#15 #16が放送された「MLB's ON FLEEK」

MLBの魔球&日米のキャッチャーの違いを赤裸々告白「MLBはちょっと動くボールが多い」「駆け引きはなくて単調なイメージ」<MLB's ON FLEEK>

2024.07.31 10:00
#15 #16が放送された「MLB's ON FLEEK」

2024年シーズンのメジャーリーグベースボール(MLB)の日本人選手の活躍や試合の見どころをまとめた情報番組「MLB's ON FLEEK」#15 #16が、ABEMAにて7月19日に「30分拡大スペシャル」として放送され、前半は「MLBの魔球」、後半は「日米のキャッチャーの違い」とふたつのテーマについて語った。

前半のコーナーでは

前半のコーナーでは、多くの球団で対戦投手の疑似練習をするために導入されている「最新ピッチングマシン」が紹介され、ロサンゼルス・エンゼルス時代の大谷翔平選手の魔球・スイーパー、アメリカメディアも絶賛するロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手のカーブ、シカゴ・カブスの今永昇太投手の快進撃を支えるフォーシームなどの回転数や回転軸、球速のデータを引用し、魔球の数々を再現した。

大谷選手の魔球・スイーパーについて、元MLB選手の五十嵐亮太は「ふつうは重力に負けてボールが沈んでいくけど、スイーパーは落ち幅が少ない上に曲がり幅が大きい球。すごく投げるのがむずかしい」とまた、「僕も『この角度で、このスピンをかければスイーパーになる』と教えてもらって挑戦したけど、マジでそのとおりにいかない」と難易度の高さを解説した。

加えて、2023年シーズンの全投球に占める変化球の割合を、MLBは67.8%、日本球界は56.1%との紹介に、番組MCのさや香の石井は「MLBのほうが多いやん!」とイメージとの違いに驚く。相方の新山は「MLBのほうが球を動かさないとダメなんかな?」と疑問を浮かべると、五十嵐は「MLBは球速が速くて、ちょっと動くボールが多いです。僕も『変化球を投げないと抑えられない』と言われて、カットボールやツーシームを投げるようになった」と明かした。

後半のコーナーでは、元プロ野球選手の里崎智也が登場し、日米のキャッチャー事情を語り尽くした。

まずは海を渡る日本人捕手が少ない理由について、里崎は「MLBで通用する実力の日本人捕手は多いが、言葉が壁になっていると思う。投手とコミュニケーションが取れないし、ミーティングの内容がわからなければ、資料も読めない」と言うと、さや香のふたりは「やっぱりそうなんや……」と納得の表情を浮かべた。

また、日米のリードの違いについて、里崎は「MLBはデータを用いて、相手の弱点をずっと突く傾向が高いと思う。駆け引きはあまりしなくて、単調なイメージ」とまた、「MLBは投手主導で配球を組み立てていく。だから、『あのキャッチャー、どんなリードしてんねん』と捕手のリード批判があまりない」と語った。

さらに、過去10年間の日米捕手の平均打率を比較すると、MLBのほうがやや高い傾向にあり、さや香の新山は「ひと昔前は、日本球界でも打てる捕手がいた気がする。それこそ里崎さんとか城島健司さんとか」とコメントすると、里崎は「最近は打てる捕手がかなり減ってる。この理由は“ファンの人のせい”ですね」と衝撃的な発言をする。さや香のふたりがあわてると、里崎は「ファンの人が『打てなくても守れればいい』とか言うから、選手が甘えちゃう。昔も同じことを言われていたけど、古田敦也さんが現われてから、2010年ぐらいまでは“打てる捕手”が当たり前になった。みんな打つから打てないことへの劣等感がスゴかったし、僕らの最低基準は打率2割5分、ホームランは10本ですからね。今の選手はこの基準が最高点になっている。『打てなきゃ意味ねーんだぞ!』ぐらい言うと、変わってくると思う」と選手たちをふるい立たせるエールを送った。

加えて、里崎は日米の捕手の違いについて「フレーミング」にあるとした上で、それぞれの特徴を実演で解説する。MLBのフレーミングは「捕球してからも動かす」との説明に、新山は「日本球界でフレーミングがうまい選手は?」と質問すると、里崎は「よく聞かれるけど、うまいのがふつうだから、特別に“うまい”という感情がない。へたくそなヤツは見てわかるけど(笑)」と里崎節全開で返した。

関連リンク

関連記事

  1. 新垣結衣が語りに!“伝説の家政婦”タサン志麻さん夫婦に密着「たくさんの人の心にスッとしみこむはず…」<ふたりのディスタンス>
    新垣結衣が語りに!“伝説の家政婦”タサン志麻さん夫婦に密着「たくさんの人の心にスッとしみこむはず…」<ふたりのディスタンス>
    WEBザテレビジョン
  2. 東京03の超絶サクセスストーリー 全国ツアーだけで「1年食えるくらいはもらえる」
    東京03の超絶サクセスストーリー 全国ツアーだけで「1年食えるくらいはもらえる」
    WEBザテレビジョン
  3. <BLACKPINK>「あつまれ どうぶつの森」内に“BLACKPINK島”がオープン!MVのセットやステージを再現
    <BLACKPINK>「あつまれ どうぶつの森」内に“BLACKPINK島”がオープン!MVのセットやステージを再現
    WEBザテレビジョン
  4. 松井玲奈、大粒の涙…新型コロナ感染中の思い吐露「人生の中では一番苦しいぐらいの数日間」
    松井玲奈、大粒の涙…新型コロナ感染中の思い吐露「人生の中では一番苦しいぐらいの数日間」
    WEBザテレビジョン
  5. ジャニーズWEST中間淳太 “探偵”イメージの細身スーツで「小説現代」表紙に!推しミステリから自身の創作活動まで明かす
    ジャニーズWEST中間淳太 “探偵”イメージの細身スーツで「小説現代」表紙に!推しミステリから自身の創作活動まで明かす
    WEBザテレビジョン
  6. 瀬戸朝香、“なかなか良い感じ”7歳長女によるメイクSHOTに反響「優しくて自然な感じすごくいい」「娘さんお上手!」
    瀬戸朝香、“なかなか良い感じ”7歳長女によるメイクSHOTに反響「優しくて自然な感じすごくいい」「娘さんお上手!」
    WEBザテレビジョン

「ニュース」カテゴリーの最新記事

  1. 仲里依紗&中尾明慶夫妻、水着姿で密着2ショット公開「手の位置にキュン」「トカゲくんの写真センスすごい」の声
    仲里依紗&中尾明慶夫妻、水着姿で密着2ショット公開「手の位置にキュン」「トカゲくんの写真センスすごい」の声
    モデルプレス
  2. 「RIZINガール」元STU48メンバー、現在の体重公開「小学生ぶりにこんにちは」
    「RIZINガール」元STU48メンバー、現在の体重公開「小学生ぶりにこんにちは」
    モデルプレス
  3. 今野浩喜、「ブラックペアン シーズン2」サイドストーリー主演を「素直にとてもうれしい」 TVerにて第1話から第4話まで無料配信中
    今野浩喜、「ブラックペアン シーズン2」サイドストーリー主演を「素直にとてもうれしい」 TVerにて第1話から第4話まで無料配信中
    WEBザテレビジョン
  4. Snow Man宮舘涼太、芸人界で噂になっていた「なかなかない」蛙亭・イワクラが明かす
    Snow Man宮舘涼太、芸人界で噂になっていた「なかなかない」蛙亭・イワクラが明かす
    モデルプレス
  5. 飯沼愛“ちよみ”、ミニ八木勇征“南くん”の焼きもちに大喜び “ゆず太郎”の登場にも視聴者くぎ付け<南くんが恋人!?>
    飯沼愛“ちよみ”、ミニ八木勇征“南くん”の焼きもちに大喜び “ゆず太郎”の登場にも視聴者くぎ付け<南くんが恋人!?>
    WEBザテレビジョン
  6. Snow Man宮舘涼太、尊敬する先輩告白「その方がいなかったら事務所にたぶんもういない」舞台共演中「アイドルの道に戻してくれた」言葉とは
    Snow Man宮舘涼太、尊敬する先輩告白「その方がいなかったら事務所にたぶんもういない」舞台共演中「アイドルの道に戻してくれた」言葉とは
    モデルプレス
  7. 【パリ五輪】森カンナ、夫・馬場雄大選手の試合を現地観戦「ユニフォーム似合ってる」「最高の夫婦」と反響
    【パリ五輪】森カンナ、夫・馬場雄大選手の試合を現地観戦「ユニフォーム似合ってる」「最高の夫婦」と反響
    モデルプレス
  8. ゆん、フォロワー購入疑惑を完全否定「買い方も分かりません」TikTokも100万人突破
    ゆん、フォロワー購入疑惑を完全否定「買い方も分かりません」TikTokも100万人突破
    モデルプレス
  9. 【パリ五輪】スケボー小野寺吟雲の“頭にキス” 奇跡の蝶の詳細判明 本人も「ありがとう」
    【パリ五輪】スケボー小野寺吟雲の“頭にキス” 奇跡の蝶の詳細判明 本人も「ありがとう」
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事