令和ロマン・くるま、論破ブームの子供への影響を懸念 「攻撃性だけ残ったり…」
令和ロマン・高比良くるまさんが、昨今の“論破ブーム”が子供たちに与える悪影響についてズバリ物申しました。
9日放送の『永野&くるまのひっかかりニーチェ』(テレビ朝日系)では、お笑いコンビ・令和ロマンの高比良くるまさんが、昨今の“論破ブーム”が子供たちに及ぼす影響について心配する場面がありました。
論破は「恐ろしい言葉」
お笑い芸人の永野さんとくるまさんが、日頃からひっかかることについて語り合う新番組。話のテーマは、論じることで相手を言い負かす最近の“論破”ブームに及びます。
永野さんが「論破ってしたい?」と聞くと、くるまさんは「いや、一切思わないです」とキッパリ否定。「だって、『論』なんて『破』るものじゃないから」「何が破れてるんだよと思う。りゃいいじゃん、最後まで2つの考え方が」と主張します。
永野さんが「戦争みたいな言葉だよね、論破って」と言うと、くるまさんは「最後が『破』で終わっていいわけないだろ、言葉が。怖えな」「恐ろしい言葉ですよ」と、論破という言葉そのものについて持論を展開。
悪影響を心配
一方で「あれが1個のエンタメとして面白いっていうのは分かるんです」と言うくるまさん。「大人になってからあれを見てるから見てられるし、めっちゃ楽しい」としつつも「悪影響ではあるよなっていう。リアルな悪影響」と言い、子供の時から論破を目にすることの悪影響を心配します。
くるまさんによると、アニメなどのおふざけやギャグは、ある程度成長すれば恥ずかしいことに気付き、やめられるもの。しかし「論破の怖いとこって、真似してやったときに、ちっちゃい子がそのまま育っちゃうっていうのが、それが俺はちょっと良くないなって思う」と、大人になっても恥ずかしいことに気付けず、そのまま続けてしまうと言います。
飲み会でもやってませんか?
くるまさんは、論破やお笑いなど「会話に付随するやつ」は「脳にこびりつく」と分析。
永野さんも「スタイルになっちゃうよね」と同調すると、くるまさんは「大学に入ってからの飲み会で、やっちゃってない? そのスタンス? っていう。その頃に変更するってめっちゃ難しいんだよっていう」と、論破のスタイルを飲み会でもやってしまう恐れがあることを懸念します。
「攻撃性が残ったりとか」
ここで、番組MCの三谷紬アナウンサーがくるまさんに「どうなるんですか? 論破ブームが染み付いちゃってる子供たちっていうのは」と質問。くるまさんは「そのまま行ききれないから、攻撃性だけ残ったりとか」「いい思い出の数が減るだけ」と、攻撃性というスタイルだけが残ってしまったまま大人になることを心配しました。
(文/Sirabee 編集部・大島 あひる)
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