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小田井涼平「僕のなかで六つ星」ビールとジンギスカンを堪能 ふと人間関係が覗くひと言も目立った北海道・札幌編
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6月6日に放送された「小田井涼平のあい旅」(毎週木曜夜8:00-9:00、BSJapanext<263ch>)では、小田井がグルメ天国である北海道・札幌を訪問。札幌市民の台所「二条市場」で贅沢すぎる海鮮丼に出会い、「サッポロビール園」では限定ビール&定番ジンギスカンに舌鼓を打つなど、北海道の鉄板グルメを堪能しつくした。
市場での贅沢朝ごはんに舌鼓を打つ小田井
旅のスタートは、“札幌市民の台所”として親しまれている二条市場。「朝ですから、市場でごはんを食べたい」とお腹を空かせたようすの小田井は、活気あふれる朝市へ向かう。
四方を海で囲まれた北海道は、言わずと知れた海の幸の宝庫。道庁所在地である札幌の二条市場にも、北海道の各地から新鮮な魚介が集まってくる。カニにホッケ、鮭、ホタテなど、さまざまな海産物が並ぶようすは目にも鮮やか。札幌の観光名所のテレビ塔やすすきのに近いことから観光客も訪れやすく、連日朝早くから大変なにぎわいを見せる人気スポットだ。
軒を連ねている個性豊かな鮮魚店のなか、小田井が足を止めたのは「長内商店」。売り場にずらりと並んだカニを見て、「うわ〜すごいね」と思わず目を奪われたようだ。旬の時期であるという「毛ガニ」をお店の好意でむいてもらい、その場で試食することに。身にかぶりついた小田井は目をそっと閉じて毛ガニをじっくり味わったあと、「めちゃめちゃおいしいですね」と重々しく感動を表したのだった。
店頭だけではなく、水槽で泳いでいるカニを見つけた小田井は店の奥へ。1匹5キロもある大きなタラバガニを両手で持たせてもらった小田井は、「ほんまや、5キロやわ」とそのずっしりした重みを体感。通常は7~8人で食べるサイズだが、カニ好きな人だと2人で食べきってしまうこともあるという。しかしカニの胴体は小田井の頭よりも大きく、足の太さも小田井の指2~3本分はある。あまりに大きなサイズだけに、小田井は改めて手元のタラバガニをまじまじ見つめながら「え~うそ?」と驚くばかり。
カニやホッケ、ときしらずなど新鮮な魚を間近で見た小田井は、「ぜんぶ一気に食べてみたい」と食欲を駆り立てられたようす。さまざまな具が一度に堪能できるメニューといえば、やはり“海鮮丼”だ。そこで行列ができていた海鮮丼の人気店「二条市場大磯」に向かう。
朝7時30分から営業している「二条市場大磯」は、30種類以上の海鮮丼を楽しめるお店。地元でしか食べられないおいしい海鮮で札幌観光をスタートするのに、うってつけのスポットだ。
小田井は、器からあふれんばかりに刺身が盛り付けられた「メガ大磯丼」を注文。タコ頭、本マグロ、サメガレイ、サーモン、いくら、バフンウニ、ソイ、とびっこ、ホタテ、シメサバ、玉子焼き、ボタンエビなど12種類もの具材が山もりにトッピングされた贅沢な一品となっている。「12種類、干支やん!」とツッコむ小田井だが、眼福な豪華海鮮丼の姿に笑いが止まらない。
まず丼のてっぺんに乗せられたボタンエビを口にすると、小田井は「うわ~あまい」と恍惚の表情を見せる。エビの食感は“プリプリ”と表現されることが多いが、このボタンエビは小田井いわく「口の中でねっとり溶けていく」という。柔らかく、甘みの強いボタンエビならではの食感のようだ。
エビの頭に残る味噌も残さずジュっと吸いつくすと、小田井は「味噌きた!めっちゃうまい!」と感嘆。よほど濃厚だったのか、「海水のミネラル分が混ざった、エビ独特のうまみの一番濃いやつ」と満面の笑みを浮かべる。二条市場の朝市で、北海道の海の幸を十二分に堪能した小田井だった。
歴史ある建物で、限定ビールと定番ジンギスカンをほおばる
続いて小田井がやってきたのは、「サッポロビール園」。レンガづくりの建物にサッポロビールのシンボルである星のマークが描かれた煙突と、クラシカルで重厚感が漂うロケーションのなか、「開拓使館」へ進んでいく。
北海道はビール醸造に最適な環境が整っていることから、多くのビールメーカーが工場を構えるビール作りが盛んな地域。サッポロビールの前身となる開拓使麦酒醸造所がこの場所に開業したのは、明治9年のことだ。明治の面影を残す赤レンガの建物は博物館になっており、巨大な煮沸窯のほか北海道開拓の歴史や日本のビールづくりに情熱を注いできた人の歴史を無料で見学することができる。
「開拓使館」の上階、ケッセルホールへ足を踏み入れた小田井。天井が高く、解放感にあふれた温かみのあるレンガ調の建物は、ホールの中央にある巨大なビールの仕込み窯“ケッセル”がひときわ目を惹く。小田井は「ちょっとこれ日本じゃないよ。めちゃくちゃいい雰囲気」と早くもワクワクを隠しきれないようすだった。
歴史と伝統を感じられつつも、ワイワイ楽しい雰囲気のビアホール。そこで小田井がチョイスしたのは、生ビールとジンギスカンだ。ケッセルホールで提供している生ビールは、「サッポロファイブスター」。プレミアムビールの先駆けともいえるビールの復刻版で、「サッポロビール園」でしか飲むことができない限定版なのだとか。
「サッポロファイブスター」をグラス半分ほどいっきに飲みほした小田井は、「これはちょっと特別ですね。これコクえぐいですね…!」とコクのある深い味わいを絶賛。その特別なおいしさに感想は止まらず、「めっちゃスッキリしてる、飲みやすい。でもあと味にほどよい苦みがあって、これうまい」と褒めちぎる。最後には“ファイブスター”にかけて、「僕のなかで六つ星」とボケをかましていた。
ビールのおともとして、ラムショルダーとトラディショナルジンギスカンという2種類のラム肉をいただく。羊肉特有の臭みが少ないラムショルダーは、はじめてジンギスカンを食べる方や羊肉の臭みを苦手に感じている人にもおすすめの部位。そしてサッポロビール園で一番人気を誇るのが、伝統的を意味する“トラディショナル”の名を冠したジンギスカンだ。
ドーム状に成形された鉄板のふちに野菜を置き、中央の高い位置にラムショルダーを乗せる。焼きたての肉をほおばった小田井は、しばらく無言で噛み締めたあとに「脂のってますね。噛み応えしっかりあるのと、あとうまみが広がっていきます」とそのおいしさを丁寧にレポートする。
続いて野菜の上に置いて焼いていくのは、ラム肉を棒状に巻いて冷凍してからスライスした「道産子が小さい頃から慣れ親しんだ」ジンギスカン。野菜と一緒に口いっぱいジンギスカンを詰め込んだ小田井は、「やっぱこれだね」と納得の表情。「うまい」とつぶやきながら、慣れた手つきでビールを流し込んでいた。野菜と肉の組み合わせに、「これがジンギスカンの醍醐味ですけど、贅沢やね」と大満足な小田井だった。
旅先で垣間見えた小田井の人間関係
一人旅の醍醐味といえば旅先で出会ったグルメや風景、人との会話に紐づいて、過去のできごとを思い出したり、家族や友人、恋人に想いを馳せることができるところ。「そういえばあのときこんなことがあったな」「この食べ物はあの人にも食べさせてあげたい」と旅先でふと大切な人が頭に浮かぶ…という経験をした人は多いことだろう。今回の旅では、小田井からもそんなようすが見られたように思う。
たとえば二条市場の「本間鮮魚店」で、初夏を告げる魚といわれる「ときしらず」を紹介されたとき。小田井はときしらずの特徴を聞いたあと、純烈のリードボーカル・白川裕二郎がファンの方からときしらずをもらっていたことを思い出していた。
さらに「ISHIYA札幌本店」にて「サク ラング・ドシャ」の“北海道ワイン”味を試食したとき。香りが強い割に食べると柔らかい味わいというギャップに、見た目が強烈だけど接してみたら優しいという共通点から妻・LiLiCoを連想している。
大切な人はいつも頭の片隅にあるものだが、このようにふと浮かんでくる体験というのも旅ならではの特別な楽しみ。旅を満喫していることが伝わってくると同時に、小田井が大事にしている人間関係が覗けたような気がしてほっこりした気持ちにさせられる回となった。
番組の次回放送は6月27日(木)、よる8時から。
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