目黒蓮“夏”に泉谷星奈“海”が苦しい胸の内を明かす様子が切な過ぎる<海のはじまり>
Snow Man・目黒蓮が主演を務める月9ドラマ「海のはじまり」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第11話が9月16日に放送された。同じ脚本家のドラマ「いちばんすきな花」(2023年、フジテレビ系)に出演していた今田美桜のサプライズ登場にも沸いた中、一緒に暮らしながら親子として新たに歩み始めようとした夏(目黒)に明かした海(泉谷星奈)の本音に大反響。タイトルが日本のみならず世界トレンド1位になった。(以下、ネタバレを含みます)
2022年のドラマ「silent」チームが再集結して描く親子の物語
同ドラマは、目黒が出演し、社会現象とも呼ばれた2022年10月期のドラマ「silent」(フジテレビ系)の脚本・生方美久氏、風間太樹監督、村瀬健プロデューサーが集結して制作。“親子の愛”をテーマに、今の時代だからこそ伝えたい人と人との間に生まれる愛と、家族の物語を描く完全オリジナル作品だ。
印刷会社に勤務し、大学のときに別れた恋人の死をきっかけに自分の娘の存在を知る主人公・月岡夏を目黒、夏と付き合って3年になる化粧品メーカー勤務の百瀬弥生を有村架純、夏の娘・海を泉谷星奈、夏の大学時代の恋人で病のために亡くなった南雲水季を古川琴音、水季が働いていた図書館の同僚・津野晴明を池松壮亮、水季の母・朱音を大竹しのぶが演じる。
夏と海の2人暮らしがスタート
誰かが「いる」「いない」ということを深く考える回になった。
海が夏のアパートに引っ越し、2人暮らしが始まった。「ママ、ここにいた?」と聞く海に、「来たことあるよ」と答える夏。そして転校した小学校で海はすぐに友達ができるが、「お母さん、いないの?」の質問に「いたよ」と答えたものの、帰宅した夏に改めて「なんて答えればいい?」と問い掛ける。夏は「ママいないけど、パパがいるって言えばいいんだよ。俺がいるから」と言うのだった。
夜になり、夏にハグを求めて「ママいたのに、いた感じしなくなっちゃった」と寂しそうにつぶやく海。夏は「思い出してつらくなるなら、無理に水季の話、しなくていいからね」と語り掛けた。
そんなある日、海が姿を消した。
海が秘めた思いを夏に明かす
海が向かった先は、水季がかつて働いていた図書館だった。夏が迎えに行くと海は朱音の家に戻った後で、すぐに去ろうとする夏を津野が引き止めた。
「もう2人なんだから、今こそ前みたいに水季、水季ってうるさくていいんですよ。海ちゃん、いる、いないの話、してないですよ。分かります?」と津野。海は確かに“いた”はずの水季のことを、夏が“いない”と表現するのが心に引っかかっていることを津野に明かしていたのだ。
前回放送後の予告で反響を呼んだ「南雲さんがいたときも、いなくなったときもお前いなかったもんな」という津野のせりふは、この後に続いたものだった。これだけでは厳しそうに聞こえていたが、海の思いを知ったあとでは、津野にも思いがあふれてしまったのだと理解できる。
その後、夏は海から本音を打ち明けられた。かつて水季と2人のときは寂しさを感じたことがなかったため、夏と2人でも大丈夫と思っていたが、「夏くんと2人、寂しかった」のだと。
そして、海はハッとするひと言を放つ。「なんで大人は死んじゃうこと、亡くなるっていうの?いなくなるから?」。朱音の家も、津野のいる図書館も、水季が“いた”場所だ。水季からもらった絵本、また水季との会話で、海は死を理解しようとしながらも、確かに“いた”のだということを求めていたのだろう。
さらに海の思いは続いた。「ママいたのに、なんで一緒にいてくれなかったの?まだパパじゃなかったから?」。
率直な海の疑問だが、夏にとってはつらいものだ。視聴者からも「これはしんどいよ」「つらすぎる」「夏くんなりにがんばってるのに」「どう説明したらいいかも分かんないよな」などSNSに投稿が続々と上がった。
次回、9月23日(月)の放送が最終回。クライマックス直前に明かされた海の思いに、夏はどのように応えていくのか注目だ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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