「Qrosの女 スクープという名の狂気」第4話より

桐谷健太“栗山”、尾碕真花“マーヤ”のゴーストシンガー疑惑を暴き、苦しむ姿に胸が痛む…視聴者から同情の声<Qrosの女>

2024.10.30 20:55
「Qrosの女 スクープという名の狂気」第4話より

桐谷健太が主演を務めるドラマプレミア23「Qrosの女 スクープという名の狂気」(毎週月曜夜11:06ー11:55、テレ東系/Lemino・TVerにて配信)の第4話が10月28日に放送された。栗山(桐谷)がミステリアスな歌手として人気のマーヤ(尾碕真花)のゴーストシンガー疑惑を調査し、真実を暴く罪悪感に苦しむようすが描かれた。栗山の姿に胸が痛み、SNSでは「真実を報道するということの痛みを身をもって感じているのが主人公なんだろうな」「ミステリアスなドラマで面白かった」などのコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます)

芸能界の闇を炙り出すゴシップエンターテインメント

同ドラマは、誉田哲也が新境地に挑み綴った、「芸能界」と「週刊誌」を舞台にした長編同名小説が原作。話題のCM美女「Qros(キュロス)の女」の正体を巡って、芸能界、週刊誌業界だけでなく一般人までも巻き込んだミステリーとサスペンスが入り混じるゴシップエンターテインメント。

「世の中が求めるネタを提供しているだけだ」と言いながらあらゆる芸能人の“真実”を暴き、部数を上げていく「週刊キンダイ」所属のスクープを連発する敏腕記者・栗山孝治が、ある謎の女性「Qrosの女」との出会いをきっかけに、思いもよらぬ事件に巻き込まれていく姿を描く。

栗山とタッグを組む若手記者・矢口慶太を影山拓也(IMP.)が、「週刊キンダイ」の編集長・林田彰吾を岡部たかしが、栗山と因縁がある謎のブラックジャーナリスト・園田芳美を哀川翔が、栗山の妹・栗山志穂を田村保乃(櫻坂46)が演じる。

また、謎の美女「Qrosの女」とCMで共演し、話題となった人気俳優・藤井涼介役を増子敦貴(GENIC)が、“Qros”のCMに出演する人気俳優・福永瑛莉役をなえなのが、格闘家・近藤サトル役を三浦孝太が、能界を引退後、消息不明となっている元俳優・遠藤亜矢(久岡リナ)役を川島海荷が、話題のCM美女「Qrosの女」役を黎架が務める。

栗山はミステリアスな歌手・マーヤの調査を開始する

「週刊キンダイ」の敏腕記者・栗山孝治は元政治班の若手記者・矢口慶太を従え、スクープを求めて取材にあたる日々を送っている。

ミステリアスな歌手として人気のマーヤ(尾碕真花)が突然活動を休止。裏があると感じた栗山(桐谷健太)は、周辺を調べ始める。張り込みを重ねるうち、マーヤが通う音楽スタジオに出入りしている清掃員・雨宮一葉(中井千聖)の存在に栗山は不信感を覚える。

清掃員に扮した栗山はマーヤの真実を突き止める

栗山は疑念を突き止めるため、清掃員に扮し、スタジオに潜入。そこで一葉がマーヤのゴーストシンガーをしていることを栗山は知る。スタジオを飛び出した一葉とマーヤを栗山と矢口は追って、突撃取材を開始。栗山はマーヤと一葉に「『週刊キンダイ』に真実を話してください。私は嘘は書きません」と話し、一葉たちは栗山たちに話し始める。一葉は1年だけゴーストシンガーをやればいずれデビューさせてくれるはずだったが、数年間もごまかされて実現されていないことへの辛さ、マーヤは一葉の歌声や歌詞にばかり賛辞が贈られることへの辛さを抱えていることが判明する。

栗山はマーヤと一葉のことを記事にするが、マーヤファンの編集部員たちは真実を知らないほうが良かったと嘆く。夜、矢口が廊下を歩いているとトイレに駆け込む栗山の姿があり、トイレから栗山がえずいているような音が聞こえてくるのだった。

真実を暴くことへの罪悪感に栗山が苦しんでいるようすに胸が痛んだ。SNSでは「真実を報道するということの痛みを身をもって感じているのが主人公なんだろうな」「歌っている方もだけど、マーヤの方も辛いよね」「ミステリアスなドラマで面白かった」というコメントが寄せられた。

◆構成・文=牧島史佳

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