ダイソー、500円の電卓が最強すぎると話題に 普通の電卓で「代用できない」理由に納得

0から1を作り出す発明はもちろん偉大だが、既存のもの同士を組み合わせた発明も同じく偉大である。以前X上では、DAISO（ダイソー）にて発見された電卓商品の「嬉しい機能」に、称賛の声が多数寄せられていたのをご存知だろうか。

【関連記事】ドンキで誕生した「日本一危険なおにぎり」が話題　牛丼9杯分のカロリーは異次元すぎる...

一風変わった電卓、その真価は...

今回注目したいのは、「46works（ヨンロクワークス）」のカスタムバイクビルダー・中嶋志朗さんが投稿したポスト。

「DAISOのメモ付き電卓考えた人は機械加工職人に違いない。500円でかなり便利です。ちょっと計算して数値メモっときたい時がよくあるんです。消すのもワンタッチ」と書かれた投稿には、手帳型スマホケースを連想させる、少し変わった形状をした電卓の画像が添えられている。

左側は通常の電卓だが、右側はメモパッドを搭載し、それぞれ独立した機能となっているのがポイント。これ1台で、効率的な計算・メモ取りが可能となるのだ。

「メモリ機能で良いのでは？」という疑問も

件のポストは、投稿からわずか数日で5,000件以上ものリポストを記録するほど大きな話題に。

他のXユーザーからは「確かに、計算途中でちょっとメモしておきたいことってありますよね」「この手の電卓が、DAISOで安く買えるようになったのか...」「これ、本当に色々なケースで使えそう」「業界によってはめちゃくちゃ重宝しますね」など、称賛と驚きの声が多数寄せられていたのだった。

しかし、一方で「（電卓の）メモリ機能を使えば、事足りるのでは？」という疑問の声が散見されたのも事実。

そこで今回はポスト投稿主・中嶋さん、ならびにDAISOを運営する株式会社「大創産業」に、同商品の詳細について尋ねてみることに。その結果、こちらの電卓ならではの利点が改めて明らかになったのだ。

「機械加工」をする際に...

https://twitter.com/nakajima46/status/1758015443816849882

今回話題となったのは『電卓＋電子メモパッド』なる商品で、価格はDAISO基準としては割高な550円（税込）。

同商品ならではの魅力について、中嶋さんは「機械加工をする際、中心点を出したりするのに計算機を使い、その数値を書き留めて加工中に何度も見ることがあります。今までは万力などに直接書いたりしてましたが、この電卓があると便利です。付属のペンでなくても、ドライバーや爪でも書けるところも良いです」と語っている。

電卓のメモリ機能自体は非常に便利だが、（関数電卓でない限り）基本的にメモリの保存内容を都度上書きして使用するなどの手間が生じてしまう。

計算結果を記録するのでなく、純粋な「メモ書き」としての活用法であれば、DAISOの同商品に軍配が上がることだろう。

当初は「電子メモパッド」からスタート

同商品が販売開始となったのは2022年8月上旬のこと。

開発経緯について、大創産業の担当者は「もともと電子メモパッドを発売しており、電子メモパッドを活かした商品開発を考えていました。様々なニーズに合わせて商品のサイズ等の調整を行ない、同商品を販売しました」と振り返っている。

ピンクカラーが印象的な新商品『4.4インチ電卓電子メモパッド（PK）』も販売されたばかりなので、ぜひ併せてチェックしてほしい。

執筆者プロフィール

秋山はじめ：1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。

X（旧・ツイッター）を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉（浦和）や、蒲田などのローカルネタにも精通。