

「応答せよ1994」のチョンウと“3秒パク・ボゴム”ペ・ヒョンソンが挑む本格サスペンス「奇跡の兄弟」の見どころ

「応答せよ1994」(2013年)で大ブレイクした実力派俳優チョンウと、話題作に出演が続くイケメン俳優ペ・ヒョンソンのタッグが新鮮な韓国ドラマ「奇跡の兄弟」(2023年)が、8月6日(火)夜11時から衛星劇場で日本初放送される。2人が挑むのは、人気作を多数生み出してきた脚本家&演出家が手掛ける本格サスペンスだ。愛すべきキャラクターと緻密(ちみつ)に計算されたストーリー展開が魅力の本作。そのスタートを前に、ドラマをもっと楽しむためのポイントを紹介する。
謎だらけのサスペンス「奇跡の兄弟」あらすじ
「奇跡の兄弟」は、売れない作家志望のドンジュ(チョンウ)と、ドンジュの前に突如現れた謎の少年(ペ・ヒョンソン)が出会い、奇跡を起こしていく本格ヒューマンミステリー。
有名作家になることを夢見ながらもなかなか芽が出ず貧乏生活を送るドンジュはある日、車の前に急に飛び出してきた少年を轢いてしまう。少年は病院で奇跡的に目を覚ましたものの、記憶を失っており自分の名前すらわからない状態。そして、自分でもコントロールできない“不思議な力”を持っていた…。
一方ドンジュは、ちょっとした出来心から少年のリュックにあった小説の原稿を自分のものとして出版。あろうことか、それがベストセラーになってしまう。少年の臨時保護者として一緒に暮らし始めたドンジュだったが、本のヒット後、小説の内容と同じ事件が実際に起こっていることがわかり、小説の秘密を知る人物から連絡を受ける――というストーリーが展開する。
チョンウとは? 「応答せよ1994」でブレイクした実力派
ドンジュを演じるのは、社会現象にまでなった大ヒットドラマ「応答せよ1994」でヒロインの幼なじみ、愛称“スレギ”を演じたチョンウだ。“ゴミ”を意味するスレギというあだ名で呼ばれ、性格もだらしないスレギだが、恋をしたときに見せる表情は見違えるほどロマンティック。そのギャップの演技で韓国中の女性視聴者のハートを掴んだ実力派俳優だ。
この「応答せよ1994」で一躍ブレイク後、ヒット作に多数出演してきたチョンウが「奇跡の兄弟」で演じるのは、作家の夢にしがみつき借金ばかりの生活を送るキャラクターだ。プライドだけは高く、すぐにどなり散らしたり他人の原稿を勝手に拝借して出版社に持ち込んだりするなど、弱い面も多いドンジュ。だが、母親を侮辱されて本気で怒ったり、不思議な力に戸惑う少年を親身になって支えたりと、ふとした瞬間に愛情深い一面も覗かせる。根はとっても“いい人”なのだ。
記者のインタビューに答えて創作の苦しみについて語るシーンでも、相手の目を真っすぐに見て言葉を紡ぐ姿は誠実そのもの。他人の作品を拝借して成功した“偽ベストセラー作家”のはずなのに、「僕にも奇跡が起きたんです」と語る言葉が不思議なほど真っすぐに響いてくる。演技を超えた人間性のようなものが全身から立ち上っている、そんな印象だ。
ペ・ヒョンソンとは? 青春ドラマで話題の注目イケメン
一方、謎の少年“カンサン”を演じるペ・ヒョンソンは、ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ?」でデビュー以来ヒット作に立て続けに出演し注目を集める若手俳優だ。「偶然見つけたハル」(2019年)、「私たちのブルース」(2022年)など青春ドラマに多く出演し、「ガウス電子~僕らの社内恋愛マニュアル~」(2022年)では自家用ジェットで通勤する財閥御曹司マタンをコミカルに演じた。スター俳優パク・ボゴムを彷彿させる色白で端正なルックスから、若手時代は“3秒パク・ボゴム”と話題を呼んだフレッシュな注目株だ。
「奇跡の兄弟」で演じるカンサンは、記憶喪失のうえに他人の苦痛や絶望を感知してしまう不思議な力の持ち主。自分が誰なのかすらわからない不安の中、ドンジュに胡散臭さを感じながらも“ヒョン(兄さん)”と呼び、次第に心開いていく。ドンジュに向けるいぶかしげな表情がチャーミングで、不思議な力が発動した時の無機質な表情とのギャップも鮮烈だ。
「魔王」も手掛けた“巨匠タッグ”による練られた世界観
そんな2人が、迫りくる謎に立ち向かっていく。ストーリーと世界観を作り上げているのは、長年数多くの作品を共に手掛けてきた韓国ドラマ界の“巨匠コンビ”脚本家キム・ジウ&演出パク・チャンホンのタッグだ。脚本を手掛けるキム・ジウ氏は、若手俳優の登竜門ともいわれる人気シリーズ「学校」シリーズ最初の執筆者。演出のパク・チャンホン氏も「学校2」をはじめヒット作を多数手がけるベテランだ。
このコンビは、ドラマ「復活」「天地人~チョンジイン~」などヒット作を手掛けてきた黄金タッグ。なかでも日本リメイク版も作られ話題になったドラマ「魔王」(2007年)では、超能力やタロットカードなどこれまでにない題材を取り入れ、伏線を張り巡らせた本格サイコミステリーを作り上げた。
「奇跡の兄弟」も、複数のストーリーが絡み合い、やがて一つの大きな流れを作っていく。他人の小説でブレイクしてしまったドンジュと、不思議な力のせいで他人の人生に寄り添うことになったカンサン、そして、2人とは一見関連がなさそうな連続殺人事件。それぞれに謎を含んだ3つのストーリーが結びつき、“奇跡”へと向かっていくスピード感ある展開に、1話から目が離せない。
果たして、ドンジュとカンサンがたどり着く“奇跡”とは? チョンウ演じるドンジュの人間味あるキャラクター、ペ・ヒョンソン演じるカンサンとの“ケミ(相性)”に加え、計算され尽くしたストーリーも魅力の「奇跡の兄弟」(全16話)は衛星劇場にて8月6日(火)スタート。
◆文=酒寄美智子
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