

小田えりな、ソロ歌手への強い思いを吐露「AKB48だったって忘れるくらい一生懸命に」

4月23日にAKB48を卒業した小田えりなの1st写真集「青春の時刻表」(玄光社)が4月30日に発売された。
2014年に行われた「AKB48 Team 8 全国一斉オーディション」に神奈川県代表として合格した小田。2017年にはAKB48 48thシングル「願いごとの持ち腐れ」で表題曲初選抜入りし、抜群の歌唱力を武器に活躍した。
卒業を記念した今回の写真集は、地元・神奈川と大分・別府で撮影。これまでグラビア系の雑誌撮影はあまりなかったという小田に、同写真集のロケの様子や写真集への思い、またAKB48卒業、今後の活動について話を聞いた。
「AKB48卒業で何か残せるものがあったら」と写真集発売
――まずは完成した写真集を手にした時の心境を教えて下さい。
写真自体は3月にデータで見ていたんですが、本になってみたのは(取材日の)昨日とか一昨日とかで、すごく感動しました。全部が自分で、表紙も自分で、いろんな服を着て、いろんな顔をして、自分がこの中にいるのを見て、こんなすてきな物に仕上がってうれしいなって。本当にありがたいです。
――今回が初めての写真集ですが、元々写真集への興味はあったんですが?
(AKB48の)メンバーが結構出しているんですけど、でも「すごい」としか思わなくて。自分が出す側の気持ちになったことは正直今までないんです。「出したいって思っていいのかな?」みたいな感じだったんですけど。
――確かにグラビアのイメージはあまりないですね。
そうなんですよ。(雑誌のグラビア撮影は)1回ぐらいしかやったことがなくて。だから、写真集を出すってお話を聞いた時にすごくびっくりして。びっくりしたんですけれども、やっぱり卒業っていうものを控えていたので、こうやって何か残せるものがあったらうれしいなとも思ったので、写真集を作ることができて良かったです。
温泉での撮影「楽しみだった」
――撮影はいかがでしたか?
撮影は楽しかったです。「頑張って格好良い姿を撮ってもらおう」とか「かわいい姿を撮ってもらおう」とかはあまり思わずに、いつもの自分でそのまま、思った時の気持ちのままの顔を撮ってもらったなって。緊張することなく本当にリラックスして、(本になってから見ても)本当にその時の心情というか、気持ちが現れていたので、すごくうれしかったです。
――別府を訪問したのは初めてだそうですね。
大分県は(チーム8の)全国ツアーで大分市に行ったので2回目なんですが、別府に行くのは初めてでした。温泉が有名なので、2月の撮影ですごく寒かったんですけど、やっぱり温泉に入ったら温かくなるから、温泉での撮影はすごく楽しみで。
気持ちいいですし、露天風呂にも入らせてもらったんですけど、景色がめちゃくちゃきれいで、「こんな所で撮影してもらえるんだ!」って思って、写真集がどんな感じに出来上がるのかなってワクワクしながら撮影ができました。
大分で撮影「いっぱい食べて幸せでした(笑)」
――撮影以外の思い出は何かありますか?
ご飯もいっぱい食べました。ラーメンが好きなんですけど、やっぱり写真集の撮影となったら食べる量を調整するみたいなのがあるじゃないですか。1カ月ぐらいラーメンとか食べずに、野菜をいっぱい食べていたんですけど、大分県では2回もラーメンを食べて、夜ご飯もいっぱい食べて、もう本当におなかいっぱいで帰ることができたので、本当に幸せでした(笑)。
――食べすぎちゃったのは撮影に影響なかったですか?
影響は…たぶんないと思います(笑)。
――デビューから体形の変化とかイメージないですよね。
いやいやいや、そんな。でも、そうですね。あまり変わらないと思ってはいます。一応いっぱい動いて頑張ってますので。
――では、撮影前に準備したことは特にないですかね?
本当にラーメンを食べない、野菜をたくさん食べる、ぐらいですね。運動も(撮影前の)1月がコンサート期間だったので、(稽古で)いっぱい動けたということもあって良かったなって思います(笑)。
――2月に撮影とはタイトなスケジュールでしたね。
そうなんです。卒業が決まってからお話を頂いたので。たぶん、急にいろいろ動いてくださって、2月に撮影して4月発売でやっていただいたので、本当に感謝しています。
――やっぱり卒業の時期に出すことに意味があるというか。
そうですね。(半年先とかだと)変わってきちゃうから、このタイミングで出せたのが本当にうれしかったです。自分はこの写真集が卒業アルバムだと思って撮影したので、ファンの方にもこの写真集を手にとって見ていただいて、「おだえりってこういう子だったな」と、「こんな思い出があるな」って、いつになってもこの写真集を見ながら振り返ってほしいなって思っています。
「AKB48から一人旅立って行く時期」を感じさせるタイトル
――タイトル「青春の時刻表」についても教えて下さい。
秋元(康)先生につけていただいたんですが、格好良い感じで、これから先も背中を押してもらっているかのような帯コメントも頂けてうれしかったです。
タイトルはいくつかの中から自分で選ばせてもらったんですけど、やっぱり“青春”っていう言葉が、自分はその響きがすごく好きで。やっぱり青春だったAKB48から一人旅立って行くっていう時期に発売となるので、「青春の時刻表」っていう言葉はすごくいいなって思ったし、この撮影の4日間もすごく楽しくて、「あ、青春みたいだ」って思ったから、このタイトルを選びました。
――X(旧Twitter)に「4/25の誕生日までに #青春の時刻表 という曲を作ります。ファンクラブイベントで披露します。今決めました、曲は作ったことないです」と投稿されていましたね。
作れなかったです、難しくて(笑)。やっぱり急に作れるもんじゃないなって学んで。だから、イベントでは違う曲を披露しました。でも、“延期”っていうことで、いつかは「青春の時刻表」という曲を絶対に作りたいです。
――写真集は誰かに見てもらいましたか?
メンバーは卒業してからなかなか会う機会がないんですけど、発売日が親の結婚記念日なんです。4月30日が親の結婚記念日だったんですよ、今気付いたんですけど(笑)。まだ見せてないので、結婚記念日に2人に見てもらえるのがすごく楽しみだなって今思いました。メッセージ付きでプレゼントしたいなと思います。
「自分は歌うことがやっぱり好きだ」
――4月23日の卒業公演でAKB48の活動に終止符を打ちました。改めて卒業の理由を聞かせてください。
AKB48に入って、これから自分はどうなっていきたいんだろうっていうか、目指すものがAKB48にあるかなって考えた時に、自分は選抜に入らせていただいて、ソロライブも開催させてもらって、これからはAKB48でやりたいことよりも、ソロライブを経て、自分は歌うことがやっぱり好きだってことに気付かせてもらいました。自分は歌を軸に生きていきたいなって改めて思ったので、卒業を決めさせていただきました。
――卒業発表した時に「またゼロから頑張っていきたい」とコメントされていましたね。
卒業したらAKB48だったってことを忘れるっていうか、忘れないんですけど、それくらい一生懸命に自分の夢に向かっていきたい、っていう意味も込めて、1回ゼロになりたい、ゼロから進みたいっていう気持ちがあったので、そうやって言いました。
悩んだ時はBUMP OF CHICKENの曲に助けられた
――小田さんが歌で影響を受けた人は誰でしょうか?
BUMP OF CHICKENさんが中学生の時から本当に大好きで、「無理に元気出せ」「頑張れ」って押し付けているような曲じゃなくて、なんか弱い人に「もうそのままでいい」みたいな「そのままで生きていこう」みたいな曲がいっぱいあるんです。自分は中学生とか多感な時期で、悩んだりする時もバンプさんの曲に助けられましたね。
自分もAKB48に入って、そういう人を元気づけられるような曲が、「へなちょこサポート」(AKB48 Team 8)っていう曲だったり、卒業公演でも歌った「今日は負けでもいい」(NGT48)っていう曲だったり、そのままダメな自分でも許して、そのままの自分で頑張っていこうって曲がすごく好きだなって思ったので、そういう人に優しくできるような曲を歌える人はすごくいいなって思っています。
――今後歌っていく中で、1人の歌手としての目標はありますか?
ソロデビューはしたいなと思っています。AKB48で10年やってきて、一番楽しかったことは人前で歌うこと。もう本当にそれは間違いないので、それをちゃんと自分のやりたいこととして磨いて、デビューしたいです。
――歌以外でのお仕事はいかがでしょうか?
歌を軸にした活動をして、他にはAKB48時代にはお芝居もたくさん経験させていただいたので、ちゃんと経験させていただいた分、これからもその力を生かしてやっていきたいなっていう思いはあります。
ソロ活動は「10年でいろんなことを経験して強くなったので大丈夫」
――グループから1人での活動になることへの不安もあるのでは?
でも、ずっと1人でやりたいっていうか、AKB48に入る前から1人で歌うのはずっと夢だったので、AKB48の大勢の中で活動するのもすごく楽しかったけど、やっぱり改めて考えたら1人で歌ってみたいなっていう気持ちが大きかったので、楽しみですし、うまくいかないことがあっても、これまで10年でいろんなことを経験して強くなったので大丈夫です。
――たくさんのファンも応援してくれていますね。
私はAKB48に入った時は、(ステージに)16人集まっても本当に端っこの後ろにいるみたいな存在だったんですけど、本当にたくさんのファンの方が応援してくださって、見つけてくださって、本当に私を押し出してくださったから、最後はずっといい調子で選抜に何作も入ることができました。
本当にファンの皆さんがいたから、ずっと楽しくAKB48の活動をできたので、本当に感謝でいっぱいですし、卒業してからも恩返ししながら自分のやりたい夢を追いかけて頑張っていきたいなと思っています。
AKB48で楽しかったのは「チーム8の全国ツアー」
――AKB48の10年間で楽しかったこと、つらかったことを教えてください。
楽しかったことは、やっぱりチーム8の全国ツアーです。AKB48に入った瞬間から「全国ツアーをする」っていうのは決まっていたので、自分はそれが当たり前に思っていたんですけど、今考えたら47都道府県すべてを回らせていただけることは本当にありがたくて。
他のアーティストさんでもやっていらっしゃる方はなかなかいないかなって思うので、本当にいいチームに入ったなと思います。毎回いろんな地方に行って、いろんな方に会って、いろんなおいしいものを食べて、絆を深めていってっていうのがすごく楽しかったなって。
つらかったことは、一つを挙げるとしたらプロレスをやった時ですね。アイドルって歌って踊るっていうのがメインじゃないですか。だけど、アイドルっていろんなことをやらなきゃいけないから、プロレスをやるってなった時は、やるというのは自分で決めたことなんですけど、「こんな私がプロレスをやって、人前でちゃんと見せ物になるのかな?」みたいな。
プロレスファンの方に「なんでこいつらやったんだ」って思われたらすごく嫌だし、なめてるって思われるような興行にもしたくなかったので。もう半年間、週3回は必ずトレーニングに行っていたので、それはきつかったけど、やっぱり終わってみたら達成感が大きくて、きついことも頑張って良かったなって今は思っているけど…でも大変でした(笑)。
――いろいろ経験されましたね。では、今から10年後はどうなっていると思いますか?
想像はできないですけど、やっぱり人前には出ていたいです。画面越しとかじゃなくて、ちゃんと自分がステージに立って、みんなの前でちゃんと声を出していられたらいいなって思っています。やっぱり人前で、目の前に人がいて歌うっていうことが一番好きです!
◆衣装協力=Uttrykk
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