コケ専門YouTuber、石を「苔のむすまで」観察するチャレンジが365日目を突破

2024.06.28 18:24

提供：ユーチュラ

6月27日、コケYouTuberの「道草ちゃんねる」（登録者数22万人）がチャンネルを更新。何も生えていない石に「苔のむすまで」に何日かかるのか検証し、1年間観察した記録を動画にまとめました。

「苔のむすまで」チャレンジに挑戦

道草ちゃんねるはコケ専門のYouTuberで、コケの育て方やテラリウムの作り方に関する動画を投稿しています。道草は約1年前、「石に自然にコケが生えるまでに、どのくらいの時間がかかるのだろうか」というふとした疑問から「苔のむすまで」チャレンジを始めることにしました。

観察で用いるのは通販で買った阿蘇山の溶岩石です。溶岩石を用いる理由としては「火山が噴火して森が消失した後、一番初めに生えてくるのがコケ植物だと言われている」ことや「多孔質のためコケが付着しやすい」ことを挙げており、道草は「森が生まれる最初の姿を観察することができるのではないだろうか」と期待を膨らませていました。

まず道草は、石を洗浄したり煮沸したりして、すでに表面に付着したコケの胞子を取り除きます。そして、自宅のバルコニーに石を設置しました。道草の自宅はコンクリートの建物に囲まれており、周囲には森がないという点で検証にはうってつけです。

開始123日目でコケが芽吹く

道草に課せられた仕事は、雨が降った日を除いて毎日水をやり、石のようすをXに投稿すること。チャレンジ50日目までは欠かさず水をやったところで石に変化は見られず、道草は「つらい」と漏らしていました。

50日を過ぎたところで石の表面にうっすらと緑色のものが見え始め、道草は「これは原糸体ではないか」と期待します。原糸体とは、コケの胞子が石に付着してすぐに形成される糸状の構造体で、コケの葉や茎が芽吹く前の段階なのだとか。

チャレンジ開始から123日が経過したとき、ついに小さなコケが芽吹きました。虫眼鏡で観察しないと分からないほど小さな芽ですが、道草は「これからも頑張っていこう」とこれを励みにしていました。

開始から200日が経過したとき、突如としてこのチャレンジがXでバズり始めます。200人だったフォロワー数が一晩で1万人にまで増加したそう。200日目の投稿は393万インプレッションを記録し、道草は「石好きがそんなにいたとは」と驚きを隠せません。

6万人のフォロワーに見守られ、365日達成

230日が経過し、冬から春に季節が移り変わる頃にはコケが急増。道草のXフォロワーも3万人を突破しました。

350日ごろにはネットニュースに取り上げられてさらに知名度を増し、6月25日にはおよそ6万人フォロワーが見守るなか、365日間の観察を成し遂げたのでした。

道草いわく、「継続は力というけれど、1年間で結構苔むした」とのこと。石を覆いつくすほどではありませんが、初期の状態と比べると右半分にびっしりとコケが生えているのが分かります。

道草は「毎朝多くの人が楽しみにしているので、このチャレンジはもうしばらく続けてみようと思います」と語っており、368日目が経過した現在もXへの毎日投稿を続けています。

この動画のコメント欄では、

最近ＳＮＳで拝見して、面白いことをやっている人がいるなと思っていたら、まさかこのチャンネルだったとは笑　365日お疲れ様でした！
このチャンネルを見て苔に興味が出てコケリウム始めました！

一年続けちゃったら、なんか自分だったらもう途中でやめられないです。
いずれこの石を祀った神社ができそう…。

毎日楽しく拝見しておりました。
かなりのご近所でこのようなチャレンジが行われていると知って驚いています。
今後とも苔の成長楽しみにしています。

といった反応が寄せられています。

(C)YouTube — 出典：YouTube（https://www.youtube.com/watch?v=iT4gqS9TDKE&t=188s）

コケ専門YouTuber、石を「苔のむすまで」観察するチャレンジが365日目を突破

「苔のむすまで」チャレンジに挑戦

開始123日目でコケが芽吹く

6万人のフォロワーに見守られ、365日達成

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