酒鬼薔薇(少年A)は更生した?いやそうではなかった!
「ゆっくり日本の凶悪事件【ゆっくり解説】」では日本でおきた実際の事件をテーマにしている動画だ。取り扱っている動画はいずれも凶悪犯罪や世間を震撼させた犯罪。注意喚起・再発防止・防犯意識・風化防止を目的としてアップしている。今回はあの「酒鬼薔薇 少年A」の現在について迫った動画だ。
当時この事件は大々的に報道され、しかも犯人が当時14歳の中学生だったことから世間を震撼させた事件だった。1997年の2月から5月にかけて、神戸市須磨区で複数の児童が襲われ、そのうち2名が殺害される。のちに「酒鬼薔薇聖斗」と名乗る犯人から報道機関に犯行声明文が送り付けられた。この事件をきっかけとして少年法が厳罰化となり、刑事罰対象年齢が16歳以上から14歳以上となる。
犯人が14歳であったことや、1人の被害者の首が学校の校門の前に置かれるなどの異常性もあり、非常にショッキングな事件だった。報道機関に送られた手紙の中の「さあゲームの始まりです 愚鈍な警察諸君 ボクを止めてみたまえ ボクは殺しが愉快でたまらない」などの言葉も忘れられない。
酒鬼薔薇は2004年3月、関東医療少年院を21歳で仮退院した。その後、東京都の更生保護施設に入るが身元がばれ、東京を離れ身元引受人となった里親のところで生活を始める。そこで養子縁組を行い名前を変えて別人となった。酒鬼薔薇を息子のようにかわいがっていた里親の元、近所付き合いもしながら生活していたという。2005年、仮退院後のトラブルもなかったことから正式に退院、国の更生責務は果たされた。
社会復帰し里親の元を離れ独り暮らしを始めてからも、里親や弁護士、元付添人などがサポートしていた。しかし務めていたプレス工場から数か月で行方をくらましている。彼はそれからも解体業などで生業をたて暮らしていたが、リーマンショックによって解雇。別の職についても仕事が長続きしなかった・・・これらのことは、2015年に本人が出版した「絶歌」に書かれていた。
ある雑誌記者は酒鬼薔薇の住所を特定し待ち伏せ。ついに会うことができた。本人は否定したというが、自信を持っていた記者はしつこく食い下がる。すると「命懸けできてるんだよな?」といわれ、危険を感じた記者が逃げると10分以上おいかけたという。
しつこく付け回した記者もどうなの?と思うが、10分以上も付け回したと聞くと更生したとは言えないのではないか?と感じられる。その後はHPを自ら開設し、悪趣味なイラストを掲載するなどとても常人とは考えられないものだった。
HPに書かれていたアドレスからコンタクトをとれた人は、彼から謝罪や後悔の言葉はなく、自分の不幸を嘆く言葉ばかりだったという。この先、彼がまた公の場に出てくるかどうかわからないが、絶対にこうした悲しい事件だけは起こさないでほしい。
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