初めての待ち合わせでUさんが涙を流す理由

【漫画】初デートの待ち合わせでいきなり号泣した妻がかわいい…初々しい2人に「素敵…」「青春だな」の声

2024.10.07 08:30
初めての待ち合わせでUさんが涙を流す理由

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「ボクが妻と初めてデートした時の話」を紹介する。作者の虹走さんが、7月19日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、4.1万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、虹走さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

期待と不安に包まれた初デート

「ケータイ持った、サイフ持った、ティッシュ持った…忘れ物は…なし」と呟きながら、入念に荷物を確認する虹走さん。この日は待ちに待ったUさんとの初対面、初デートの日。緊張で震えながら待ち合わせ場所に向かう。

まだ顔を知らない同士である2人。「服の色は?」「黄色い服を着てるの?」と特徴を聞き、虹走さんがUさんを発見する。Uさんは会ったときからボロボロ泣いていてぎょっとするが、酷い花粉症で症状が出ているだけと聞いてひと安心。

Uさんは「ごめんなさい。せっかく会えたのに…こんなで」と不安そうなようすだったが、虹走さんは「大丈夫だよ気にしないし」「それより早く水族館行こうよ」「イルカ見に行こう」と声をかけて水族館へ向かった。

いつの間にか手を繋ぎながら、デートを楽しむ2人。イルカのショーやペンギンなどを見たり、ゲームコーナーに立ち寄ったり、遊園地へと足を運び、観覧車に乗ったりと2人の初デートはあっという間に時間が過ぎ去っていく。

おそろいのイルカのキーホルダーを記念に買い、移動をする2人。「そろそろ時間だね…」と虹走さんがつぶやくと、Uさんの目にはある異変が起きていて…。

この漫画を読んだ人たちからは、「素敵…」「青春だな」「初々しい感じが良い…」「この物語大好きです!」「お目め気になる…大丈夫かな…」など、多くのコメントが寄せられている。

初デートは“一分一秒がキラキラとした宝物のような時間”だった

――『ボクが妻と初めてデートした時の話』を制作したきっかけや理由があればお教えください。

こちらは元々「ボクと壊された初恋」という漫画の中の一部として描いたお話なのですが、その中でも特に印象深いお話です。ボクと妻が初めて顔を合わせ、初めてデートをした時の事は忘れられません。誰かに話すような事ではありませんでしたが、漫画で自分の話をして誰かに知ってもらう楽しみを覚えたボクにとって、この話を描かない理由はありませんでした。描いていてとても楽しかったです。

――お腹が空いていることを忘れてしまうほど、デートを楽しむ2人の姿が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

初めて付き合った彼女と初めてデートをする…、学生の頃のボクにとってこんなに刺激の強い事はありませんでした。当時はなるべく顔に出さないようにしていたのでUさんにはその心情は伝わっていなかったと思いますが漫画の中ではそれを描きました。

一人の男の子の色んな初めてが詰まった一日。見る方が恥ずかしい様な一日。そこが見所かもしれませんね(笑)。楽しかったのもありましたが、一分一秒がキラキラとした宝物のような時間でした。だからこそお腹が空いている事すら忘れてしまったのでしょうね。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

最後のページの「大丈夫だよ。またすぐ会えるって…だから今日は帰ろうよ。ね?」と言っていますが、これはボク自身にも言い聞かせていますね。あんなに楽しい時間を過ごしたUさんと離れなければならない瞬間…。あの時があったからこそ、もっとずっと一緒に居たいと思うようになりました。

そしてその気持ちは今でも変わりませんね。あれから色々な事があってからこの漫画を描く事になりましたが、当時の自分との気持ちの変化がない事に少し驚き、そして安心しました。

――普段作品のストーリーや展開はどのようなところから着想を得ているのでしょうか。

日常の中から得ている事がほとんどですね。妻との会話や友達との会話。そういう所から漫画を描いています。昔の話を描くときは自分が学生の頃から書いている日記を読んで記憶の取っ掛かりを得ています。

当時は日記なんて誰にも話せないような事を話す相手でしかありませんでしたが、そんな相手が今のボクを助けてくれています。人生、何が起こるか分かりませんね。その日記もこうしてインタビューにお答えしている事も含めて書いていきます。それがまた着想となり、漫画になっていくのだと思います。

――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか。

できるだけ自分の思った事を正直に描く事にしています。綿密に計画を立てて描くと自分の言いたかった事や描きたかった事が薄れてしまう事が多いので…。あと、意識しているのはボクが自分自身の体験を漫画にする時、相手の思っている気持ちをなるべく描かないようにしている事です。

ボクの漫画は人の話や自分の感じた事を描いていますが、相手の本当の気持ちは本人にしか分かりません。そこは想像でしかないので、それを描いてしまうと自分で見て聞いて感じた出来事に想像して描いた事が混じってしまって正直な事を描くという前提が崩れてしまう気がしているからです。でもこれは漫画として何が正しいかというよりは、ボクの個人的なこだわりですね。

――今後の展望や目標をお教えください。

今の自分達の事や、今回の漫画のような過去話を描いていきたいと考えています。初めて出会って初めてデートした二人。あの楽しかった時間と別れる悲しさから二人がその後一緒に生活する事になります。

でもそれが楽しかったのは最初だけで…。とかそんな話を描いていこうかなと。少し風呂敷が大きくなりすぎてしまっているので、マイペースに描く事にしていますが、楽しみにお待ちいただければ嬉しいです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

いつも応援してくださりありがとうございます!これからも夫婦で楽しく過ごしていきます!そしてそれを漫画にしていきますので引き続きお楽しみいただけるととても嬉しいです!

関連リンク

関連記事

  1. 新垣結衣が語りに!“伝説の家政婦”タサン志麻さん夫婦に密着「たくさんの人の心にスッとしみこむはず…」<ふたりのディスタンス>
    新垣結衣が語りに!“伝説の家政婦”タサン志麻さん夫婦に密着「たくさんの人の心にスッとしみこむはず…」<ふたりのディスタンス>
    WEBザテレビジョン
  2. 東京03の超絶サクセスストーリー 全国ツアーだけで「1年食えるくらいはもらえる」
    東京03の超絶サクセスストーリー 全国ツアーだけで「1年食えるくらいはもらえる」
    WEBザテレビジョン
  3. <BLACKPINK>「あつまれ どうぶつの森」内に“BLACKPINK島”がオープン!MVのセットやステージを再現
    <BLACKPINK>「あつまれ どうぶつの森」内に“BLACKPINK島”がオープン!MVのセットやステージを再現
    WEBザテレビジョン
  4. 松井玲奈、大粒の涙…新型コロナ感染中の思い吐露「人生の中では一番苦しいぐらいの数日間」
    松井玲奈、大粒の涙…新型コロナ感染中の思い吐露「人生の中では一番苦しいぐらいの数日間」
    WEBザテレビジョン
  5. ジャニーズWEST中間淳太 “探偵”イメージの細身スーツで「小説現代」表紙に!推しミステリから自身の創作活動まで明かす
    ジャニーズWEST中間淳太 “探偵”イメージの細身スーツで「小説現代」表紙に!推しミステリから自身の創作活動まで明かす
    WEBザテレビジョン
  6. 瀬戸朝香、“なかなか良い感じ”7歳長女によるメイクSHOTに反響「優しくて自然な感じすごくいい」「娘さんお上手!」
    瀬戸朝香、“なかなか良い感じ”7歳長女によるメイクSHOTに反響「優しくて自然な感じすごくいい」「娘さんお上手!」
    WEBザテレビジョン

「ニュース」カテゴリーの最新記事

  1. 趣味の編み物が商品化? LE SSERAFIM 宮脇咲良、ニット帽をかぶったコンセプトフォト公開
    趣味の編み物が商品化? LE SSERAFIM 宮脇咲良、ニット帽をかぶったコンセプトフォト公開
    ENTAME next
  2. CX『嘘解きレトリック』W主演の松本穂香が所属するフラームが新人を募集『秋ドラマ特別オーディション2024』
    CX『嘘解きレトリック』W主演の松本穂香が所属するフラームが新人を募集『秋ドラマ特別オーディション2024』
    Deview
  3. 近藤千尋、第3子のお宮参り報告 親子ショットに「幸せ溢れてる」「素敵な家族」の声
    近藤千尋、第3子のお宮参り報告 親子ショットに「幸せ溢れてる」「素敵な家族」の声
    モデルプレス
  4. eスポーツオーディション番組「TAIMAN+」初のオフライン大会<2024 祭天/頂天>ABEMAにて2日間にわたり独占生配信決定
    eスポーツオーディション番組「TAIMAN+」初のオフライン大会<2024 祭天/頂天>ABEMAにて2日間にわたり独占生配信決定
    WEBザテレビジョン
  5. 山田孝之「できれば主役じゃない方がいい」理由は?俳優業への本音明かす
    山田孝之「できれば主役じゃない方がいい」理由は?俳優業への本音明かす
    モデルプレス
  6. 天海祐希&広瀬アリス、冬の健康対策を明かす「免疫ケアはベテランの域」「普段着から体を冷やさない」
    天海祐希&広瀬アリス、冬の健康対策を明かす「免疫ケアはベテランの域」「普段着から体を冷やさない」
    ABEMA TIMES
  7. 斉藤慎二の妻・瀬戸サオリ、報道について改めて事情説明 “一文”に指摘の声も「重要な部分です」
    斉藤慎二の妻・瀬戸サオリ、報道について改めて事情説明 “一文”に指摘の声も「重要な部分です」
    Sirabee
  8. マーベル新作「アガサ」 米トレンド1位 魔女団が“即席バンド”結成 熱唱シーンに反響「魔女にもグラミー賞が必要だ」
    マーベル新作「アガサ」 米トレンド1位 魔女団が“即席バンド”結成 熱唱シーンに反響「魔女にもグラミー賞が必要だ」
    WEBザテレビジョン
  9. 剛力彩芽、ミニ丈から美脚スラリ 私服ショットに「オシャレ秋コーデ」「スタイル抜群」の声
    剛力彩芽、ミニ丈から美脚スラリ 私服ショットに「オシャレ秋コーデ」「スタイル抜群」の声
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事