ドラマ特区「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」でW主演を務める(左から)森カンナ、加藤史帆にインタビューを実施した

日向坂46・加藤史帆の“変人ぶり”を即座に見抜いた森カンナ「役にもにじみ出るのだろうな」と期待<彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる>

2024.06.27 07:00
ドラマ特区「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」でW主演を務める(左から)森カンナ、加藤史帆にインタビューを実施した

日向坂46・加藤史帆と森カンナがW主演を務めるドラマ特区「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」(毎週木曜深夜0:59-1:29ほか、MBSほか)が、7月4日(木)からスタートする。

同作は、「Webアクション」(双葉社)での連載が話題となりコミックス化もされたSal Jiangによる同名漫画を原作にした、オフィス・ガールズラブコメディー。お互いをノンケだと思い込んでいる女性2人の究極のすれ違いの恋模様を描く。

このたび、WEBザテレビジョンでは、持ち前の負けん気で初恋街道を全速力で駆け抜ける“絶対に諦めない後輩”・兎田彩香を演じる加藤と、過去のトラウマから“女好き”であることを隠し、身を潜めて生きる営業部エースの“絶対に落とされない”先輩・鹿納弘子を演じる森にインタビューを実施。初主演の意気込みや互いの印象、役との共通点などを聞いた。

「少しでも笑顔になれて、元気になれるような作品にしたい」

――共に連続ドラマ初主演となりますが、意気込みをお聞かせください。

加藤:初主演で初めてのラブコメなので、夢のようです。自分が主演をさせていただけるとは思ってもいなかったのですごくうれしいですし、お芝居を学びつつ成長できるように、精一杯頑張りたいと思います。見てくださる皆さんが少しでも笑顔になれて、元気になれるような作品にしたいなと思っています。

森:私も初めての主演ということで、(俳優業を)23年間続けていたらこんなことが起きるのだなと、最初に聞いたときはびっくりしました。でも、W主演ということで1人ではないから安心です。2人で力を合わせて、とにかく面白い作品を作っていけたらなと思います。

また、ボーイズラブのコメディー作品は見たことがありましたが、ガールズラブのコメディー作品に私は出会ったことがなかったので、その点でも新しい風を吹かせられたらいいなと思います。

――初共演ということですが、お互いに共演すると聞いたときの率直な感想をお聞かせください。

加藤:カンナさんは、透明感とクールな印象が一番強かったです。私がこんな感じなので、嫌われないように、失礼のないように、しっかりしなきゃと思いました。

森:とてもかわいらしい方だなと思っていましたし、「確かに彩香ちゃんだな」と感じたので、何の心配もなかったです。

――実際にお会いしたときの第一印象はいかがでしたか?

森:衣装合わせと本読みのときに初めてお会いして、「なんというかわいらしいふわふわガールなんだ」と思ったのですが、いろいろなところで垣間見える変わり者感があって、「この子はもしかして変わっている!?」と撮影が楽しみになりました。役にもきっとこの加藤さんの不思議で面白い部分がにじみ出るのだろうなと楽しみです。

加藤:変人であることは隠したかったのですが、カンナさんが優しくて、お話ししてくださったときに素が出てしまって…バレてしまいました。

森:3秒ぐらいで「あ、変な人なんだな」って(笑)。

加藤:(笑)。カンナさんは、本読みで登場されたときにまずそのスタイルの良さに驚きました。颯爽と風を切って現れてかっこいいと思ったのと、一言目に「シクヨロ」と言っていただけたときには、すごく気さくで優しい方だなと思い、出会った瞬間からそのギャップにやられました。

私が変なことを言ったときにも、「ん?なにそれ」とか「ちょっと静かにしてもらっていいですか」と面白い対応をしてくださるので、カンナさんが一緒でよかったなと思っています。

面白シーンが満載「表情筋が鍛え上げられる撮影期間になりそう」

――原作と台本を読んだ感想をお聞かせください。

加藤:ガールズラブと聞いて少しドキドキしたのですが、漫画を初めて読んだときに、思ったよりもコメディー感が強くてすごく面白いなと思いました。もちろんドキドキするシーンもあるのですが、フフッと笑ってしまうようなシーンがたくさんありました。

台本を読んだときもやっぱり面白いシーンがたくさんあって、本読みを終えてみると、より面白いシーンが増えたような気がしています。今から撮影がすごく楽しみです。

表情筋が鍛え上げられる撮影期間になりそうな予感です。アイドルをしていると無表情か笑顔のイメージが強いと思うのですが、今作ではいろいろな顔をしそうです。ドキドキするシーンと面白いシーンのギャップをつけられるように頑張りたいなと思います。

森:漫画を読んだときに、彩香ちゃんはとにかくかわいくて弘子先輩はとてもかっこよくて、そのバランスがとても面白いなと思いました。この弘子先輩を演じるにはかっこよくなくてはいけないと、少し心配になったところもあったのですが、すごく面白くて一気に読んでしまいました。

台本を読んでもコミカルなガールズラブなので、幅広い方が面白く見られる作品になるなと思いました。

互いに役との共通点は多いようで…

――それぞれの役づくりについてお聞かせください。

加藤:彩香ちゃんは、弘子先輩に恋する前は、真顔で鉄仮面と言われるぐらいぶっきらぼうな子なんです。私もアイドルになる前は基本的に真顔で、笑顔がすごく苦手で、怒っていると勘違いされてしまうような人でしたが、アイドルになって変わっていったので、自分に通ずるものをすごく感じています。

彩香ちゃんはとにかくピュアで一生懸命に弘子先輩に猛アタックするアグレッシブな部分があるので、体力勝負になりそうです。走ったり大きな声を出したりするシーンもあるのでドキドキしていますが、原作を大切にして彩香ちゃんを演じたいなと思っています。

森:私もどちらかというと「サバサバしているね」と言われるタイプなので、この役を演じるにあたって“これをしないといけない”といったようなことはあまりないのですが、初コメディーなので、試行錯誤して挑みたいと思います。

――それぞれの役柄とご自身の似ているところを教えてください。また、割合で言うと何パーセントぐらい似ていますか?

加藤:50パーセントぐらいはいってると思います。いってますよね?

森:もうちょっと上いってる。

加藤:本当ですか?じゃあ70に引き上げます。

森:簡単に引き上げた(笑)。

加藤:似ている部分が多いので、逆に、行動力とアグレッシブな部分が違うくらいかなと思います。

森:私も70パーセントぐらいは似ていると思います。唯一、弘子先輩は会社では女性のことが好きということを隠しているので、表の顔と裏の顔がある人なのですが、私はそんな器用にできるタイプではないので、そういうところは違いますね。

――“絶対に諦めない後輩”というキーワードにちなみ、「これまで諦めずに頑張ったこと」を教えてください。

加藤:朝ベッドから出ることを毎日諦めずに続けています(笑)。皆さんが毎日諦めずに頑張っているからこそこの世界は成り立っていると思うのですが、休日には夕方までベッドから出られないくらい睡眠大好き人間なので、毎朝格闘しています(笑)。

森:いろいろなことを3日くらいで諦めるタイプなのですが(笑)、この仕事だけは諦めなかったですね。13歳から23年間、唯一諦めずにやり続けていることはこれしかないかもしれない。楽しいからですね、きっと。年々楽しくなってきているので、だからこそ続けられているのだと思います。

――“絶対に落とされない先輩”というキーワードにちなみ、これだけは誰に何を言われてもなびくまいと「信念に掲げていること」を教えてください。

森:しんどいこともいろいろありますが、楽しくないことはやらない、嫌な場所には行かない、会いたくない人には会わない、とか。そういう自分の嫌だと思うことはやらないで、心をハッピーにすることを心掛けています。

加藤:私も“楽しく生きる”です。以前は、周りの目ばかり気にしていろいろなものを選択していましたが、そうすると結局追い込まれるのは自分なのだということをこのお仕事を始めて痛感することが多くて…。自分の人生だし、26歳も今しかないし、この瞬間は今しかないので、なるべく楽しい道を選ぶようにしています。

――最後に、作品の見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。

加藤:原作は全3巻なのですが、面白くて一気に読みました。ラブストーリーがメインかと思いきや、本当に面白いシーンがたくさんあるので、そこが魅力だなと思います。ガールズラブを初めて見る方にも楽しんでもらいたいです!

初めてのラブコメへの挑戦かつ初めての主演ですが、皆さんにもクスッと笑ってもらえるようなシーンがあると思いますし、キュンキュンさせられるように精一杯頑張るので、ぜひ見てください。お願いします!

森:ガールズラブという作品は基本的に少なく、それでいてコメディーという作品を私はこれまで見たことがなかったので、そういった意味では、皆様にも見たことのない世界観をお届けできる作品だと思っています。

ドラマをあまり見ないという人でも、新しく楽しめる作品だと思います。どんな方が見ても、面白くて笑えてキュンとできるドラマだと思うので、ぜひ面白おかしく見ていただけたらなと思います。

■スタイリスト=北村おりの(加藤)、NanaTakasaki(森)/ヘア&メーク=Mao(MAXSTAR)(加藤)、足立真利子(森)/衣装協力=RANDA、rare632(加藤)、JOHN MASON SMITH、LE CIEL BLEU、Bijou de M、ARTIDA OUD、ALM.(森)

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