YouTube歴代月間登録者増加ランキングを発表 登録者爆増のHikakinTVもランクイン

はじめしゃちょーが8位にランクイン

10位は「Junya.じゅんや」（登録者数3590万人）が2020年12月に記録した212万人。じゅんやは、現在日本最多の登録者を持つチャンネルで、TikTokからYouTubeに参入。ノンバーバルのおもしろ動画を投稿しており、2020年9月に開設した現チャンネルは、1年11カ月で登録者1000万人を達成しました。

9位は「バヤシTV」（同2590万人）が2023年8月に記録した230万人。料理系のショート動画投稿者で、じゅんやと同じくTikTokからの参入です。現在のTikTokのフォロワー数は5470万人で、現在じゅんやを抜いて国内1位となっています。

8位は、2024年5月の記録でランクインした「はじめしゃちょー」（同1370万人）の240万人。5月3日に投稿した「顔面水槽がブサイク過ぎるwwwww」は、自身の最多再生動画1位となる1億2800万再生を記録。その後、この顔面水槽ネタを取り入れたカウンター動画を5月23日に投稿すると、これも7000万再生を超える大ヒットとなり、登録者を急増させました。

こたせなは登録者を10倍に

7位は、トヨタ自動車の公式チャンネル「TOYOTA GAZOO Racing」（同374万人）です。2024年5月に登録者が252万人増加しました。月間の再生回数は約1200万回とかなり少なめで、増加の直接の要因は不明ですが、大企業であることから広告等を使用した可能性も考えられます。昨年12月に投稿された「WILD MOMENT」という動画は、現在までに1億1000万再生を記録しています。

6位は、「フォーエイト」（同195万人）のリーダー「こたつ」とその妹「せな」による「こたせな」（同415万人）で、登録者の増加は260万人です。2024年5月の下旬になってから何本かのカウンター動画を投稿し、3本が1000万再生を突破。うち1本は6000万回を記録しています。月初の登録者は31万人だったのが、1カ月で300万人近くまで増加しました。

5位は「ジュンジュンワールド」（同1150万人）が今年4月に記録した294万人。ジュンジュンワールドは、スパイダーマンのコスプレ姿でショート動画を投稿するクリエイターです。

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HikakinTVは2位

トップ4は、全て2024年5月に記録されました。4位は、「BGM channel」（同443万人）。さまざまなBGMをライブ配信などで流しているチャンネルです。

3位は、「ノノメン」（同1080万人）。ノンバーバルのショート動画投稿者のノノメンは月初時点で600万人以上の登録者を持つ人気チャンネルでしたが、月内だけで300本以上のカウンター動画を投稿。そのうちのいくつかがヒットし、366万人も登録者を増やすことに成功しています。

2位は、「HikakinTV」（同1850万人）。3月と4月に投稿したカウンター動画で4月下旬にヒットすると、7日間で登録者が100万人も増加。5月に入って投稿したカウンター動画でも登録者を伸ばし、月間で420万人という記録を打ち立てました。

ちなみにHikakinTVは、420万人増やすのにそれ以前は2年半かかっていましたので、突如30倍のペースで増加したということになります。

1位は1000万人超え

そしてHikakinTVの倍以上、1013万人という記録を叩き出して1位になったのは、「Cafe Music BGM channel」（同1390万人）でした。

4位のBGM channelの系列チャンネルで、カフェ風の音楽が配信されています。5月9日からじわじわ増え始めると、5月下旬には1日100～180万人のペースで爆増。その後は徐々に下がっていき、5月末以降は増加がストップしています。このチャンネルの月間再生回数は5000万回程度。特に大ヒットした動画は見当たらず、これほど登録者が増えた理由は謎というほかありません。

歴代トップ10のうち、実に7チャンネルが2024年5月にランクインするという結果になりました。うち4チャンネルはカウンター動画の影響が大きいとみられます。現在もカウンター動画の流行は続いていますが、HikakinTVや、こたせな、はじめしゃちょーなど、爆増したチャンネルの勢いは落ち着いてきています。果たして6月にもここに新たにランクインするチャンネルは現れるでしょうか。

※ランキングは2024年6月1日現在。ユーチュラに登録しているチャンネルのみ集計対象としています。