾みう、鈴木くるみ、千葉恵里、永野芹佳、水島美結、向井地美音、村山彩希、山内瑞葵、山崎空、秋山由奈、八木愛月、山口結愛、伊藤百花が出演。

秋元氏が書き下ろすオリジナル公演としては8年10カ月ぶり18回目となる新公演。旧劇場で行ってきた17のオリジナル公演の軌跡映像が流れた後、19年で初リニューアルとなるovertureで幕が開ける。

最初の曲は、小栗センターによる公演タイトルでもある楽曲「ここからだ」。白のクラシカルなマントとロングドレスに身を包んだメンバーがパフォーマンス。続いて、黄色のミニスカート衣装に気かげると、アップテンポなナンバー「恋愛カンニング」「ロマンティック男爵」、そして新劇場での再出発と成長を誓う楽曲「劇場へ　ようこそ！」を披露した。

八木愛月が唯一のソロ曲、伊藤百花は先輩従えユニット曲を披露

倉野尾は「1年前、2023年の12月8日に本公演は初日を迎える予定でしたが、二度の延期があり、“やるやる詐欺”とまで巷では言われていたみたいなんですが、ようやく初日を迎えることができました！」とあいさつ。

「約9年ぶりの新公演、しかも新劇場です！　私たちメンバー全員にとって、初めてのオリジナル公演になります。AKB48の新たな章が始まるのは“ここからだ”という強い気持ちを持ってパフォーマンスしますので、本日もよろしくお願いします！」と意気込みを語った。

ユニットパートでは、本公演で唯一のソロ曲となる「2月のMermaid」を18期研究生の八木が歌い上げる。19期研究生で唯一の出演となった伊藤は、先輩の向井地、村山とともに披露した「振り向きざまのキッス」でセンターを務めた。

倉野尾成美「“やるやる詐欺”と言われないように」

アンコールでは、開演ブザーとともに再び幕が開き、AKB48の象徴である赤チェックをメインとしたロック風衣装に身を包んだメンバーが登場。元モーニング娘。の鞘師里保が初めて振り付けを提供した「緞帳を上げてくれ！」で始まった。

そして、最後のMCで倉野尾は「秋元先生が今のAKB48に公演を書いてくださり、無事に初日を迎えられるようにと、たくさんのスタッフさんが愛を持って支えてくださって、何度も延期してしまいましたが、こうしてこんなにもたくさんの方が初日を楽しみに待っていてくださったから、今日初日が迎えられたと思います。心から感謝しています」と感謝を伝える。

「今ここに立っている初日メンバー16人に加え、これから初日を迎えるメンバーも含めて42人全員でAKB48です。この42人で目指すステージは、東京ドームのステージです。決して簡単な道のりではないことは分かっています。メンバー一人一人がしっかり気持ちを持ってこれから活動していく先に、きっとそのステージがあると思います。“やるやる詐欺”と言われないように、この新劇場とともに一歩一歩歩んでいきたいと思います」と“ここから”目指す夢を宣言した。

最後は、全員で「Hungry love」を熱唱し、新公演初日は終幕となった。